360度スタイルよく見えるデニムパンツ

潔くバッグポケットを無くし、代わりにタックをほどこしたスタイルUPシルエット。あえてつくったウエストまわりの丸みが、気になる部分のハリやアタリを上手にカバー。タックの深さに加え、レッグラインに配した切り替えステッチにより、カーヴィーな白パンツでも膨張感はなし。
「飾り立てないことで特別に見える」究極シンプルなワンピース

上質な光沢を放つサテン地で、白の透明感を底上げ。厚手でハリのある素材がくたっとしないクラス感のあるルックスを形成。すとんと縦長なシルエットのスマートさで、ジャケット不要で背筋が伸びた印象に。
シンプルが退屈しない「非対称のフォルム」

パッと見はスマートな白シャツだけど、よく見るとところどころつまんだような、アシンメトリーデザイン。不規則な立体フォルムが白シャツをおかたく見せないズレとして作用。淡泊になりがちな細身シルエットでも、1枚で凝った見た目へ方向づけてくれる。
ニュアンスが生まれる「素材違いの2枚セット」

レーヨンとコットン。素材違いの2枚がもとからセットに。ニットやリブタートルのそでからのぞかせても違和感のない、単体づかいにも向くやわらかな白。質感の微差で使い分けでき、レイヤードしてもさまになる便利な2枚組。
ふんわりとしたカーディガン

シャツやTシャツとの組み合わせはもちろんのこと、タンクやキャミなどの肌感トップス+ふんわり感のあるカーディガンは鉄板の組み合わせ。紳士的なアイテムを男の子のように着くずしたメンズのかけ合わせ。シャツの上下のボタンを開けつつ、片側だけをインしたすそのこなしでもうひとひねり。
えする「立体的なぶかっと感」

すそが弧を描くように仕立てられた、1枚でも地味に転ばないビッグシャツ。身ごろの広さはもちろん、前後にも奥行きが出ることで立体的なシルエットを演出。凝ったデザインながらシャツならではのきちんと感も保てる、なめらかなブロード生地。
品もスタイルもよく見える「デニムっぽくないデニム」

深い股上+ハイウエストのスラックスのようなストレートデニム。ハリのある生地のおかげで、細身でも凹凸を拾わず脚線がよりまっすぐ見える効果を発揮。美シルエット+白の清らかさにより、デニムであってもたたずまいをスマートに。
スタイリストが選ぶのは?
「たとえばこんなとき」白パンツが解決すること
白パンツを的確に選び、上手に着こなすために。GISELeスタイリストがコーディネートを組むときに「白パンツの方がいい」仕上がりになるケースをヒアリング。過去に紹介したコーディネートとともに、「白だからいい」ポイントを解説。
タイトなトップスを合わせるとき

→ウエストがくびれて見えるスカート風のフレアパンツ
「脚も長く細く見えるシルエット。ロングスカートのようなフレアパンツは風通しもよく涼しい、動くとなびく軽やかな素材感。ゆったりとした幅のあるワイズに対して、くびれの位置を絞ったメリハリのあるシルエット。トップスをINして、あるいは旬のショート丈トップスを合わせればスタイルUP効果も抜群」(スタイリスト・出口奈津子さん) フレアパンツ 33,000円/ドローイング ナンバーズ(ドローイング ナンバーズ 新宿店)
軽い・薄いトップスを着るとき

→オールシーズン使える「厚み」こそ白で
「トップスが軽いときに必要なボトムの「重み」。そんなときこそ軽く見える白に頼ります。薄手になる時季のスタイリングに陥りがちな「もの足りなさ」を埋めてくれるニットやコーデュロイなどの意外性。素材に重みがあるからこそ、さわやかな白で選ぶと浮かずになじみます」(スタイリスト・渡邉恵子さん)
どんなときも頼りになる名作

→メンズの形がベースの美シルエット
「汚れやシワがつきにくい素材。シンゾーンの定番スラックス。ワークパンツをもとに作られていて、ヒールでも力が抜けた印象に。くすみがかった色だから、全身白っぽくまとめても陰影がついて着やすく」(スタイリスト・樋口かほりさん) 20,900円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店)
カジュアルな素材のトップスを着るとき

→「シルキーな質感」の白
「Gジャンやスウェット、Tシャツも。ラフなトップスをカジュアルすぎに見せないバランスを作りたいとき。夏のワイドパンツは美脚というだけでなく涼しさも、心地よさも求めたい。そこでおすすめなのが白サテン。ワイドシルエットとも合う柔らかい質感と、カジュアルなトップスがメインの夏、合わせるだけで手抜きに見えずキレイで品のいい仕上がりに」(スタイリスト・岩田槙子さん)
正統派アイテムを合わせるとき

→カジュアルな素材の白パンツ
「ジャケットやえりつきシャツをちょっとだけラフに、そしてやさしく見せたいときに、もともと抜け感のある白を合わせたくなります。スエットなど、カジュアルな素材を選んでも、清潔感があるから大人っぽい印象を保てる」(スタイリスト・樋口かほりさん)
白デニムを選ぶときのポイント

→白と黒のトップスに合わせてみる
「想像以上に色幅が多い白デニムを選ぶ際は単体で見ず、手持ちの黒&白トップスに合わせてみるといいと思います。白との合わせは色味に差がつくもの、黒はコントラストがつきすぎない色味を。そうすることでブルーやピンクなどのキレイ色や、グレーやネイビーなどベーシックカラーとの合わせもまとまりやすくなると思います」(スタイリスト・渡邉恵子さん)
「ポイントは白のトップスと合わせても差のつく色み。厚みがしっかりとあるゆるい形のほうが、肉感が目立たず結果スタイルもよく仕上がります(樋口かほりさん)
「上下ゆるめ」をキレイに見せるとき

→ルーズな形はタック入りの柔らかい白
「きゃしゃ見えにつながるゆったり感。ももに自然なゆとりが出るうえ陰影がつくため、タックはあればあるほどスタイルがよく見えるという持論。ただしそれにつれてメンズ感も強まるので、自分の好きな形を探ってみて」(スタイリスト・渡邉恵子さん)