無機質なイメージもある色だから、甘く、深みのあるデザインを選んだり、よりシャープに研ぎ澄ましたりしたときの振り幅も大きい。簡単にイメージを超えられる、見慣れた色でも同じに見えない選び方とその実例。
フォークロアのような「なつかしさのある黒トップス」
“古着屋にありそう”を選択基準とした、ムードのある装飾。50年代を彷彿させるきらびやかなディテールこそ、モノトーンできわ立たせて。レイヤード前提の透け素材なら、よりとり入れやすい。
モードな中でキラリと光るブラックビーズの甘美な輝き

黒ニットベスト/エストネーション 手に持った黒デニムジャケット/HAIKURE(ショールーム ロイト) 黒巻きスカート/.blacktogrey(THIRD MAGAZINE) 頭に巻いた黒スカーフ/PHEENY キャミソール/スタイリスト私物
メッシュニットにハリのある巻きスカートを合わせた強気な佇まいに、飴色に光るビーズでレトロな風を吹かせて。肌面積の多いメッシュなら抜け感も。
可愛さとはまた違う「大人になれる黒の服」
愛らしいデザインが映えると同時に、キレのあるデザインがよりクールに映るのも冷静な黒の効能。レディに、ハンサムに。簡単に背伸びができるコーディネートを厳選。
うでは隠しても「涼しげな透け感」

黒バックオープンシアートップス/カオス(カオス表参道) 黒ベアトップス/バナナ・リパブリック 黒ワイドパンツ/ビロット(THI RD MAGAZINE) キャメル×黒レオパード柄ミュール/MANGO ブラウンスエードバッグ/ミロス(ル タロン 有楽町マルイ店)
くたっとしたロンTのニュアンスで、黒1色なのにやわらかい雰囲気。ほんのりと透ける素材と大胆に開いたネックラインとのギャップで、シンプルな装いのまま奥行きが出る。手のひらまでかかる、長めのそで丈もさりげないアクセントに。
(コーディネートのプライスなど詳細)
【全30スタイル・アイテムの一覧】≫オシャレが上手くなる「黒の選択基準」シンプルだけど無難に見えない「選び方と使い方」
