「アクセの輝きが復活する」確かな口コミ
普段遣いする小物ほど、手間をかけずにお手入れしたいもの。ファッション賢者やクリーニングのプロが実践に基づいておすすめする、汚れを落としてキレイを保つためのメンテナンス&便利グッズとは? 編集部のお勧めも含めてご紹介。
【PROFILE】
□高垣健太さん((カデンシア&コンシェル)/ジュエリーの修理やリフォーム、オーダーメイドを専門とするお店で、現在オペレーションマネージャーとして働く。お客さまの大切な記憶を次世代に受け継ぐ手伝いをしている。 □machimohoneyさん(インフルエンサー)/肌にやさしいオーガニックアイテムを紹介するインスタグラムが人気。元アパレル勤務の経験を生かした、身近なものを使ったお手入れの豆知識が豊富。 □りぃさん(フリーランス)/ご本人の身長151cmに似合う、シンプルなのにどこかお洒落な服選びで人気。インスタのフォロワーは20万人。 □菅野けやきさん(Jouete)/トレンドを取り入れたカジュアルで日常的に使いやすいデザインのアイテムが多い「Jouete」。プレスという立場でさまざまなジュエリーと向き合ってきたプロ。
「幅広いジュエリーに対応する」スプレータイプ

「金やプラチナ、硬度の高い宝石などに使えるスプレータイプのクリーナー。メッキ製品、ガ ラス等にも使用可能。「手軽で即効性もあるため、撮影前のクリーナーとしても重宝」(スタイリスト・出口奈津子さん)
専門店の間違いないケアアイテム

「アクセサリーを外すついでに、クロスで輝きをキープ。使用後のジュエリーは、汗や油分で汚れてしまうもの。はずしたついでにジュエリー用のクロス、または眼鏡ふき用クロスなどでやさしくふきとるとくすみを防げます。研磨剤NGの素材もあるので、研磨剤が入っていないクロスを1枚持っていると便利です」(高垣さん)
「研磨剤が入っていないからこそ、どんなジュエリーや腕時計にも使用可能。洗って繰り返し使えるエコなポイントもあり。小さくカットすることで持ち運びにも便利に」(菅野さん)
「磨きの手間が減る」パールにも使えるクロス

「エンヨーのクロスは、何もつけずに磨いてもツヤが出るのでパール磨きに使っています。一度ふきとった汚れをキャッチして離さない特殊素材だから、磨いているうちに再度汚れをつけてしまう心配がないのも安心」(machimohoneyさん)
無印良品の名品「研磨剤入りのクロス」

「貴金属のお手入れが手軽にできる研磨剤入りの綿布。超微粒子の研磨剤とツヤ出しワックスが含まれており、汚れや小さな傷がとれ、ツヤを出せるところがお気に入り」(りぃさん・フリーランス)
「シルバーをつけるだけ」専用クリーナーで時短ケア

「出番の多いアクセサリーは汚れをためないよう、手早くこまめなケアを心がけています。愛用のスピーディップは、ストーンつきやメッキには使えませんが、シルバーは一瞬でキレイに。10秒つけるだけでくすみがとれます」(machimohoneyさん)
ぬるま湯と中性洗剤で汚れを浮かす

「蓄積した汚れを洗浄する場合は、ぬるま湯に台所洗剤を少量入れ、やわらかい歯ブラシでこすって落としてください。その後水気をとり、ドライヤーの冷風で細かい水分を飛ばすと劣化しにくくなります。ただ水に弱い素材や石もあるため確認が必要です」(高垣さん)
細部に届くペンタイプクリーナー

金、プラチナや硬度の高い石、メッキ製品にも使用可能。 「125年の歴史を持つ、英国王室御用達メーカーのペンタイプジュエリー用クリーナー。アクセサリーの細かいデザイン部分や、石の裏側、隙間などお手入れの難しい箇所のケアに最適な便利アイテム」(編集部)
くすみを秒速でとり除く

「10〜15秒ほど液に浸けるだけで即座に汚れやくもりをとり除く、珊瑚・真珠等用の液体クリーナー。ポンと入れておくだけでいいため、時間がないときにもオススメ」(編集部)
薄膜コーティングで保護する

「変色しやすい金属部品に塗ることで、ジュエリーの輝きを長期間保つコーティング剤。水のようなさらさらした液体を塗布するだけで外的刺激からしっかり守ってくれる」(編集部)
アクセサリーの種類に合わせた「的確なケア」
ジュエリーによく使われるシルバー、ゴールド、パール、天然石。それぞれの素材に最適なお手入れ方法や使用・保管するうえで気をつけるべきこととは?
ゴールドは?

「削らずふくだけ」に
「金はとても繊細な素材。シルバー用に作られている研磨剤を使うと、丈夫な18金でも傷がついてしまうので、研磨剤が含まれていないクロスなどを使用してください」(菅野さん)
キットで手軽にケア

金・プラチナ・ホワイトゴールド用のキットジュエリーにやさしい成分配合のウェットティッシュタイプのクリーナーで汚れを除去し、クロスで輝きがよみがえる(編集部)
シルバーは?

空気にふれないように
「酸化しないようにチャックつきポリ袋に入れ、空気を抜いた状態で保管。また袋からこまめに出して着用するのも、変色などを防止するうえで重要なポイントです」(菅野さん)
重曹+アルミホイルでシルバーアクセがピカピカに?

「アルミホイルを敷いた容器に重曹をとかしたお湯を入れてシルバーを沈めると、付着していた皮脂汚れがふやけてキレイになります。繊細なデザインのアクセも、細かい部分までクリーニングでき安心」(モデル・千國めぐみさん) お湯1カップにつき大さじ1杯の重曹が目安。
ストーン系は?

作業するときは必ずはずす
「石によっては、アルコール・化粧品・汗に反応し変色や劣化などの恐れがあります。運動・プール・入浴・炊事・消毒や手を洗う際には、必ずはずすようにしてください。また、天然石の汚れを拭き取る布として使うのに適しているのが「眼鏡拭き」。 細かい繊維で編みこんである眼鏡拭きは、小さな汚れも吸着しやすい上に、傷も付きにくい」(菅野さん)
パールは?

直射日光を避ける
「真珠は長時間紫外線にあたると変質し黄ばんでしまうことも。力を入れずにやさしくふき、身につけない場合は紫外線があたらず、風通しのよい場所で保管してください」(高垣さん)