ポイントは「置き場所」ナチュラルだけど華がある「ぼやけないベージュ系メイク」作り方



ベージュがあると「とくにいい」目元・眉・頬


なじみやすく合わせやすいベージュカラーが埋もれずすむ、ポイントとハウトゥーを実例とともにご紹介。ベージュに合う場所を軸にベージュが生きる色や組み合わせをおさえて、目立ちすぎないけど地味でもない、ほどよいバランスを目標に。(使用したコスメは現在売り切れの場合があります)



目力が上がる「目元にベージュともう1つ」


ヴィヴィッドなカラーや濃いめのマスカラを使わず、目力アップがかなうテクニックをお届け。春夏の軽く涼しい服装にも映える、ナチュラルかつ印象的な目元をメイク。



目頭のみきらめかせて「ベージュシャドウに抑揚を」

イエローベージュのラメをうっすらと重ね、安心感のあるマットなベージュに光のヴェールを。ラメは目頭側にのみ塗布。輝く面積をしぼることで大人っぽさを保てる。



【つけ方のポイント】
アイホール全体と涙袋にAを塗り、上下のまぶたにマットなベージュのベースをつくる。ミニマムなシャドウに華やぎを添えるべく、B-1のイエローベースのラメを指にとり、目頭〜黒目の範囲にトントンとのせていく。下まぶたの目頭側にも少量のラメを塗布。リップCは赤みを帯びたブラウンを選んで、血色感と品格を足すと、ラメも大人びた印象に。



【使用したコスメ】

A.ワンダー キューブ アイシャドウ マット M001 880円/リンメル 深みがあるのに、しっとりとした質感で肌なじみがいい。B.レ キャトル オンブル ツイード 01 11,880円/シャネル C.ソフトマット ティンティッドリップバーム 00366 3,630円/NARS JAPAN 塗るだけで、絶妙にぼかしたようなソフトマットな仕上がりに。



目元のくすみを飛ばす「ミントとの合わせワザ」

使い慣れたベージュシャドウに新たな風を。ベースのアイメイクはそこまで変えずに、清楚で上品なミントをしのばせれば、奥行きが生まれてかもす雰囲気に変化が生まれる。



【つけ方のポイント】
骨格をなぞって引き出すイメージで、目頭は鼻骨のすぐ横から目尻にかけてBを塗る。目元に影がつき、明るいミントをきわ立たせることが可能。目頭から黒目1/2までの範囲、目を開けたときに光沢がわかる位置にAを指でのせる。Cのリップは直塗り。



【使用したコスメ】

A.ヴァティック アイズ 24 2,200円/セルヴォーク 自然を感じさせるスプリングカラー。シルバーパール配合で、澄んだ目元を演出。なめらかな質感で発色もきれい。



B.シングルアイカラー 01 1,540円/DIDION ブレない芯の強さと肌を繋ぐ、万能な濃いめベージュ。粉飛びしにくく、まぶたに密着。セラミド配合で保湿効果が高く、乾燥しがちな目元を保護してくれる。



C.モイスチャー グレイズ リップスティック 04 5,830円(セット価格)/SUQQU 白みのアクセントが新鮮なミルキーオレンジ。厚みのあるツヤで、視線を惹きつけるむっちりとした唇に。



カラーレスな日も締まって見える「毛流れのあるベージュ眉」


アイブロウをベージュに置きかえてマイナーチェンジ。毛流れにリズムをつけて立体的に整えれば、主張もひかえめでちょうどいい存在感に落ち着く。


淡い色の服に合わせて強さを調整

春はいつも以上に気になる、白やパステルなどのあいまいな配色。服に合わせてメイクもあえて色を効かせず、肌なじみのいい“ミュートカラー”を選択。眉毛さえも色を抜いて存在感を薄め、柔和な女性像を確立させて。



【つけ方のポイント】
色をまとうというより、血色と陰影をコントロールするように、1の左のカラーをアイホール全体に。自分の好きな眉の形を描いたあと、最後に2 で上から軽くとかす。わざと地毛を残すと、やわらかな色でも立体感が出せる。



【使用したコスメ】

1.MiMC ビオモイスチュアシャドー 35 4,180円/MIMC 透明感を宿すゴールドパール入り。左はシアーピンク。右はシアーオレンジ。肌に溶け込むように、しっとりとソフトな質感ながらも、軽やかで透明感のある色づきのニュアンスパレット。



2.ケイト 3DアイブロウカラーN BE-1(数量限定) 935円(編集部調べ)/カネボウ化粧品 ふんわり淡眉メイクに仕上がる眉マスカラのミュートカラー限定色。汗・皮脂・こすれに強く、地肌につきにくいブラシを採用。黒々とした眉も脱色風の軽やかな色づきに。眉もふんわりとした質感に仕上がる。



黒のライナーをアクセントに「ラフな逆立て眉」

肌が出る面積が広い今の時季は、顔まわりにポイントをつくるとバランスがとりやすい。髪色に関係なく、今の旬は明るいトーンのアイブロウ。まろやかなイエローベージュで軽さを出すと、ブラックライナーで下まぶたを囲む、なつかしくも新鮮なアイメイクが映える。



【つけ方のポイント】
毛を逆立てるように眉尻から1を塗る。上まぶたのキワと下まぶたの粘膜に2でラインを引き、3-aでぼかす。3-bを上下のまぶたにON。



【使用したコスメ】

1.アディクション アイブロウマスカラ カラーニュアンス Honey Beige 3,300円/アディクション ビューティ 2.イラボレート ジェル アイライナー 01 3,080円/セルヴォーク 3.アイパレットインザスターズ 01 3,410円/グリント 4.ロージー グロウ 012 5,940円/パルファン・クリスチャン・ディオール



ツヤっぽいのに浮かれて見えない「落ち着きのある頬」


血色感は欲しいけれど、上気したような赤みはトゥーマッチ。そんなときに重宝したいのがベージュ系のチーク。さじ加減の効いた透明感が、大人っぽい上品な顔立ちに仕上げる。



きちんとしているのに抜けがある「しっとりしたピュアベージュ」

メンズライクなトップスを着る日、メイクは端正さを意識したい。チークもそれ以外もベージュでそろえて、なるべくシンプルに。頬の下方に色をのせ、チーク感をおさえれば、甘くならずにハンサムな仕上がり。



【つけ方のポイント】
A.のベージュチークを、耳の下あたりから顔の内側に向かってブラシでひとはけ。シェーディング感覚で低めの位置に塗布すれば、顔が締まって見えるだけでなく、カジュアルな服との釣り合いもとりやすい。B.左上をアイホールに広げたら、ベージュのワントーンがあっさりとしすぎないように、唇にはツヤツヤとしたC.リップをオン。



【使用したコスメ】

A.エクセル シームレストーン ブラッシュ SB04 1,650円(編集部調べ)/常盤薬品工業 均一に塗布できる、ラウンド形状のブラシつき。



B.エクセル リアルクローズシャドウ CX01 1,650円(編集部調べ)/常盤薬品工業 重ねてもくすまない高発色な色み。薄づきでふだん使いもしやすい。



C.ローラ メルシエ ハイバイブ リップカラー 104 4,950円/ローラ メルシエ ジャパン 体温によって溶けなじむタイプのリップスティック。光を発射するパールピグメントがみずみずしくクリアな色合いを実現。



ふんわりと広範囲に「上品なカラーレス」

ベージュのチークをふだんより広範囲に塗ることで軽く日焼けしたようなヘルシーなルックスが完成。「飾りはツヤだけ」とナチュラルに仕上げたい日など、盛ってる感を出したくないときにも便利。



【つけ方のポイント】
チークは、ほおの高いところからリップの山までの広い面積に塗布。内から外側に向かってサッと色をのせるのがコツ。みずみずしさのあるリップを選べば、カラーレスにまとめても健康的な仕上がり。



【使用したコスメ】

〈上から〉パウダー ブラッシュ 10 3,630円、ルージュ スナイデル 01 3,080円/ともにスナイデル ビューティ 薄づきな色みとツヤ感のバランスがちょうどいい。



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