定番色の今の気分は?
迎える季節がまた楽しくなる、色合わせのレパートリーを考察。まずは、白黒やグレー、ブラウンなど、おなじみの色を今っぽく見せる手段をリサーチ。組み合わせ方や選びの視点を更新すれば、スタンダードな色だけでも気分を一新。彩豊かなルックが披露された2026年春夏のランウェイから、ワードローブの参考にしたい美配色をピックアップしました。
①
注目株はニュアンスカラー▶グレー+ブラウン系
どちらも主張のひかえめな色のため、手間をかけずとも自然とまとまり、完成度の高いルックスに。やわらかな色みが上品な仕上がりを約束。
【GRAY + WARM BROWN】
あたたかなブラウンは、知的なグレーを女性らしく誘導。
MARGARET HOWELL

ブラウンのやわらかさとグレーのシャープさが相まって、洒脱なワンツースタイルに。ひかえめな柄や抜けづくりの白など、ポイントを首まわりにおいて重心もアップ。
FENDI

ブラウンのインナーが、正統派な上下のなごませ役。そでの白で、クリーンさを上乗せ。
Altuzarra

しなやかなグレーのパンツでリッチなファーに落ち着きを。
〈GRAY + DRY BEIGE〉
飾らない雰囲気のドライなベージュは、品行方正なグレーの抜け感づくりに好適。
N°21

ぬくもりのある小物づかいで、タイトなスカートを親しみやすく。
JIL SANDER

淡いベージュのジャケットと波長が合うのは、黒よりもやさしいグレーのスキニー。
COACH

安定感抜群なベージュのパンツで、キャッチーなニットも攻略。
②
すぎない強さに▶黒よりブラウンでワントーン
ダークブラウンでまとめ上げるスタイルが、ランウェイを席巻! 黒よりも高い注目度がうかがえた中で、各ブランドの特徴をふり返り。
BOTTEGA VENETA

パワーショルダーやカラーレザー、ひざ丈ボトム。シーズンのキーアイテムをつめ込んだ旬なルック。強気なシルエットや素材も、ブラウンならハンサムな印象を保ちつつ、女性らしさを感じられる。
FERRAGAMO

上質な光沢を放つしなやかなブラウンは、エレガントさも漂わせつつ凜としたいでたちに。同色の布地を用いてウエストをマークすることで、優美な縦の流れをじゃませずに締まりのあるシルエットを創成。
TOD’S

トップスもスカートもさりげなく黒でふちどられたデザインで、ブラウンのまろやかさはキープしつつ、ぼやけを回避。
MICHAEL KORS

シャープなVネックで、リゾートライクなワンピースをキレ味よく。
③
白と黒に飽きない▶個性を宿すモノトーン
無彩色だからこそ、ほかの色では挑戦しづらいデザインも手にとりやすい。試してみたいシルエットや装飾で、目にとまるシンプルに。
Sacai

色そのものに意志の強さを感じさせる白は、透け感をともなった繊細な素材でたおやかな印象に。1色でも抑揚のついた見た目に仕上がる流線的なALL白スタイルは、複数のブランドで見られた今シーズンの注目株。
Max Mara

ざっくりとした編み目で日常のテンションに寄り添いつつ、思い切ったタイトシルエットで引き締めて、こびないバランスに。服が細身なぶん、ビッグサイズの黒バッグを提げて重心を調整。
SAINT LAURENT

大きなリボンタイが目を引く白ブラウスで、タフなレザーのツーピースをクラシカルに昇華。
MICHAEL KORS

オーバーサイズの黒ジャケットをストライプですっきりと。サンダルやネットバッグで適当感を演出。
④
メリハリも流れもよく▶近しい色でグラデーション
似ている色だけにしぼって丁寧に重ねることで、ワントーンほど強くなく、気どっていないのにオシャレなムードが漂うルックスに。
BOTTEGA VENETA

グレーを基調にした硬派なジャケパンスタイルも、微差のある色合わせでカドのとれたマニッシュに。暖色のニットを肩に巻いて、冷静なトーンをウォームアップ。
GIORGIO ARMANI

亡きジョルジオ・アルマーニ氏が手がけた最後のコレクションからは、上品なネイビーのジャケットが美しくきらめくルックが登場。ボトムはしっとりとしたテクスチャーで、色の濃淡だけでなく素材の違いもモードな姿を築く要素に。
Hermès

黄みがかったブラウン系は、おのずと柔和な印象へと導いてくれて、ヘルシーなタンクトップ1枚にもしとやかさを宿す。
COACH

顔まわりに肌なじみのいい色を持ってくれば、まっ白なパンツもとっつきやすく。
