コーデに違いが出るのはココ!|プロがかける「ひと手間」とは?

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「ただのシンプル」で終わらせないために
本誌で大人気のスタイリスト、樋口かほりさんと岩田槇子さんによる、知っておいて損しないスタイリング講座。モノトーン・デニム・ワントーン。週に1度は着そうな鉄板のシンプルスタイルに的をしぼり、完成度を上げるためのひと手間や小技について深堀り解説!

【すべての画像】プロがかける「ひと手間」

【1】MONOTONE
白と黒だからできることを生かす

【樋口さん】:モノトーンってだけで自然と女っぽさを引き寄せられる。〈右〉のトップスはスエットだけど、配色の妙でカジュアルじゃないように見せることもできる。さらに、スエットのプレーンさがリップの色や、フレアスカートを引き立てて、さりげなく女らしさも増したと思います。
【岩田さん】:マニッシュなスタイルが好きな私は、たとえば〈左〉のコーデをつくるとき、配色自体でカッコよさが手に入るモノトーンによく頼ります。このジャケットは、そでの折り返し部分が白になっていてオシャレ。黒ベースのモノトーンでは、目にぱっと入ってくる色=白をさし色として小さく使うのが簡単です。

【2】DENIM PANTS
+ニュアンスのあるトップスで変わる

【岩田さん】:〈右〉で使ったデニムは、ごく薄く色落ちしたウォッシュが新鮮。ド定番のデニムは、風合いに変化をつけると感度も高まると思う。合わせるトレンチも透け感のあるナイロンにするなど、ごく定番な組み合わせに色みや質感で目新しさを足しました。
【樋口さん】:〈右〉にも〈左〉にもいえることだけど、シンプルなものどうしを合わせるのが、逆に今っぽく見えるなと思ってます。私は、白シャツをBIGサイズにマイナーチェンジし、違って見えるようにしました。さらっとした合わせだから、アクセサリーを盛るのもオススメ。

【3】ONE-TONE
ワントーンは「近しい色と形の緩急」

【岩田さん】:着慣れたアイテムを1つ入れることで、ワントーンコーデがずっとやりやすくなる。〈右〉はブルーデニムを軸に、似た色のアイテムを合わせていきました。
【樋口さん】:余裕のあるサイズ選びもキーだと思います。〈左〉はオーバーサイズのシャツにショートパンツを合わせて、シルエットに緩急をつけたところがポイント。あとは色のトーンをあまり気にしないこと!なんとなく近い色が重なって凹凸があるくらいが、すっきり見えるしオシャレ度も上がるはず。
【岩田さん】:あとは白小物で抜けをつくればOK。