07
without monotone
「たまには白黒以外で」
抜けがつくれる白、引き締め力のある黒に頼ることを一度休み、やわらかなくすみ色だけでコーディネート。寒色をとり入れたら、黒がなくてもスタイリッシュ。
a.ラベンダーカラーなどの淡いキレイ色は、色濃くくすんだ色みのベージュを支え役にするとうまくいく。b.知的なシャツとラフなデニムの相反するワントーン。パリッとしたシャツ&乾いたデニムと質感の違いで、淡色どうしにメリハリが。c.“適当風”に飾ったグレースエットが、ペールブルーの緩急づけに貢献。スエット特有のカジュアルさで、薄いブルーのかわいらしさを中和。d.グレー×ミントのダスティカラーどうしも、ギャザーやウエストベルトの抑揚があるからぼんやりしない。
08
small accent
「ワントーンに必要なメリハリ」
手軽なようで、テクニックを要するワンカラーの攻略法。白・ベージュをのっぺり見せないコツ、ブラウンを重たく見せないための+1色を指南。
a.「視線を上げるひと手間を」ボディラインを隠す好都合なワンピース。やさしいベージュが膨張するのを防ぐなら、目線を上に誘導してすっきり見せる肩にかけたロンTがポイントに。先のとがったブーティ合わせもシャープさの演出に有効。b.「上下のシルエットに緩急づけ」ベージュ1色でまとめる場合、強弱のあるシルエット選びも重要に。ウエストマークのデザインで脚長効果ももくろめる。c.「肌感を意識する」ほっこり見えやすい白のワントーンには、デコルテや腕など適度な肌見せで緊張感を。d.「目立たずとも白をさす」今の時期には少々重たいブラウンのグラデーション。ニットから白Tをのぞかせるだけで抜けが出て、クリーンな仕上がりに。極力ヌーディなシューズ合わせが賢明。
09
minor change
「品が増すネイビーへのマイナーチェンジ」
「迷ったら黒」を選びがちなシーンで、黒にかわってネイビーを。負けず劣らずのシャープさがありながら、カジュアル〜キレイの振り幅も広く優秀。
a.ブラウンTに気品をもたらすテーパードパンツ。デニム感覚ではけるネイビーなら、適度にボーイッシュさも薫ってコンバースとも相性抜群。b.Tシャツを黒からネイビーへとシフト。トーンがやや上がるだけで、チノパンにどこかレトロで愛らしい雰囲気が漂い出す。c.ストイックな印象を与えるシャツワンピも、抜け感のそなわるネイビーなら女性らしくまとうことが可能。すそからデニムをちら見せしてドレスダウン。