ニット好きのオシャレな人に聞いた「インテリアのように可愛い」ニットをキレイに保つ「しまい方」

買ったばかりの形や風合いを保つためには、日々のメンテナンスケアが重要課題。着る前に知っておきたい基本的な知識から自宅でできるお手入れ方法まで。洗濯&ニットのプロに徹底取材!



(TOPICS)
【1】実用的で効果「ニットのしまい方」
【2】知っているようで知らない「ニットの種類とその特徴」
【3】「洗う前におさらいしたい」よくある洗濯表記
【4】「キレイを保つ」洗濯機・手洗い「洗い方の3ステップ」
【5】ニットが伸びない「最適な干し方」
【6】来年も使える「美しさを取り戻す方法」
【7】「こんなときどうする?」ピンポイントなケアまとめ



【1】
オシャレな人に聞いた「ニットのしまい方」のこだわり

ニットのキレイを保ちながら、インテリアとしてもうまく用いている、ファッション関係者のクローゼットを調査。ニット好きならではのアイディアの数々は、マネしたくなることまちがいなし!



「色別で分けてニットを探しやすく」

1.「お気に入りのニットはつい繰り返し着たくなりますが、1枚の着用間隔をあけるのもポイント。色別で収納して、毎日違うニットを選びやすくしています。」(NOBLE Web ビジュアルコーディネーター・林 夏紀さん @natsu_1020)



2.「毛玉ができる前」のケアに注力中。毎日コツコツ続けやすいように、実用性だけでなく見た目もかわいいアイテムをセレクト。」(NOBLE Web ビジュアルコーディネーター・林 夏紀さん @natsu_1020)



「ニット間にゆとりを持たせて摩擦防止」

「Shinzoneの店舗では、お客さまがお気に入りを見つけやすいように、ハンガーにかけてディスプレイしています。また、ニットが重なり合って長時間摩擦するのを防ぐために、こまめに間隔をあけることも意識。そうすることで通気性が保たれ、湿気対策にも効果があります。」(Shinzoneプレス・川又 那菜子さん @shinzone_nk)



「ニットの厚みによって収納場所を変える」

1.「ニットは毎年“見せる収納”派。どこにあるかわかりやすいうえに、何より見栄えがいいからスタイリングを考えるのも楽しくなります。よく着るニットやカーディガンはラック横の椅子に畳んで手にとりやすく。」(フリーランスPR/SNSディレクター・rinaさん @komi_74)



2.「ニットは厚みで分けて収納し、畳みジワを防止。さらに、重ねるときは2〜3枚にとどめています。」(フリーランスPR/SNSディレクター・rinaさん @komi_74)




お気に入りを棚のいちばん上に

「数年前にIKEAで購入した洋服用の棚に、たたんでしまっています。無理してたくさんつめ込みすぎると、摩擦で毛玉ができたり、ふわふわとした風合いがそこなわれたりするので、ほどよいゆとりを持たせて保管するのがマイルール。お気に入りのニットを上に置くことで、引き出しを開けるたびに目に入り気分が高まります」(SLOBE IENAプレス・魚住優歌さん)




ボリュームのあるニット「HAY」の布バッグに

「なるべくかさばらないように、2つ折りにして平たく収納しています。ボリュームのあるものは、HAYで購入した大きな布バッグにIN。ニットを着ない時季には布バッグもたたんで保管できるので、場所をとらずに済むのが気に入っています。」(会社員・sakiさん @3ki_____m)




「薄手のニットは無印良品のスタッキングシェルフに収納。重ねておいても一目瞭然。あたたかくなってきたシーズンオフにはクローゼットの上の棚に移動させて保管しています。」(会社員・sakiさん @3ki_____m)




見せる収納でショップのような雰囲気を演出

「お気に入りのニットは見せる収納にこだわっています。たたむ場合は、大きさの違うものも横幅を合わせることで統一感のある見た目に。片腕だけ出してたたんで椅子の上に置くと、一気にお店っぽくなります」(元アパレルショップ店長・ayaoさん)




「すべり止めになるハンガー用のゴムを使うと、ニットがずり落ちず、伸びも防げるので重宝。楽天などで購入できます」(元アパレルショップ店長・ayaoさん)




見やすさ・とり出しやすさを最優先に

「朝の準備の時間はバタバタしがちなので、服を選ぶときに迷わないよう、見やすいクローゼットづくりを意識しています。風合いやカラーがひとめでわかるように平置きで、メッシュラックとクローゼットの棚に保管。下のほうに置いた服もとり出しやすいように、高く積み上げすぎないことも大切です」(HeRIN.CYE店長・川原萌子さん)




グラデーション配色で並べて整頓された印象に

「クローゼットを開けたときにもすっきりして見えるように、グラデーションに並べています。全体のまとまりを出すために、ハンガーはIKEAの木製のもので統一。色順に並んでいることで、服も選びやすく気に入っています」(フリーランスPR・佐藤有華さん)



着る頻度の低いニットは、見た目もかわいいフェローズのバンカーズボックスに入れて保管。(プロップスタイリスト・菅野有希子さん)




ニット専用のチェスト収納で見栄えも意識

「たたんで収納したいので、クローゼットとは別にチェストを使用しています。インテリアとしても絵になる、イギリスのヴィンテージ家具“G-PLAN”を愛用中」(フリーランスPR・佐藤有華さん)



「モヘアなどの軽いニットは風合いがくずれないよう、いちばん上が定位置。薄手のニットは丸めて隙間に入れるなど空間を有効活用して、なるべく多く収納できるよう心がけています」(フリーランスPR・佐藤有華さん)