「お正月だけではもったいない!」甘酒習慣のススメ
「甘酒は”飲む点滴”と呼ばれるほど体に良い」と聞くけれど、「本当に美容や肌にいいの?」「どう飲めば効果的なの?」と気になっていませんか? 結論から言うと、米糀(こめこうじ)から作られた甘酒は、美容と健康をサポートする成分が豊富で、日々のインナーケアに非常におすすめです。 (※本記事は甘酒の一般的な情報提供を目的とし、効果には個人差があります。)
なぜ? 甘酒の「美容効果」がすごい理由
米糀甘酒が「飲む点滴」と呼ばれるのは、ビタミンB群、アミノ酸、ブドウ糖などが豊富だから。 特に美容面では、近年の研究で以下のパワーが注目されています。
〈メリット1〉 美をつくる「腸活」をサポート

甘酒には、発酵の過程で生まれる「オリゴ糖」や、原料である米由来の「食物繊維」が含まれます。 これらは腸内にいる「善玉菌」の大好物なエサとなり、腸内環境を整える「プレバイオティクス」として働きます。実際に、女子大生を対象に甘酒を2週間毎日飲んでもらった研究では、「排便の頻度が有意に改善した」という結果が報告されています
腸が整うことは、美容の土台です。不要な老廃物を溜め込まずスッキリすることで、結果的に肌荒れの予防や、巡りの良い透明感のある肌につながります。
参考:便秘に対する甘酒摂取の効果 (J-STAGE, 2017)
〈メリット2〉 老化の原因・糖化を抑える「コウジ酸」の力

米糀が発酵する過程で作られる成分の代表格が「コウジ酸」です。 このコウジ酸は、その美白効果から医薬部外品(薬用化粧品)の有効成分としても認可されています。
具体的には、肌が紫外線を浴びた時などにシミの原因となる「メラニン」を作る酵素、「チロシナーゼ」の働きをブロックする作用が知られています。 コウジ酸に関する基礎研究や臨床試験は古くから行われており、色素沈着(シミ)に対する有効性が確認されています (※2)。
化粧品のように直接肌に作用するわけではありませんが、「飲む」ことでこうした成分を体内に取り入れることは、くすみのない透明感を目指す上でプラスに働くと考えられます。
参考:コウジ酸のメラニン生成抑制作用と各種色素沈着症に対する治療効果 (J-STAGE, 1994)
太る?アルコールは?「選び方で解決」
【全15のポイント】≫飲む美容液「甘酒の選び方と飲み方」朝食後1杯で老化を止める「お手軽な美肌習慣」
