BIGカラーシャツは「引き出せる服」
カラー豊富で着まわしがいもある、メンズライクなシャツが目立つ今季。体のラインも拾わず、ヒップも隠れる丈感。重ねて、足して、動きをつけて。些細なアレンジによって、なりたいイメージへの操作もしやすい使い勝手もいいビッグシャツは、基本の白に加えて、白にはないカラーシャツゆえの利点にご注目。
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01.白よりお堅く見えない
硬派でもあり、余裕も感じさせるBIGシャツは、スエットやニットの肩がけの「ゆるさ」がよく似合う。白シャツだとトラッドな印象に固まりがち。パステルカラーなど色にもゆるみを持たせることで、柔和な着こなしが可能に。
02.白以外に変えることで服の余力を引き出せる
食傷ぎみなベーシック服をよみがえらせる意味でも、BIGシャツの効果は絶大。たとえばまだ手放せない黒タートル。春らしいカラーシャツをリアルタイムに引き寄せ、黒の気分も変える。重ねることで相乗効果を発揮。
03.白のように強弱がつかないから小物も遊べる
もともとシャツにそなわる知性を頼りに、品のいい小物で遊ぶという発想。第一ボタンを開けてそでをロールアップしたくだけた着方に、スカーフをラフにポケットに入れた「適当さ」も、どちらも上品だから許容範囲。スカーフ 15,400円／BEIGE,（オンワード樫山）
04.黒の細身ボトムがまた活躍する
ストイックな細身のボトムも、お尻までふわっと隠してくれるシャツの安心感を味方につければ手が届く存在に。これで白シャツだとフォルムも色もコントラストがやや強い。マイルドなカラーシャツなら親しみもわく。黒レギンスパンツ 13,200円／IHNN（ブランドニュース） バッグ 31,900円／マロウ（レイ ビームス 新宿） パンプス 52,800円／KATIM
05.重ね着を新鮮に
白T・白シャツなど中に仕込む重ね着の主役は白。たとえば白を外に・中にカラーシャツというように、順番を逆にしてレイヤードの幅を拡大。デコルテをざっくりと開けたルーズさとの対比で、ボーイッシュなオーバーオールもセンシュアルに見せてくれる。