シンプルな服が生きる「細部の飾り方」。半そでや広めのネックラインなど肌感がメインになってくるこれから、大事になってくるアクセサリーの飾り方をご紹介。
「さっぱりしすぎ対策」アクセサリーの使い方
服自体のシンプルなよさを「飽きる」理由にしないために。「何度繰り返してもいい」=習慣として成立するパターンをシミュレーション。どう着ても心地よく、リアリティあるスタイルから脱線しないからこそ飾りがいもある。
二の腕をカバーするために「ひじより上で太バングル」

タンクトップを生かした新たな飾り方として、太いバングルを二の腕にセット。そもそも引き締め力が高い黒レザーなら、隠す以上に腕をすっきりと見せてくれる効果が。肌なじみのいいキャメルのタンクトップに、強気なメリハリがつく。
線の細いゴールドを重ねづけ

たくし上げたそでまわりに女性らしさを宿す、繊細に重ねたゴールドジュエリー。ハートチェーンのブレスレットや構築的なシルエットのリングなど、きゃしゃな中で冒険心を。
「レトロなゴールドの中で」大小差

柄トップスと波長が合う、「ヴィンテージライク」を共通点にした、3つのゴールドアクセを着用。大きなバロックパール&ワイドなリングで立体感が出るため、細いブレスレットを加えて手元に奥行きをメイク。
「時計で締めて」指先は遊ぶ

ストーンモチーフや5連デザインなど。テンションが異なるリングをMIXしても派手に転ばないのは、ゴールドの時計でクラシカルに着地できるから。
ハンドカフをメインに「全部きゃしゃ」

さっぱりしがちな細身のタートルネックニットを、構築的なハンドカフで即座にモードなルックスへ。大胆な曲線&シルバーで十分強く見えるから、指先には細身のリングを添えるくらいが好バランス。ハンドカフをつけていないほうの手に、2種類のゴールドリングをまとめてさりげなく主張を分散。
シンプル以上を求めて「甘さと強さを同時に盛る」

ダークトーンの上下を無難に終わらせないため、アクセサリーをふんだんに。大きめのフェイスがメンズライクな時計に、シュシュをMIX。テイストを1つに決めない組み合わせで、個性を獲得。
穏やかな配色に似合う「キレのいいメタリックを複数づかい」

配色も質感もナチュラルなベージュと白の装いには、アクセサリーでシャープさを補いたい。スクエアピアスやとがった形のリングなど、エッジのあるものを添えて顏まわりと手元は辛口に。
薄い長そでにメリハリ「そでの上から強気なバングル」

もたつかない薄手の生地を利用して、そで口に重厚なバングルをON。緊張感のあるシルバーが効いているおかげで、センシュアルな透け感とやわらかな色合いにパンチが加わる。ゴツめのバングルで手元に存在感を与えたぶん、ネックレスは華奢なタイプを選ぶとバランス良好。
ベージュを引き締める「涼感のある白とシルバー」

フレッシュカラーが品よく整う、ベージュとのツートーン。ここに加えたいのは、ゴールドよりも軽やかでキレのいいシルバー。白のビーズネックレスで、ぬくもりのあるニットに季節感も生みつつ、フラワーモチーフで適度なちゃめっけをプラス。
白Tに淑女なニュアンスを「光沢のあるベロアとパール」

プレーンな白Tの日、顏まわりはとくにあっさりしがち。こびずに親しみやすいTシャツに対し、アクセサリーはとことん甘く、女らしく。微光沢のベロアカチューシャとパールを飾って高貴なイメージに。カチューシャは、黒よりもドレッシーにならず知性だけをかもせるダークグリーンを選択。
辛口カーキに品を足す「ベージュとゴールドのグラデーション」

オールインワンのメンズ感を堪能しながらも、ラフに見せたくはない。まろやかなカーキから導いた淡いベージュのヘアクリップと立体感のあるゴールドピアスを飾って、女性らしいやわらかさを上乗せ。髪はクリップでさっととめるだけ。丁寧にまとめないことで、きちんと感が出すぎずオールインワンともマッチ。
ピンクトップスに似合う「冷静なシルバーで指先にハート」

ハートリングのウィットを加えて、ピンクトップスの愛らしさを強調。手元で遊べば主張が強すぎず、シルバーを選べばクールでいられる。ボリュームの異なるリングをレイヤードしてメリハリを。遠目だと辛口、近くで見るとミルキーなネイルも相まって、甘さがつまっているというギャップも肝。抜けをつくるため、バングルはなし。
シャツから出る肌を埋める「華奢なフープピアスとネックレス」

フープピアスで目線をそれとなく上へと誘導し、モチーフつきのネックレスで立体感を追加。鎖骨まわりのさっぱり感をなくすことで、白シャツもまじめに傾きすぎず、オフにも適した華やぎが加わる。
「シンプルすぎず目にとまる」アクセサリー・小物
いまの軽装を簡単にクラスアップさせるものとして、つやめくジュエリーを活用。「なんでも合う」というなかでもとくに印象が変わる、小さくても効果は大きい逸品を選りすぐり。 (アイテムの価格、在庫は現在変更の可能性があります)
1つで5役以上

パールチョーカー 209,000円/ミズキ(LITTLE LEAGUE INC.) 大小連なったパール部分は取り外しも可能。
ネックレスやカチューシャとして使ったり、ヘアの結び目に巻きつけたり、ブレスにしたりなどいろいろな表情に変われるアレンジ自在な1本。
使い勝手のいい服的存在

1.柄スカーフ 16,500円/マニプリ 横長のダイヤ型。 2.ホワイトバブーシュカ 6,600円/Provoke(ジャック・オブ・オールトレーズ プレスルーム) 頭や腰に。 3.刺しゅうスカーフ 35,200円/アソース メレ(アイネックス) 親しみがわく刺しゅうタイプ。
どこにでも巻けて、服の一部のように装いに彩りを添えてくれる大きめのスカーフ。王道の四角形からバブーシュカタイプまで形状もさまざまに登場中。
知性を宿す時計の力

1.ゴールド時計 5,170円/CASIO CLASSIC(カシオ計算機 お客様相談室) 服に干渉しにくい薄さと軽さ。 2.シルバー時計リング 19,800円/CASIO(カシオ計算機 お客様相談室) 珍しいリングタイプ。
腕時計を身につけることで、所作までもしゃんと。クラシックな見た目なのにデジタル仕様で昔と今を融合。メタリックカラーならジュエリーとの相性も◎。
ボリュームを補える

1.ホワイトスカーフシュシュ 9,350円/heyep シルク100%の贅沢な風合い。 2.ブラックシュシュ 15,400円/heyep ハリのある生地。 3.ブラックチュールシュシュ 12,100円/ジェニファー オーレット(ロンハーマン) 黒を重く見せない涼しげな透け素材。
単純なヘアアレンジでもふつうのゴムより洒落るボリューミィなシュシュ。ブレスレット的に手首につけるとフリルのような飾りに。
似たような中でバリエーション

1.ゴールド縄リング 140,800円/ココシュニック、2.ゴールド太チェーンリング 13,200円、3.シルバー2連リング 12,100円、4.ゴールド13連リング 28,600円/以上ココシュニック オンキッチュ、5.ゴールドサークルリング 83,600円、6.ゴールドストーンつきリング 50,600円、7.ゴールド細リング 31,900円/以上ココシュニック(ココシュニック) チェーンタイプがあると抜けが出せる。
装飾がひかえめなメタリック系でそろえつつ、太さや輝き方にバリエーションを。組み合わせも簡単になり、その日の気分やシーンによってバランスをとりやすく。
パールのように品のいいシルバー

1.シルバー×ゴールドリング 63,000円/e.m.(e.m. 青山店) リング部分は肌にとけ込むゴールド。 2.ボールシルバーピアス11,000円/quipqueint(フーブス) 一粒パール感覚で。 3.シルバーロングネックレス 53,900円/quipqueint(フーブス) 粒違いを等間隔でMIX。
コロンとしたボール状のルックス。装いにパール同等のエレガントさを呼び込みつつ、冷たいシルバーのおかげで甘さはおさえられるから、より気軽にとり込むことが可能。
遊び心は耳元に

1.シルバーフラワーピアス 8,250円/loni 左右で数が異なる立体デザイン。 2.シルバーハートピアス 3,190円/アネモネ(サンポークリエイト) 3.バナナ×スープピアス 5,500円/Yellow Owl Work shop(ZUTTOHOLIC) そのまま飾りたくなるパッケージも魅力。
キッチュなモチーフアイテムは、わかりやすい耳元でとり入れて、チャーミングな女性像を演出。メタルならより大人っぽく洗練見え。
ヴィンテージ風で深みを出す

1.ゴールドぽってりピアス 23,100円/ココシュニック オンキッチュ(ココシュニック) 2.ゴールド大ぶりイヤリング 15,400円/IRIS47(フーブス) 編み目を表現。 3.ゴールドノットフリンジピアス 60,500円/ココシュニック 動くたび繊細な輝きを放つ。
服で凝らずともヴィンテージショップにありそうなジュエリーを足すだけで装いの風格が上がる。ぷっくりとした形など、適度なボリュームがポイント。
トップスの引き締め役として

1.ゴールド2連チョーカー 24,200円/ココシュニック ニュアンスのつくチェーンがセットに。 2.シルバーチョーカー 14,300円/ココシュニック オンキッチュ(ココシュニック) ミニマルなシルバー。
モードに仕上がるミニマルなチョーカー。1つではもちろん、ネックレスなどをレイヤードしたときも首に沿うから埋もれず映える。
いい意味で主張しすぎない

1.シルバー喜平チェーンネックレス 11,000円/ココシュニックオンキッチュ(ココシュニック) 2.シルバーフープピアス 2,200円/ アネモネ(サンポークリエイト) 3.シルバーイヤカフ 11,000円/ ココシュニックオンキッチュ(ココシュニック) 4.シルバーネックレス 25,300円/quipqueint(フーブス) 耳まわりは少しぽってりめで選ぶと脱・コンサバがかなう。
冷たい輝きで装いにほどよいスパイスを与えながら、服との相性を問わない無機質なシルバー。白と調和し、黒には抜けとして働く輝き。
(紹介したアクセサリーの使い方)
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