スタイリストに聞く
白いアウター選びの秘訣
白は素材によってごまかしが利かない色。淡い色自体がトレンドの１つの今季は、主役のアウターも白のバリエーションが豊富。ベージュの延長のようにリッチで着やすくなる、真っ白ではない色み、そして品格を高める「質感」にこだわった、白アウター選びを成功に導くポイントをスタイリスト陣に取材。
FOGGY JACKET
【CHECK_1】
お堅いフォルムこそクリームカラーを
「上品に見えるのは、クリームっぽい色みと起毛した素材がマッチしたもの。メンズライクなかっちりとしたフォルムこそ、色と素材でやわらかい印象を演出できる白っぽい色がおすすめです」（出口さん） 白ウールジャケット 85,800円／TELA（ティースクエア プレスルーム）
CAPE COAT
【CHECK_2】
白っぽい色にマッチする「起毛感」
「あいまいな色の白系アイテムは少し起毛感のある素材との相性が良く、よりリッチな印象で大人っぽく着られると思います。首まわりを覆う高めのステンカラーなど、特徴のあるデザインも白っぽい色みのアイテムに合う。シルエットは膨張感をおさえるためにも、ゆる過ぎは避けた方が無難」（渡邉さん） リバーケープコート 69,300円／ENFOLD
DOLMAN TRENCH
【CHECK_3】
淡い色みは「生地に厚み」を
「白っぽい色みや薄色のベージュなど、淡い色はある程度生地に厚みがあったほうが、コート全体に重みが出るのでキレイに見えます。少し重めくらいに見せるのが私的にはバランスがいいかなと思うので、長め丈をリコメンド」（樋口さん） オフホワイトアルパカトレンチコート 176,000円／ebure（ebure GINZA SIX店）