ファンデ嫌いが「ファンデ不可欠に変わった」名作
化粧品検定1級、化粧品成分検定2級、コスメコンシェルジュと、美容関係の検定を多数持つGISELe編集長のK。「すべて自分で試さないと気がすまない」というこだわりを持つ、美容マニアの弊誌編集長がぜひ試してほしい、というファンデーションをご紹介。
「ファンデの化粧してます感や、時間がたったときのくずれ方がとにかく嫌で、塗らない方が仕上がりがいいのではと数年前までほぼノーファンデで過ごしていました。
ですがここ最近は、とくにファンデの進化が著しく、とにかく薄膜なカバーし過ぎないものや、塗りながらケアできるものがたくさん登場。ファンデ嫌いの私をトリコにした、アラを隠して調子いい肌を目指したい人にお勧めしたいファンデです」
【超個人的ファンデを選ぶ時の4つの条件】
①_とにかく肌はツヤ命!マットはほぼ使いません
②_ぴたっと密着してくれるみずみずしいクッションかリキッドが基本
③_重要視するのは、カバー力より肌全体のトーンアップ
④_一軍になるかどうかは夜の崩れ方で判断
圧倒的なツヤとトーンアップ力

「ここぞの時に今1番出番が多いのがクッションファンデ。水分感が強く、内側から発光しているような、少し色っぽいグロウな肌に。乾燥した室内でも、一日中うるおった肌で過ごせます。01のPUREはとくに明るい色で、自然にトーンアップできるのもお気に入り。2,000円台と買いやすい価格だったのも購入のきっかけ」
皮脂を味方につけて夕方のほうがキレイな肌に

「イプサのリキッドファンデのほうを愛用していたのですが、こちらも気になり最近仲間入りさせたコスメです。アルティメイトはイプサの中でもより機能性に優れたハイエンドなアイテムです。ウォータリーなリキッドに比べて、こちらはどちらかというとバームのような感じ。専用のブラシをつかってささっと少量を伸ばしていくことで顔に薄膜ヴェールをON。
つけたてももちろんキレイなのですが、皮脂に反応するグロウゴールドパールが配合されているため、テカりに見えないツヤを表現。むしろ時間がたったときのほうがいい肌に近づけるので、化粧直しをするヒマがない日にこそ活躍」
スキンケアに強いブランドならではの信頼感

「美肌研究家のソンミさんが手掛けるブランド。もともとここのブランドの化粧水が大好きで。ソンミさん自身もノーファンデ派と伺っていたのですが、そんなブランドから登場したクッションファンデとあり期待大でお出迎え。
美容液成分がたっぷり入ったみずみずしい使用感と仕上がりで毛穴や色ムラなどをナチュラルに補正してくれます。敏感肌など、肌にあまり負担をかけたくない人にもぴったり!」
いい意味で予想を裏切る自然な使用感!

「人気のTIRTIRですが、正直私的にはカバー力が高すぎて少し苦手なイメージを持っていました。そんななか、『ツヤ好きならぜひ』とオススメされて試したのがきっかけ。TIRTIRの中ではいい意味で予想を裏切る一番ナチュラルで、そばかすもなんとなく残りますが、肌全体がつるんとなめらかに整う感じ。夜になっても毛穴落ちなどが気にならないのがすごい」
ファンデをしながら肌ケアも

「2023年のベストコスメを総なめしていたこちらのリキッドファンデーション。口コミサイトで“ファンデというより色つきの美容液”というコメントを見つけたときに、『これ私の好きな感じだ!』と思ったときはすでに遅し。どこにいっても欠品欠品欠品…で、2カ月ほど前にようやくゲットできました。
ナイアシンアミドをはじめ、美容成分がこちらも豊富で、軽やかなうえのびもいい(ワンプッシュでも多いので私は半プッシュで仕上げています)。ファンデをつけているのを忘れるほどの快適さに脱帽です。カバー力は控えめですが肌に負担をかけにくいため、長い目で見ると、肌荒れしている人ほど使って欲しい」
フルメイクをしない日の頼れる相棒

「いつもよりメイク感を引き算したいオフの日。外には出るけど、フルメイクはちょっと……な気分のときは、こちらのCCクリームを使用。日焼け止め感覚でラフに塗れるのに、ちゃんと赤みやくすみなどのアラを隠してくれるから、あくまでも自然なのに素肌力の底上げをしてくれる。
いくつか色展開がある中で、個人的には全顔に使いたいので血色感のあるピンク系より、明るいベージュの01がぴったりでした」
ファンデの色が合わなかったときの救世主

「昔から紫外線対策をしていたおかげか、肌はわりと白い方。基本的に標準色より少し明るい色を選ぶことが多いです。(悩んだら、トーンアップととらえて少し明るい方の色を選択。)でもごくたまに、使用感は好きなのに色展開的に自分の肌色に合わなかったり、オンラインで購入して色選びを失敗する場合も。
そんなときは、このアーレスの白みベージュのファンデを混ぜてワントーン明るくカスタム。とてもなめらかなテクスチャーでなにと混ぜても比較的相性がよく、密着感も高まるので、機能面でもむしろレベルアップが期待できます」
パウダーファンデの概念を覆してくれた逸品

「ツヤ好きな私にとって、特にパウダータイプは苦手意識が強くて。これまで手にとる機会も少なかったのですが、実はここ数年で一番進化したのはパウダーファンデかもしれません。なかでも2023年にデビューしたアルビオンの新シリーズ『アルビオン スタジオ』のパウダーファンデは別格。
粉っぽさがまったくなく、むしろさりげないツヤが出現するしっとりとした質感。薄づきでふんわりと毛穴やくすみをカバーしつつ、時間がたっても変に浮くこともなし。これならむしろ使ってみたいと感動。人生で初めてパウダーファンデを買いました」