オシャレな人はどう着てる? 「シンプルなコートで差がつく」 盗みやすいテクニック


コートを着るのもあと少し。とはいえ寒暖差のある3月、本格的に暖かくなるまでまだまだ着る日も多そう。寒い日ならではのオシャレを楽しみつくすために。海外のファッショニスタたちの装いからすぐにマネできるアイディアの数々を拝借し、いつものコートの装いをアップデート。



(CONTENTS)
着方で「王道のマイナーチェンジ」
「配色で」リニューアル
「インナーだけで」印象操作
春になるまで「冬服をオシャレに着る」コーディネート実例集




「着方で」マイナーチェンジ

今っぽく見違える「着方」のバランスに着目。リアルなヒントにしやすい、ベーシックなコートスタイルが参考に。




ロング丈に「ルーズなデニム」

ワイドデニムを、正統派なロングコートのハズし役に。つい頼りがちな白黒を封印して、オールグレーで高感度な面持ちに。中間色的な立ち位置のグレーなら、濃度によって穏やかにもハンサムにもふるまえる。




強気なコートに「甘口ヘア」

辛口なレオパード柄やレザーアウターには、あえてヘアアクセで甘さを足し算して、とがった見た目をなごませて。髪をまとめることで、顔まわりがすっきりと見える効果も。




モノトーンに「ミニのギャップ」

冬のミニボトムは、大人のモノトーンスタイルのハズしに最適。適度な肌見せによってロングコートの重みに抜け感が生まれ、自然とスタイルアップが可能に。




コートのぬくもりに「サテンのツヤ」

リッチなファーや起毛感のあるコートを、サテンのボトムで抑揚づけ。サテンの縦に流れる生地感が、膨張して見えがちなコート姿をすらりと見せてくれる。




「ジャケット重ね」でいっそうマニッシュ

1枚で着るとベーシックなジャケットが、2枚重ねることでどこかモードな印象に。ベージュやグレーなど、ソフトな色みのレイヤードならうまくまとまる。




「黒のかわりにブラウン」で締める

スタイリングの引き締め役を黒からブラウンに更新。黒の重厚感はそのままに、クラシカルなムードに引き寄せられるブラウンは、装いに深みを与えるのに好都合。




「ファーコートをトップス風」に

ボリューム感が魅力のひとつのファーコートは、前のボタンを全部閉めてトップス風に。ファーの存在感をきわ立たせるために、上下でワントーンを貫いて異素材を楽しみたい。




ファーのボリュームを整える「黒スキニー」

ファーコートの立体感をきわ立たせるように、スリムな黒スキニーでメリハリづけ。深い色みの配色で重みが出るぶん、足元は白のハイカットスニーカーで軽やかに。




コート姿を底上げする「服以外で」バランスUP

厚みがあるゆえにもたついて見えがちなコートは、小物選びと使い方にこだわるだけでスタイルよく見せられる。装いの完成度を上げながら、キレイに整う6つのトピックをお届け。




「バッグのサイズ」でメリハリづけ

「バッグの大きさ」もコートの見え方を変える要素のひとつ。たとえばアクセサリーがわりの小さなバッグは、オーバーサイズのコートのアクセントに。一方で大きめのバッグは、持つだけで体を華奢に見せてくれる効果を期待できる。




「コートの上から」ベルトマーク

スリムなベルトをぎゅっと締めてウエスト位置を強調。〈右〉もこもことしたボアコートのボリュームをおさえるために、細身のロープベルトを採用。〈左〉ベルトとハンドバッグをボルドーで統一して、マニッシュな中に女性らしさをアピール。




「重ねたアクセ」でVネックのキレを強調

シャープなイメージを助長するVネックを印象づけるかのように、複数のパールネックレスで飾りつけ。首まわりの要素をそぎ落とすために、ヘアはタイトに三つ編み。耳元のゴールドピアスもきわ立ってエレガントな雰囲気に。




「帽子×大ぶりなピアス」で視線を上に

帽子とピアスのコンビネーションで視線を上に誘導し、重心UP。〈右〉ヴィンテージライクなキャップと、正統派なジャケットでテイストMIX。〈左〉ぬくもりをもたらすファーの帽子は、ハンサムなスタンドカラーに親近感を与える。




ワントーンに抑揚をうむ「足元に色」

足元にカラーシューズを添えて、ワントーンの間のびを回避。〈右〉ワイドパンツのすそからのぞくヴィヴィッドなブルーがALLホワイトのアクセントに。〈左〉黒スキニーをポインテッドトゥへシャープにつなげて、脚をスラリと見せて。




「ストールをたらして」縦に流す

体のIラインを強調するために、カラーストールを活用。やわらかなストールなら、目新しい色にも挑戦しやすい。〈右〉埋もれるほどのボリュームストールをひと巻き。〈左〉単純にたらすだけでも、ブルーコートのさし色として効いてくる。