コーディネートはしやすいけれど、長い付き合いになる1着=結果的に本当に着回しているワンピースに出会うのはなかなか難しいところ。そこで毎回ワンピース企画が人気のスタイリスト・渡邉恵子さんにワンピース選びのコツを徹底取材。意外な視点や重視するポイントなど、明日から役立つアドバイスをまとめてお届けします。
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≫着回しやすいニットワンピースの特徴:スタイリストの見どころは「形より丈感」
【やっぱり使えるBATONER】
編集部:今回もBATONER(バトナ―)が登場していますが、ワンピース企画のときは必ずといっていいほど名前を見る気が。
渡邉さん:そうですね。BATONERはニットを主軸にしているブランドで、ニットワンピースを探すときはまず先にバトナ―に行きます。モノがいいのはもちろん、サイズ展開もあるんです。同じアイテムでも丈や身幅が変わるので、より理想に近いものが高確率で見つかります。シンプルで合わせやすいのも魅力!
各50,600円/BATONER
【ワンピースこそちょっといいもの】
渡邉さん:ニットワンピは風合いや質感で、カジュアルになるか大人っぽく見えるかずいぶん変わります。毎シーズントレンドがあるとはいえ、そこまで大きく変わらないので、これから買いそろえるなら、ベーシックなものを素材にこだわって選ぶと、結果長く着られて案外コスパがいいことも。
【ラクに着られる=重さも重要】
編集部:ニットワンピって意外と重たかったりしますよね。けっこうココも重要で、重みのあるものは必然的に着る機会が少なくなりがち。
渡邉さん:そういう方も多いのか、最近は軽いものもずいぶん増えてきたという実感があります。下の写真のワンピも、重厚感があるように見えますが、ボリュームをおさえた梳毛を使っているので、ノンストレスな着心地なんです。
27,500円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) ネック部分は編み地を変えて、立ち上がりよく。
【春に向けて気になるベージュの延長的イエロー】
渡邉さん:今季、ちらほら見かけたのがイエローのワンピース。なかでも白みがかったようなクリーミィな色に惹かれました。これだけで見ると少し甘く感じますが、白やベージュのかわりとしてとり入れると、意外となじみそうで私的にも注目しています。
イエローニットワンピース 25,850円/uncrave