プロが明かす「仕上がり段違い」ベースメイクの正解
同じようなコスメを使っていても仕上がりが全く違う。そんなプロのヘアメイクたちが現場で行っている、ベースメイクの本当の正解・マル秘テクニックをこっそり公開。ファンデやコンシーラーそのものでのカバー・さらにテクニックでのカバーを上乗せした、今日からすぐに役立つテクニックは必見!
【MEMBERS】
(塩沢延之さん)mod’s hair所属。GISELeの表紙ヘアメイクを担当。伸ばしたり重ねたりするのが容易にできるため、ファンデはブラシで塗る派。シャネルのレ ベージュ オーデゥタンを買うとついてくるブラシを愛用。 (スガタクマさん)質感をたくみに操り、絶妙な抜けを生み出すメイク。ナチュラルだけどキレイに見えるベースメイクに定評。 (小澤麻衣さん)mod’s hair所属。GISELeではファッション特集のヘアメイクを多く担当。光を反射することでワントーン明るく見えるような、保湿された肌が好き。 (木部明美さん)PEACE MONKEY所属。鮮やかな色づかいのカラーメイクにファンも多数。
【TOPICS】
・コンシーラーに頼るべきところ
・「もともと肌がキレイ」に見せる「順番」
・自然なトーンアップの秘策は?
・老け顔回避で小顔効果ものぞめる塗り方
・ナチュラルな色に見せるには?
・厚塗り感が出ない塗り方の秘訣
【顔全体にファンデは塗らない】
「足りないと思うくらいの量を顔の中心につけるのがオススメ。生え際を塗らないことで厚塗り感は出ず、老け顔になることも回避。あえてワントーン明るめを選べば、小顔効果も発揮できます」(小澤さん)
【コンシーラー→ファンデの順に塗布】
「ファンデはコンシーラーと肌をなじませる役割。そのためコンシーラーを塗った箇所から薄くのばしていくイメージで塗ります。こうすればもともとの肌がキレイと思える自然な肌に仕上がります」(塩沢さん)
【下地は2種類をまぜて使用】
「ベージュ系の下地だと肌なじみはいいけどくすんで見えてしまうので、ピンクの下地を少量MIX。ピンクの下地だけだと白浮きする悩みもまぜることによってほどよくトーンアップ」(木部さん)
【1トーンから2トーン下げたファンデの色を】
「ナチュラルな血色感を意識するため、使う色は肌よりも1トーンから最大2トーンは下げたものを選択。さらにベースは肌の色みを問わず、オレンジ寄りのイエローにするとよりナチュラル」(スガさん)
【のばさずたたくように塗る】
「ベタッとのらないようにファンデを薄く重ねていくことを意識。リキッドやクッションを問わず、空気を含むように細かくたたきながら乗せると、カバーはしているけど厚塗り感が出ない」(スガさん)
【ファンデでクマやシミは隠さない】
「気になる肌トラブルはファンデだけでは隠れないので、潔くコンシーラーに頼るようにしましょう。コンシーラーで気になる箇所を隠し、ファンデは極力少量に。そうすることで素肌感が保てる」(小澤さん)
「肌のコーディネート」失敗しない肌づくりの組み合わせ法則
人気ヘアメイクたちが現場でやっている「肌づくり」を公開。「塗ってない感」「毛穴レス肌」「肌ツヤ増し」それぞれ「コスメの組み合わせ」によってかなうテクニックをご紹介。
「塗ってない感」をつくる肌のコーディネート法
「このコントロールカラーは肌の色みをうまく調整してくれるのでファンデが少なくてすむ。さらに油分が少なめなので、油分の多いシャネルのファンデと好相性です。仕上げのパウダーも少なくてすみ、地肌のような質感がつくれるから好き」(塩沢さん)
(右)レ ベージュ オー ドゥ タン(ブラシつき) 30mL 8,250円/シャネル
(左)ステップ 1 プライマー 30mL レッドネスコレクター、フレッシュブライトナー、ダルネスイレイザー 各5,280円/メイクアップフォーエバー(レッドネスコレクター:肌を保湿しながら赤みをカバー。 ・フレッシュブライトナー:顔色を明るくし、フレッシュな印象の肌へ。 ・ダルネスイレイザー:色ムラをカバーし、均一なスキントーンの肌をつくる)
2つのコスメを混ぜて作る「毛穴レスのさらりとした肌」
「セミマットの土台をつくったあとに、メリハリをつける意味でハイライトを入れるようにしています。白浮きしたくないのでエトヴォスのピンクがかったクリームタイプのハイライトが必須。仕上げにローズラボのパウダーを軽くたたけば、毛穴レスのさらりとした美肌になります」(木部さん)
〈右から〉ALL day シルキーモイストパウダーR 3,520円/ROSE LABO ミネラルラディアントスキンバーム 4,400円/エトヴォス
エトヴォスのバームはプロの愛用者も多数。植物オイルを閉じ込めたグロウコーティング処方により、リッチな保湿力を実現。乾燥しがちな肌もしっとり潤う。乾燥小じわを目立たなくすることが日本で初めて認められた名品。
肌ツヤが増すベースメイクの組み合わせ
「ツヤ肌に仕上げるときは、自然な光沢が出るシュウ ウエムラの下地を使います。ベージュのほうを先に塗り、その後トーンアップのためピンクをのせるダブルづかいがカギ。最後にスックを薄く重ねれば、ハイライトいらずの発光した肌に仕上がる」(スガさん)
〈右から〉ザ クリーム ファンデーション 115 30g 11,000円/SUQQU アンリミテッド ブロック:ブースター アンズ ベージュ、サクラ ピンク 30mL SPF50+・PA+++ 各5,280円/シュウ ウエムラ
全23色をそろえる、SUQQU史上最高にラグジュアリーなクリームファンデーション。シュウ ウエムラの下地は、独自のテクノロジーで色ムラ・凹凸感によるくすみやキメの粗さなどを一掃。肌の潤い感が続きコンディションを整え、透明感ある生き生きとした血色感へと導く。
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