「チーク感が出過ぎない」 人気ヘアメイクに聞いた「肌もキレイに見せたいとき」使っている名品


デニムやTシャツをはじめとする、カジュアルな服がよく似合う人。うまくこなす秘訣は、服の選び方や着方だけじゃなく、メイクの仕方にもあるかもしれない。自然体で親しみやすい。人となりまで垣間見えるような「頑張りすぎないメイク」のバリエーション。



メイクのプロが使っている「顔色が良く見える」チーク

血色感や立体感を与え、塗るだけで健康的かつ華やかな印象に。そんなチークは薄着の季節のメイクのポイントとしても重要。くすみをカバーし、肌を明るくキレイに見せる。そんな理想的なチークを、人気ヘアメイク・笹本恭平さんがリコメンド。


笹本恭平さん】
ilumini所属。・顔を盛ったらアクセは盛るな・肌と眉で半分完成・あとはお遊び大人の可愛いは1個までetc…など独自の切り口と理論で幅広い世代に人気の、コスメにも詳しい人気ヘアメイク。




気負わず映える「リキッドチーク」

「適当に塗るだけで、なじみのいい血色感といきいきとしたツヤを足せるリキッドチークは、気張らないファッションが好きな人にオススメ。チーク感が出すぎず、簡単に使いこなせます!」(笹本さん) デューイーリキッドチーク LC002 サンリットピーチ 2,200円/hince クリアに発色してベースメイクから浮かない、ヘルシーなピーチベージュ。




お勧めのチーク

ボーム エサンシエル ルージュ フレ 7,040円/シャネル 「輝かせたいところにのせるだけで、肌に濡れたようなツヤを出してくれるグロウスティック。頬だけでなくまぶたや唇にも使えるから、メークアップの可能性がぐっと広がる。シアーな色づきで、完成度の高いチークメイクが楽しめます」(笹本さん)




オーブルース ロージー ドロップス 30mL 4,840円/ドランク エレファント 「紅潮したような可愛さを作るならコレ。潤いあふれる血色肌に。ファンデーションのあと、チークの下地として広範囲に使うと、ヘルシーで色っぽい血色感が手に入る。水彩絵の具のようなテクスチャー」(笹本さん)




チークを塗る前に

肌触りのいい風合いに変化する

ロージーローザ ジェリータッチスポンジ ハウス型 6P 528円/ロージーローザ 「水を含ませると肌ざわりのいいプルプルの風合いに変化するスポンジ。ファンデーションを塗ったあと、チークを塗る前にこのスポンジを使い、肌をなでるようになじませて。ファンデーションと肌を一体化させると、次につけるチークのなじみがよくなります。ファンデーションを塗るときにもこれを使えばさらにキレイ」(笹本さん)




チークはファッションでいうベルトのようなもの

「チークは顔にメリハリをつけるために欠かせない存在。ファッションに置きかえて考えるとわかりやすいのですが、腰の位置をどこに設定するかで印象が変わりますよね。ゆったりとした服も、ベルトをつけることで、バランスのいい見た目になります。それと同じで、顔の中心部にある頬にも締まる色をのせることで、間のび感を払拭できるんです。


そんな考えがベースにありつつ、最近はチークを頬全体に広げるのが旬。BLACKPINKのジェニーみたいに、ツヤを帯びた赤を広範囲に広げれば、いきいきとした印象とセンシュアルな魅力を両立できます」(笹本さん)




メイクのプロが使っているチークの名品

色も豊富で、パウダーやクリームなどテクスチャーもさまざまなチーク。どれを選んだらいいか迷う…そこで美容のプロたちが実際に愛用しているチークをご紹介。



チークのポイントは「順番」と「入れる方向」

ペタル リキッド リップ アンド チーク 〈上から〉 03,04 各3,300円/トーン 「リップをつけたあとの最終調整として、チークを入れることが多いです。メイクの雰囲気と骨格のバランスを見て、頬骨に沿って横長に入れるか、こめかみに向かって入れるかなど、チークを塗る位置や面積を検討します。一般的に内側に向かって入れるとかわいらしく、外側に向かって入れると大人っぽく仕上がります。


このチークは、気張った感なくカジュアルに使えるところが好き。顔色も良く映り、奥から血色がにじむような感じ。華やいだ色、という以上に透明感で染め上げるような色づきです」(木部明美さん・ヘアメイク)




いきいきとした血色が持続

アフターグロー リキッドブラッシュ 02801 4,840円/NARS JAPAN 「時間がたっても美しい血色感が続くので、仕込みチークとして最適。頬の中央に広げれば、肌の内側からじゅわっと発光してくれて、美肌効果も絶大です。どんなメイクにも合うダスティローズをよく使います」(岡田知子さん・ヘアメイク)




自然な立体感をもたらす

〈上から〉ザ ブラッシュ 002M、005N 各3,300円/アディクション ビューティ 「こっくりとしたオレンジが特徴の002M。内側からあふれるような血色感がつくれる」(スガタクマさん・ヘアメイク)


「淡い紫に青みパールがつまった005N。ピンクチークに重ねると透明感がUP。今季はピンク系のコスメも多く出ているのでまた活躍しそう」(植木祐里加さん・ヘアメイク)


ザ ブラッシュ ニュアンサー Beyond Light 3,300円/アディクション ビューティ シアーな発色の中に、ヴェールの輝きと絶妙なニュアンスをもたらすニュアンサー。トップコートのように重ねれば、頬のニュアンスをチェンジ。ハイライトとしても使えてシンプルながら、ほのかなツヤが出て今っぽくなる」(小澤麻衣さん・ヘアメイク)




ピンクがかったベージュで肌本来の血色を

グロースティック 2,200円/RMK Division 「ほんのりピンクがかったベージュカラーでよくなじむ。ほどよいツヤをまとったフレッシュな肌に仕上がり、“素肌がキレイな人”に見えるのも特徴。パウダーをオイルでコーティングした、軽やかな質感もお気に入りです」(長澤葵さん・ヘアメイク)


保湿成分入りでうるおいが長時間続く。さっとのせるだけで、立体感と絶妙なツヤ感をプラスするスティックタイプのハイライター。ほんのりピンクがかったヌーディーカラーなので、いやみのない血色感を演出できる。




ハイコスパなチーク不朽の名作

セザンヌ パールグロウニュアンサー N2 660円/セザンヌ化粧品 「ハンサムな黒の装いは、春になると重く見えがち。メイクで軽さを演出してバランスをとるのがMYルール。購入予定のハイライトには、パープルの偏光パールが配合されていて、重ねづけで印象が変化。手持ちのチークに合わせて使うと透明感がすごくキレイに出る」(バブリズムさん・ライター)


ハイライトとチークとして使える多機能なアイテム。手持ちのチークやアイシャドウに重ねてニュアンスをチェンジ。肌あたりのいい、毛量たっぷりのブラシつきなのもうれしいポイント。




「チークはハイライトと兼用」で透明感を加算

ディオールスキン フォーエヴァー クチュール ルミナイザー 02 7,810円/パルファン・クリスチャン・ディオール 「チークにハイライトを重ねていた工程をハイライトに一本化。粉っぽさがなくなりメイクくずれも気にならないように。Diorのハイライトはほどよいピンクで肌のトーンも上がり、繊細なラメによってパッと明るくなる」(MAKOさん・KATE Mirrorディレクター)