05
ワントーンをうまく着るための「立体的」な素材感
色みに幅がない黒には特に必要(by 渡邉さん)
06
ベージュをクリーンに仕上げる「知的な寒色」に注目
やさしい雰囲気の中で甘辛バランスがとれる(by 高木さん)
07
「ジャケットをトップス的に着る」
正統派なはおりこそ新しい「使い方」を試してみたい(by 石関さん)
08
アクセントカラー=「渋い赤」の一点狙い
+白い服でも気張って見えなければ合わせる服の幅も広い(by 樋口さん)
09
チェック柄は「ソフトな色と質感」で再選択
1枚で女らしさと抜けをそなえるチェック柄に再び新しさを感じる(by 岩田さん)
出口さん:通常より起毛感の強いニットや強めな光沢感のスカートなど、特徴のある素材をワントーンルックのメリハリづけに利用した、05の着こなしは参考になります。
渡邉さん:特に黒で試したい。色みに幅がない黒でワントーンは、秋冬ほど重みが気になる。05(左)のような「ふわふわした黒ニット」があると、奥行きができるし、黒の強さも弱められるので、とりあえず1枚あると絶対便利。
高木さん:色みでいうと、「秋冬に寒色を着る」のもそれだけで新鮮。06みたいに白シャツをブルーに更新するだけで、よく着るキレイめなベージュもリフレッシュ。
岩田さん:黒だと少し強いかな?と思うとき、スマートな色だけどやわらかさもある、淡いブルーを引き締め役として使うのもいいかも。
石関さん:07のビッグジャケットのボタンを締め、トップスのように着るのもいいですね。深Vネック×タートルネックで、顔まわりをすっきりさせたり、肩を落としてビッグシャツのように着たり。ハンサムなアウターを女っぽく着ていて惹かれます。
樋口さん:全部定番っぽいアイテムだけど、えり元やフロントボタンを締めたり、そでをまくったり、「シャツを着る感覚でジャケットを着る」のが新しい。着方をコンパクトにすることでオーバーサイズのジャケットも、細身パンツやボリュームスカートなど、いろんなボトムとのバランスがとりやすくなる。
石関さん:今季多いウールの服に08のようなくすんだ赤小物を合わせたいな。深い赤だからやさしい質感の服とでもキツく見えなくていい。
出口さん:大人で女性らしさがある色なので、セットアップなどメンズライクな服を着るときに、小物でさりげなく投入したいです。
渡邉さん:柄×柄を試してみたいと思っていて、09(左)のように「色のトーンを合わせて、柄の大きさを変える」テクニックは参考になりました。トラッドなイメージのチェック柄ですが、今シーズンは起毛した質感や、やさしい色みを含んだものに注目。09(右)のようなジャケット&パンツも、かっちり感がほどよく抜けて、気負わずチェックを試せると思います。
CHECK STYLIST
□Yasuko Ishizeki
□Keiko Watanabe
□Kaori Higuchi
□Makiko Iwata
□Chisato Takagi
□Natsuko Deguchi