見せるのではなく「見える」樋口さんのコーディネート理論
見せるのではなく「見える」。そんなさりげないワザが効いたスタイリングで、毎号反響を呼ぶスタイリスト・樋口かほりさん。過去に手がけたスタイリングをもとに、そのファッションセオリーをあらためて解剖。リアリティのあるスタイルを生み出すうえで大切にしている「言葉」をワードローブづくりのヒントに。
【担当スタイリスト・樋口かほりさん】
ベーシックなアイテムを軸としながら、女性らしい小ワザを効かせたスタイリングが大人気。忙しく動きまわる日々をオシャレに過ごせる、リアリティのあるアイテム選びに定評。
「だいたい男」でいい結果
「まずメンズ同等に服を組み合わせて、最後に女っぽさをちりばめていく考え方でスタイリング。目を引くピアスを飾ったりヘアスタイルに手をかけたり、いつも以上に“女っぽさ”の重要性も気づかせてくれます」(樋口さん)
あなどるべからず「タックIN」
「撮影中、何かしっくりこないと思ったら、新たに足すよりもすでにあるものを“ひねる”ような発想で解決することが多いです。タックINもその1つ。ハイウエストパンツやベルトに頼らずにスタイルUPが見込めます」(樋口さん)
「ストールは服とみなす」
「はおるという点で役割が似ているシャツやカーディガンと違うのは、好みの動きをつくれること。そういう意味では「着ている感覚を味わえる小物」ともいえる。ワントーンにまとめれば、さらに“服っぽい”見た目に」(樋口さん)
「シンプルのよさはいろいろある」
【画像・全26スタイル】≫「コーディネートは力ませない」人気スタイリストに聞いた「力の抜き方」
