「リップがついてしまった!」「食後のニオイが取れない…」クリーニングの専門家が教える「自宅でできる簡単ケア」

「こんなときどうする?」ピンポイントなケアまとめ

ふだんから大切に着ていても、つい汚してしまった!なんてことがあるはず。そんなハプニングにも動じない、覚えておけば必ず役立つ応急処置をシーン別に解説。



【MAINTENANCE SPECIALISTS】 (リネット・近藤高史さん) 日本全国対応の宅配クリーニング「リネット」の品質責任者。「箱につめて渡すだけ」の便利さが、共働き世帯に人気。現在会員数は55万人。 (レジュイール・古田陽祐さん) 1977年創業、高級クリーニング店の老舗「レジュイール」のオーナー。長年培った独自のノウハウを生かした手法に、業界関係者からの支持が集まる。 (FREDDY LECK sein WASCHSALON・松延友記さん) ベルリン生まれのカフェ&コインランドリー「FREDDY LECK sein WASCHSALON」のブランドプロデューサー。洗濯ソムリエの資格も保有。 




Q.「リップがついてしまった!」

A.クレンジングオイルや台所用洗剤を活用

「水で洗えるニットなら、クレンジングオイルや台所用洗剤などを使ってもみ洗い。その後洗濯機で洗剤を落としましょう。洗う過程で、リップの色がほかの場所に移らないように注意すること」(古田さん)



A.食べ物や化粧汚れはやさしくふやかす

「カレーやミートソースなどの食べ物や口紅、ファンデーションなどの油溶性の汚れは、ぬるま湯で油ジミをやわらかくゆるめるのがポイント。そのあとは上記の水溶性のシミと同様の洗い方を。それでも落ちなければクリーニング店へ」(松延さん)



Q.「食後ににおいがついてしまった!」

A.入浴後のお風呂の蒸気でにおいをOFF

「入浴後のお風呂場に、ニットをハンガーにかけてつるし、蒸気を吸収させます。その後、通気性のよい場所で干しておくと、蒸気と一緒にいやなにおいをとばすことができます」(近藤さん)



A.液体の汚れには洗剤を直づけ

まずは洗濯表示をチェック。洗濯機洗い、手洗いができるマークがついていればご家庭でシミ抜きが可能です。紅茶やジュース、しょうゆなどの水溶性のシミは、ニット用の洗剤をシミに直接つけて、軽くもみ込んでから水で流すこと。(松延さん)




(いまやらないと来年嘆く)
【全60選の一覧】≫クリーニングのプロが明かす「ニットを洗って、乾かし、また着るまで」最良の方法