最も使えるスニーカーは? オシャレな8人が「履き続けてきた」コレクション


ファッション好きな人たちが愛用しているアイテムは? 長年の思いがつまった一生モノから、あるとうれしい名脇役まで。人気スタイリストやディレクター、インフルエンサーまで、センスのいい人たちが愛用し続けている小物を聞き込み調査。


(CONTENTS)
オシャレな人が履き続けてきた「偏愛スニーカー」
スニーカーが「キレイによみがえる」アイテム
「歩きやすくて疲れない」厚底スニーカーの名品



履き続けてきた「偏愛スニーカー」コレクション

失敗しない色選びや、スタイリングにとり入れるときのルールなど。スニーカー好きが選んだコレクションの数々をのぞき見。




「定番ラインの中で」幅を出す

岸田なな子さん/HOLIDAY flagship salon OFFICEスタッフ)


スタイリングの幅が広いため、各ブランドの定番を選びがち。(写真上右)かっこよく着るなら黒のNIKE、(上中央)甘い服にはぽってりとしたNew Balance、(上左)なごませ役にSALOMONのベージュで役割分担を。




「人とかぶらない」特別感重視

(笹岡莉紗さん/PR・キャスティング)


(写真左)左右でデザインが異なるVANSは、はいていると必ずほめられる1足。(写真右)最近は既存のアイテムを自分好みにカスタマイズも。adidas OriginalsのSAMBAにリボンのシューレースとビーズを通して1点モノに。

「色は守って」形で攻める

(yanさん/CARA デザイナー)


インパクトのあるブラウスやデニムが好みなので、それに合わせて足元は装飾性の少ない白か黒で全体のバランスを調節。スタイリングはベーシックな配色ばかりだから、スニーカーの形でトレンドを意識します。




コーディネートのじゃまをしない色

(井手まゆ香さん/美容師)


遊び心のある色やデザインの服を着ることもあるから、スニーカーはシックにまとまる暗い色を中心に購入。(中央奥)SALOMONや(中央手前)adidas OriginalsはALL黒なので、スタイリング問わず整え役になり便利。

ソックス込みでスニーカーを選ぶ

AKANEさん/靴下屋ショップスタッフ


ローテクの日は長めのくつ下をたるませてこなれ感を出したり、ハイテクの日はタイトな靴下で足首を細く見せたり。その日にはくスニーカーのフォルムに合わせて、ソックスもかえるのがマイルールです。




見慣れたモデルをカラー違いで

manaさん


つい色違いで集めてしまうadidas Originalsのスニーカー。とくにお気に入りは、リフレクター仕様のシューレースや、ボルドー&部分的なツヤで革靴のように上品にはける、(写真左2段目)SAMBA OG ALWAYTH。




黒い服になじむ色を集めがち

(木下沙理菜さん/emmi デザイナー


(写真右)ビッグジャケットと黒デニムが私的定番スタイル。こういう太めのパンツの存在に負けないボリュームのある形が好きです。黒の服を着ることが多いので、足元だけ浮かないようにだいたい黒系を選びがち。




ハズしで使うハイテクが中心

萩原美緒さん/AMAN PR


スニーカー選びの基準は直感で惹かれるかどうか。(右)NIKEのSHOX TLはハイテクなのにスマート。(左)New Balanceの1906Rは一見難しそうなネオンカラーですが、トップスと色をリンクすると案外とり入れやすいです。




スニーカーの「キレイを保つ」ケアアイテム

濡れたり、ニオイがとれなかったり、すり傷が気になったり…気持ちよく履くためのトラブル回避&トラブル後のケアを専門家たちが指南。


【取材した方々】
(コロンブス 小高公次さん) 皮革関連業態に100年の長きにわたり、靴仕上げ剤・靴クリームを提供してきたコロンブスの企画部に所属。靴磨きの講師として幅広く活躍。 (R&D 小坂遼太郎さん) シューケア商品の専門商社として40年以上業界をけん引してきたR&Dの営業企画部に所属。ヨーロッパ伝統のシューケアアイテムを熟知。 (ルボウ 石津麿美さん) フランスの高級シューケアブランドSAPHIRをとり扱うルボウの営業部に所属。高価な靴にも安心して使える製品やケアに精通。 (Licue工場長・永井良房さん)100%水洗いクリーニング専門店「Licue(リクエ)」で工場長を務める、洗剤や繊維・素材の扱いを知り尽くした洗濯のエキスパート。 (インフルエンサー・machimohoneyさん)肌にやさしいオーガニックアイテムを紹介するインスタグラムが人気。元アパレル勤務の経験を生かした、身近なものを使ったお手入れの豆知識が豊富。




1.
液体漂白剤+日光で白が復活

スニーカーを白くするには酸性の酸素系液体漂白剤でつけ置きし、日光で乾かすのがオススメ。また、ソールのラバーが黄ばんできたら酸性の酸素系液体漂白剤を塗って乾かないようラップでくるみ、しばらく日光にあててからすすぐと真っ白になります(永井良房さん・クリーニング「Licue」工場長)




2.
オキシづけ」で真っ白になる?

A.効果アリ。ただし黄ばみ防止に必ず中和して!


オキシクリーンは漂白に便利ですが、酸素系の粉末漂白剤は弱アルカリ性。すすぎが不十分だと黄ばんでしまう恐れがあるので、酸性のクエン酸や、ない場合はお酢を入れた水でしっかりすすいで、必ず中和してください(永井さん)




3.
汚れで失った機能性も元通りに

〈左から〉スニーカー洗浄用ブラシ No.05 1,980円、スニーカークリーナー No.09 120mL 1,980円/ともにマーキープレイヤー 〈左〉毛の表面に施したゴムの特殊加工により、汚れをしっかり吸着するスニーカー用ブラシ。〈右〉防水性や透湿性に優れたテクニカルスニーカーに特化した洗浄剤。汚れが原因で低下した機能性もこれで洗えば回復(小高さん)




4.
消しゴムで簡単&こまめなケアを

スニーカーケアガムクリーナー 330円/コロンブス ソールに汚れがついたら、消しゴムでこすると意外と落ちるので気づいたらすぐやっています。(千國めぐみさん・モデル・俳優) ねり消しゴムもオススメ。細かい溝に入り込んだ土も吸着できます。(machimohoneyさん・インスタグラマー)




5.
キャンバス地に効果NO.1

サフィール スニーカークリーナー 1,430円/ルボウ 2層のスポンジアプリケーターで強力な汚れにも対応。界面活性剤によりクリーニング効果も得られる。クリーナーを塗り、湿ったスポンジでくるくると広げながら洗います。その後、3時間ほど陰干ししてください。汚れがひどい場合は靴を水で湿らせてから行うと効果的です(石津さん)




6.
優秀なシューズ専用の汚れ落とし

シャンプーダイレクト 100mL 1,540円/コロニル(エス・アイザックス商会) インソールについた指跡汚れの原因は主に汗や皮脂。洗浄力が強く、そのまま使えるブラシつきのクリーナーでこまめに洗浄(小坂さん)




7.
濡れた靴は「乾かし方」が肝心

スニーカーケア フレッシュインサート 1,430円/コロンブス 日に干すことで、吸水力が回復し、繰り返し使えるスニーカー用乾燥剤。湿気に加え、においまでもとり除ける。


吸水性のある新聞紙を丸めて靴の中に入れ、水分をとってください。このときドライヤーや直射日光で急激に乾かすと、本来アッパーに必要な油分や水分まで奪ってしまうので絶対にNG。その後、風通しのいい日陰で時間をかけて乾かしましょう。革靴の場合、雨で靴クリームなどは流れてしまっています。乾いたら栄養補給のため、ふだんのお手入れがマスト。(小高さん)


においの主な原因はジメジメとした環境から増える雑菌。そのため殺菌や除湿効果を発揮する、木製のシューキーパーを靴に入れるだけでも効果があります。脱臭しつつ形も整えられるのでメリットだらけです(石津さん)




「歩きやすくて疲れない」厚底スニーカーの名品

ボリュームスカートやワイドパンツとも好相性なボリューム感のある足元。また、ショートパンツやミニスカートをはく際に欲しい重みは、脚長効果も発揮するプラットフォームソールがねらい目。高さがありつつ底は平らなため、足がぐらつかず美脚へ促せる。




重そうに見えて驚くほど軽い

グレーニットスニーカー 22,000円/UGGⓇ(デッカーズジャパン) 見た目に反して圧倒的な軽量感が魅力。クッション性が高く、歩くたびにしなやかに屈曲する。




ボリューム感のある厚底ソール

CT302 12,980円/ニューバランス ビッグNサドルが印象的。アッパーを上質なレザーとシンセティックレザーのコンビネーションで包み込んだデザイン。踵部に施したグレーもアクセント。




爽快な色で淡いトーンを着やすく

厚底スニーカー 12,100円/Reebok 白の延長ではける浅いミントカラーはやさしい配色のニュアンスづけに最適。長時間歩いても疲れない軽量感。




極上の歩き心地

ダークグレースニーカー 24,200円/HOKAⓇ(デッカーズジャパン) はき心地に定評があるフランス発祥「ホカ」のランニングシューズ。縫製箇所を少なくしたスエードアッパーが、ストレスフリーなフィット感を実現。




超厚底のアイコニックな人気作

ガゼルアップ 12,100円/アディダス オリジナルス レザーと合成素材、そして超厚底のプラットフォームミッドソールを組み合わせた、個性的なモデル「ガゼルアップ」。スリーストライプスと同色のヒールタブなどの象徴的なディテールにも注目。




甘い色こそスニーカーで

ピンクスニーカー 15,950円/LACOSTE(ラコステお客様センター) メッシュ素材のさわやかなピンク。ドライな質感でくすんで見えるため、さらに使いやすく。




ブーツ感覚で使える分厚いソールの黒

UGG CA805 24,200円/UGG®(デッカーズジャパン) ヌバックレザーを全面に施した高級感あるCA805のatmos Exclusiveカラー。ソールが約5.7cmで足長効果も抜群。クッション性の高いソールで、一日中履いても快適な履き心地。




「ストレスフリーで履ける」ストレッチ性

ドローコードベージュシューズ 13,970円/Columbia(コロンビアスポーツウェアジャパン) 「スピードレース」採用で楽に着脱できるのもメリット。長く履いていても疲れない、軽く、クッション性の高いソール。




シャークソールでワントーンにインパクトを

ベージュ厚底スニーカー 12,100円/Reebok 明るいベージュとくすんだベージュの組み合わせは、どんな装いにも合わせやすい。