「洗濯で服が傷まない」 クリーニングのプロが「洗濯機に入れている」意外なもの


買ったときの見た目・着心地を保つ方法


服の若さを保ち、夏を快適に過ごすために。汗ジミ、黄ばみ、色あせ、ニオイ…不快な要素を爽快に変える秘策をプロたちに聞き込み。「おろしたて」の鮮度を保つための洗濯や夏服ケアの間違いと正解をご紹介します。 ※洗濯の際は衣服に表記されている取り扱い表示を確認してください。


【取材した方々】
「Freddy leck sein Waschsalon」松延友記さん 「洗濯ブロガー」ハナさん 「THE LAUNDRESS」下岡友美さん 「ETRE TOKYO」



1.薄く軽い素材「摩擦から生地を守る」方法

・レースやシフォン、とろみ素材などは押し洗いせず、たっぷりの洗剤液に15〜30分つけおきするのがベター。手洗い後は裏返してたたみ、目が細かくなめらかなネットに入れて、ごく短時間(1〜2分)で脱水を。水分と衝撃を吸収するために「乾いたバスタオルを一緒に回す」のもオススメです。脱水後はすぐに干して(下岡さん)


・洗濯ネットの中で服が遊ぶと、形くずれや生地を傷める原因に。ネットの中にはたたんで「余白のないようジャストなサイズで」入れましょう。



2.「汗ジミ・黄ばみ」の防ぎ方

・丈夫な素材なら酸素系漂白剤を加えて、洗剤では落としきれない汗や黄ばみの蓄積を防ぐこと。その日に洗濯ができないなら、部分汚れ用石けんでの「予洗い」や、つけおきをしましょう(下岡さん)


・キレイに洗ったつもりでも汚れを残すとあとから黄ばみが表面化してくることも。皮脂汚れはなるべくマメに「お湯で洗う」ことがとても重要。洗剤や柔軟剤の残りも黄ばみの原因。すすぎも十分に(松延さん)



3.夏の日差しによる「色あせ・ゴワつき」回避法

・日光による変色、変質を避けるため、色柄ものやデリケート素材は「裏返して陰干し」が鉄則。黒が赤っぽく変色したり、まだらにあせてしまうのは日光のせいです(下岡さん)

・過乾燥にも注意を。長時間天日干しすることで、肌ざわりも悪くなり生地も傷むので、なるべく風通しのいい日陰に干すようにしましょう。繊維が立つように「ゆすってから干す」のも、ゴワつきを防ぐポイントです(松延さん)



今までの洗濯方法は間違い?
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