「メイクもオシャレも可愛くなるから」メイク上手が選んでいる「この服に似合う・このコスメ」


お気に入りの服をよりよく、そして次の季節へと進めるためには、メイクの見直しも必要不可欠。特別な色を使っているわけではないのに目にとまる、シンプルだけど今っぽい。服とメイクの相性をヒントに、どこから見てもパーフェクトな女性をめざして。



【メイク上手になれる8つのトピックス】
・デニムを高める「きらめきのレイヤード」
・黒い服の格を上げる「雰囲気が増す色づかい」
・淡い色の服がより似合う「色を抜く場所」
・パリジェンヌのように仕上がる「赤リップの共通点」
・スウェットでも手抜きに見えない「マスカラのテクニック」
・甘い服を着る日はこれ「色で選ばないリップ」
・ニットを春らしく「チークでつくる透明感」
・サンダルを今履くなら「あえての」ネイル選び



〈デニムをカジュアル以上へ〉
目まわりにきらめきのレイヤード

シュシュ 3,300円/キャセリーニ ピアス 15,400円、パールラインリング 39,600円/ともにリラ(リラ ルミネ新宿店) その他/スタイリスト私物


着慣れたデニムでオシャレをしたい日。派手な色を使うより、繊細な光で飾るほうが今の気分。輝くグリッターをアイライン的に効かせつつ、同色系パール入りのぬれツヤハイライトも足して表情の異なるきらめきを堪能。


【つけ方のポイント】
グリッターはしっかり引かず、まつ毛の間を埋めるように点置き。さらにパール入りハイライトをほお骨から目尻横にかけてと、鼻の付け根、唇の山の部分にのせたさりげない光のグラデでなじませると、統一感が出て大人。



【使用したアイライナー】

1.グロウリキッドライナー 30(限定) 638円/セザンヌ化粧品 目のキワにも塗りやすい先細の筆。ピンクをベースにレッドやブルー、偏光ラメなどもMIX。



2.ボーム エサンシエル マーメイド グロウ(3月1日限定発売) 6,600円/シャネル 人気ハイライトの待望の新色は血色感も足せる繊細なピンク系パール。



【こちらもお勧め】

3.アイダイヤモンド グリマー 04 2,750円/ジルスチュアート ビューティ ナチュラルに輝くやや大きめのパールに、細かな多色ラメが華やかさをプラス。



4.MiMC ミネラルリキッドリーシャドー 09 3,630円/MIMC のびのいい、リキッドタイプのアイシャドウ。ハイライトにもなる白みの偏光ピンク。色をのせるというよりほのかなツヤとパールで光を集めて、目元を明るく見せる。



〈黒の格を上げる〉
レディなモーヴのワントーン

黒カーディガン 39,600円/UMEDA(ウメダニット) ネックレス 6,050円/ラピュイ(キャセリーニ)


落ち着く一方で無難にも転びがちな黒。ムードを出したいなら、女性らしさに強さも感じさせるくすんだモーヴカラーに注目を。ポイントで効かせるより全体的にとり入れて、より「雰囲気のある人」を演出して。



【つけ方のポイント】
二重幅に1の左&右上をON。囲むように下まぶたにも塗布。2のリップは全体に塗ったあと、中央だけに重ねてムラっぽく。キレイに仕上げすぎないことで上品な色みに抜けを。目元と唇の色が映えるよう、チークはレスに。



【使用したコスメ】

1.シンクロマティック アイシャドウパレット 08 6,380円/RMK Division ベリーがアクセントの新色パレット。重ねてもにごりにくく、グラデーションも簡単。



2.リップ セラム ティント 009 3,520円/アディクション ビューティ 発色だけではなく、グロスのようなうるうる感まで長時間持続。落ち着きのあるダークトーン。



【こちらもお勧め】

3.レ ベージュ パレット ルガール クール ドゥ シャネル 8,800円/シャネル 肌にとけ込むしっとりとした質感。使いやすいクールなトーン。単色でも組み合わせても美しいシェードは、ナチュラルから大胆まで幅広いメイクに。



4.エクセル オーラティック ブラッシュ AB08(3月12日発売) 1,980円/常盤薬品工業 美しい発色のチーク。高密着のピュアカラーキープ処方により、美しい色とツヤが長時間持続。ツヤも同時に仕込める逸品。



〈淡い色の服に合わせて〉
強さを抜くベージュ眉

ジャケット 75,900円/TELA(ティースクエア プレスルーム) シャツ 41,800円/ソブ(フィルム) ピアス 5,500円/オクト ミントイヤーカフ 12,100円/マッソーズアンドマッソーズ(ショールーム ロイト)


春はいつも以上に気になる、白やパステルなどのあいまいな配色。服に合わせてメイクもあえて色を効かせず、肌なじみのいい“ミュートカラー”を選択。眉毛さえも色を抜いて存在感を薄め、柔和な女性像を確立させて。



【つけ方のポイント】
色をまとうというより、血色と陰影をコントロールするように、1の左のカラーをアイホール全体に。自分の好きな眉の形を描いたあと、最後に2 で上から軽くとかす。わざと地毛を残すと、やわらかな色でも立体感が出せる。



【使用したコスメ】

1.MiMC ビオモイスチュアシャドー 35 4,180円/MIMC 透明感を宿すゴールドパール入り。左はシアーピンク。右はシアーオレンジ。肌に溶け込むように、しっとりとソフトな質感ながらも、軽やかで透明感のある色づきのニュアンスパレット。



2.ケイト 3DアイブロウカラーN BE-1(数量限定) 935円(編集部調べ)/カネボウ化粧品 ふんわり淡眉メイクに仕上がる眉マスカラのミュートカラー限定色。汗・皮脂・こすれに強く、地肌につきにくいブラシを採用。黒々とした眉も脱色風の軽やかな色づきに。眉もふんわりとした質感に仕上がる。



【こちらもお勧め】

3.ルナソル アイカラーレーション 22 6,820円/カネボウ化粧品 ほのかに色づく黄み寄りの4色で構成。



4.コンシーラーブロウマスカラ 748円/キャンメイク(井田ラボラトリーズ) 小回りの利く極細ブラシで塗りやすく、ピンクよりも明るめのベージュ。自眉の色を消すことで、上に乗せるアイブロウアイテムの色味もキレイに発色。濃い黒眉のせいでイマイチ垢抜けない、眉の存在感を抑えたいけど眉ブリーチはしたくない、という人におすすめ。4月から定番化が決定。



〈完成度の高いフレンチルックに〉
透け感のある赤系リップ

ボーダートップス 24,750円/リノ(グッドスタンディング)


あせない鉄板の組み合わせ、フレンチシックなボーダーと赤リップを更新するなら? 軽やかな色みをシアーな色づきで無垢に仕立てると、抜け感のあるメイクが主流の今の気分に最適なバランスの完成。



【つけ方のポイント】
ツヤも発色もほどよい、リップバーム感覚でつかえる1を、ラフに直塗り。中央に少しだけ重ねてぷっくりとした印象に。リップを主役にしたいから、目元はヌードカラーのマットを選んで、主張を引き算。



【使用したリップ】

1.アフターグロー センシュアルシャイン リップスティック 210(3月8日発売) 4,730円/NARS JAPAN 保湿成分配合でケアまでかなう、のびのいいテクスチャー。新色はパキッとした赤が苦手な人でも使いやすい、赤とピンクの間をとれる鮮やかなベリー系。



【こちらもお勧め】

2.オーガニックスイーツリップ 02Vアップルレッド 1,650円/アクア・アクア ヴィーガン処方にリニューアル。保湿力もあるからリップクリームのように手軽に使える。



3.ブレンドベリー リップバルーン 003 1,650円/コーセーコスメポート 深みのある色みながらツヤも出せる1本。縦ジワをなくし、ぷるんとした唇へ導くプランパー効果あり。



〈カジュアルなトップスもさまになる〉
目力が上がる黒マスカラ

スエットトップス 12,100円/Champion(チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ) ピアス 28,600円/Folk/N(UTS PR)


ニットからTシャツへとスイッチする前の時期。重宝するスエットを手抜きに見せないために、黒マスカラで目元をきりっと引き締めて。ボリュームというよりセパレートされたキレイなカールを重視して、洗練さも意識。



【つけ方のポイント】
ビューラーでつけたカールをキープするように、極細ブラシのマスカラで根元からしっかり塗布。アイラインはなし。目元を上品にしたぶん、リップの色をあえてハズしのオレンジで、スエットに似合うカジュアルさを。



【使用したマスカラ】

1.エレガンス カールアメイジング マスカラ BK10 4,400円/エレガンス コスメティックス 下まつ毛にも塗りやすい、3.2mmの超極細ブラシがまつ毛一本一本を根元からキャッチ。汗や涙にも強いウォータープルーフ処方。



【こちらもお勧め】

2.メタルックマスカラ 01 990円/キャンメイク(井田ラボラトリーズ) 4月より定番化される、ブラシよりもさらに小回りが利きやすいメタルコーム形状。重ねてもダマになりにくく、目元の存在感を自然とアップしてくれる。



〈甘いトップスを着るなら?〉
色より質感でリップを飾る

フリルブラウス 44,000円/ビリティス・ディセッタン(ビリティス) 眼鏡 24,090円/レイバン(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ピアス 6,600円/ニナ・エ・ジュール(ショールーム ロイト)



フリルやレースをあしらった1枚で華やかなブラウスも、春に頼れる服のひとつ。気張って見られたくないけれど、ナチュラルすぎるメイクもなんだか違う。色というより、うるっとした質感のリップなら、ちょうどいい飾りとして作用。



【つけ方のポイント】
ぷっくり感が出るよう、たっぷりと2度塗り。とくに上唇は、はみ出すくらいオーバーぎみに。ほかはカラーレスにしつつ、眉毛は丁寧にとかして整えれば、「やってるけどやってない」風の絶妙なさじ加減が実現。



【使用したリップ】

1.モイステン リップドロップ 01 3,300円/セルヴォーク 98%の美容成分で潤いが増し、軽やかにふっくら。シアーな発色のセラム級リップグロス。厚みのある濃密な膜感に加えてプランプ効果で縦ジワもカバー。透け感のあるシックなブラウン。



【こちらもお勧め】

2.キスキス ビー グロウ オイル 258 4,950円/ゲラン 下地から仕上げまで使える、ハチミツを使った濃密なリップオイル。ハチ由来成分を含む天然由来成分92%を配合したティントタイプのプランパー。つけた瞬間からふっくらボリュームアップし、ベタつくことなく使うたび潤いを与え、美しい唇に。



3.プランピング リップセラム 02(4月16日発売) 4,620円/コスメデコルテ 肌を柔らかくして浸透感を高めるエマルジョン効果と、乾燥などの外的環境から肌を守るオイルの保湿感を1本に融合したリップセラム。高いケア効果で、1本でも下地としても。



〈タートルのまま春っぽく〉
ほおに仕込むラベンダーの透明感

黒タートルトップス 5,500円/プチバトー(プチバトー・カスタマーセンター) ピアス 15,400円/MERAKI(フラッパーズ)


まだまだ手放せない、薄手の黒タートル。服はそのまま春へとシフトするには、チークで春色を投入。なかでも注目なのは、はかない青み系ラベンダー。重ねるだけで手持ちのチークの透明感が増し、いっそうクリーンな印象に近づける。



【つけ方のポイント】
1のクリームチークをベースに使用。指ではなくブラシを使い、ほおの上部分に広範囲に。アイシャドウとつなぐように、目の横までのばして余白を埋めると、顔全体に統一感が。仕上げに2をすべらせれば、奥行きが誕生。



【使用したチーク】

1.THREE グラムトーンカラーカスタード 02 3,300円/THREE チークとして使うと、じんわりとした血色感が出せる。



2.パステルペタルブラッシュ 03(4月5日発売) 4,620円/ジルスチュアート ビューティ 濃淡のある2色が混ざりあい、くすみを払拭。



【こちらもお勧め】

3.フェイスグロウカラー SP1(数量限定) 660円/セザンヌ化粧品 ラベンダー系の青みピンクと、パール入りハイライトがセットになったクリームタイプのフェイスカラー。透明感だけでなく、立体感もこの1つで手に入る。



〈はやるサンダルを今すぐに〉
春にあえての渋色ネイル

サンダル 36,300円/ロランス(ザ・グランドインク) カットソー(2枚セット) 16,500円/CaRouseLamBRa(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) ベージュパンツ 9,900円/KBF(KBF ルミネエスト新宿店)



暖かくなると同時に、足元のマインドはブーツからサンダルへとシフト。とはいえ、まだ長そでが手放せない今は、急にヌーディだと心もとない感じに。こっくりとした渋色ネイルが、素肌のちょうどいい重みとして作用。



【つけ方のポイント】
こっくりとした中でも、ネイビーやグリーンなどのハンサムな寒色系は今季注目したい色。足先に塗るなら、透明感を求めるよりも、遠目からでも存在感がきわ立つ、一度でしっかりと発色するものがベター。



【使用したネイル】

1.ネイル カラー ポリッシュ 09 2,750円/SUQQU ダークトーンなのに重くなりすぎず、肌色をキレイに見せてくれる凜としたネイビー。爪の凹凸を整える厚みがありながら、速乾性も兼ねそなえた頼もしい1本。



【こちらもお勧め】

2.ザ ネイルポリッシュ + 029C 2,420円/アディクション ビューティ 森林のように澄んだ深みグリーン。速乾性に加えロングラスティングと機能面でも申し分なし。



3.ナンバーポリッシュ 06(3月19日発売) 1,100円/ディー・アップ ベースコート、トップコートなしでも、1度塗りで見たままの発色を実現。つややかな仕上がりに。