「気張ったオシャレは苦手」なご自身の私服にも通ずる、「着心地も見心地も疲れない」ことが必須条件。その中から、あらためてレザーを気楽に楽しめるアイディアを人気スタイリスト・樋口かほりさんに教えてもらいました。
(スタイリスト・樋口かほりさん)
毎号表紙も担当するGISELeの看板スタイリスト。大人に似合うカジュアルをモットーに、リアリティのあるアイテム選びの提案と肩の力を抜いて着られる、シンプルカジュアルなスタイリングは毎号多くの反響が。
まさにラルフローレンが似合うメンズがヒント

「コクのあるベージュだから、柄をはじめキレイな色とも合わせやすい。ラルフのメンズのルックに出てきそうなスタイリングがイメージです。シャツのパッチと色リンクしたネイビーの眼鏡で知的に装うのもあり。合わせた眼鏡はセリーヌで購入。黒は強いかな?と思ってネイビーに。ヘアが適当なときや服がごくシンプルな日もこれ1つでもつ。バッグに入れておくとなんとなく落ち着きます」(樋口さん)
欠点のない白・黒バッグ

「バッグは、どんな服にも合う「黒か白」の少数精鋭。どんなスタイルにもどちらかが必ずハマるのでよく似たフォルムで2色をそろえることも。仕事の日は、いろいろな古着や雑貨屋さんで調達して集めたトートと併用して使っていて、コーディネートルームからのちょっとくらいの外出なら、目的に合わせてどちらかだけを持って出かけたりしています」(樋口さん)
古着屋で探す方がいい「ミニ」

「中途半端な丈やゆとりがあると脚が太くみえがち。昔のほうが形が潔くコンパクトなため、レザーのミニスカは古着屋で購入します。特に原宿シカゴは安いうえ常にストックしている印象。なので買いかえるときはチェックします」(樋口さん)
迷わないために「アクセのワードローブ」を用意する

A. ベースとなる1軍 B. 気分によって加えるインパクト
「Aは私にとって服も季節もシーンも問わないTHEスタンダード。これをベースにBIGモチーフなど主張が強めのBを気分によってプラスしたり差しかえたりして手元をコーディネートしています。テンションの異なるたくさんのアクセから決めるより、こうすることで出かける前の「アクセ選び」の時間も省けます」(樋口さん)
「本当にいい」ベーシック服の選び方
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