パステルカラーで統一された空間やアンティーク調の家具など。映画やドラマに出てくる部屋は登場人物のキャラクターを表現するのに欠かせない要素なだけに、インテリアのアイディアがつまっている。そこで、映画&ドラマ好きに聞いた、「見たあとにインテリアを見直したくなる作品」を調査。実際にマネできそうなヒントとともにお届け。
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【SPECIAL THANKS】
井上沙理さん(@sari0206) DIESEL プレス
苅田梨都子さん(@ritsuko627) ファッションデザイナー
笹岡莉紗さん(@sasarisa0110) ROSE BUD プレス
花盛友里さん(@yurihanamori) カメラマン
細沼ちえさん(@stylist_chie_hosonuma) スタイリスト
守屋百合香さん(@maisonlouparis) フラワースタイリスト
DINING
【食事が映えるシンプルなお皿】
「Netflix内でマイベスト3に入るドラマ。何が好きかって食べているシーンが多く、本当においしそうだから。さまざまなロケーションに旅するのですが、ご当地グルメや家庭料理も出てきて興味深い。食器の種類、盛りつけ方など、家でマネすることも多いです」(井上さん)
『マスター・オブ・ゼロ』(2015)
ニューヨークに暮らすインド系アメリカ人のデフを主人公にしたNetflixオリジナルのコメディドラマ。俳優として名を上げられない30代独身男性のちっぽけな苦悩と凡庸な日々を描く。シーズン2ではパスタ職人になる道を選び、イタリアとニューヨークが舞台に。 Netflixシリーズ『マスター・オブ・ゼロ』独占配信中
LIVING
【コーナーごとに変わる鮮やかな壁】
「もう何百回も見ている大好きなドラマ。モニカの家がいつ見てもかわいい。同じ空間でもドア、キッチンやリビングの壁で異なる色が使われています。カーテンも花柄で一見うるさそうなのに家具の色がシンプルだからか、調和して見えるので不思議です」(花盛さん)
『フレンズ』(1994)
マンハッタンを舞台に、6人の男女がおもしろおかしく繰り広げるシチュエーションコメディ。恋や仕事、家族の問題などそれぞれが抱えるトラブルを、個性豊かなニューヨーカーがポジティブなパワーで解決していく。笑ったあとに、じんわりと心温まるストーリー。 ©Warner Bros. Entertainment Inc. 『フレンズ』シーズン1〜10 Huluで配信中
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【カラフルな内装とファッショナブルな衣装】
「ウェス・アンダーソンの映画は衣装と美術が細部まで凝っているのでどれも好き。とくにホテルが舞台のこの作品はFENDIやPRADAなどの有名ブランドも衣装協力をしていて、きらびやかな服が素晴らしい。ファンシーなホテルの内装に浮かないからすごい」(細沼さん)
『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)
1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルには、伝説のコンシェルジュと呼ばれるグスタヴ・Hがいた。究極のおもてなしを信条とする彼を目あてに多くの客がホテルを訪れる。ある日、長年懇意にしていた“マダムD”が殺される。一夜にして彼の人生は変化していく。