スタイリストに聞いた「最新カラートピック」
膨大なコレクションルックをひもとく中で集まった、「色にまつわる」アイディアの数々。スタイリストたちが注目するのは「普通の色」。全部同じ色、小さく使う色…など色に頼らず着方でベーシックをアップデートするアイディアをご紹介。
黒にかわる「隙のない全部ブラウン」
ALL黒をブラウンに塗りかえて鮮度をアップ。徹底して「肌を見せない」着方も目立った。

Stella McCartney
「コクのあるディープブラウンでまとめたルック。注目すべきは、あえて”まったく同じトーン”でそろえたベルト。異素材の光沢でミニマルな変化をつけつつ、トーンを統一することでより隙のない、洗練されたALLブラウンが完成」(樋口さん)
「ヌーディカラーで」ニットONニット
多くのメゾンで目を引いたのがニットアップ。肌の延長線上にあるような、次なるセンシュアルの形。

Max Mara
「女っぽい表情を引き出す、しっとりとしたグレージュのリブニット。タートルネックからロングスカートまで、肌の露出が”まったくない”にも関わらず、体のラインを拾うことで、ここまでフェミニンに転じる。これこそが今季のムードを象徴したルック」(高木さん)
強い色を和らげる「さし色としての白」
白はメインにしない。ダークカラーや主張の強い色に対し、あくまで「抜け役」として白を少量効かせる。

PRADA
「未完成の美学」をテーマに掲げたPRADAの「小さな白」でルック全体を引き算する提案に注目。「赤ニットから無造作にのぞかせた白シャツ。この計算された”雑さ”こそが、着映える赤のハードルを下げ、リアルクローズに引き寄せ。決めすぎないための白、という新しい解釈はすぐにでも取り入れたいテクニック」(渡邉さん)
簡単に「オシャレが上手くなる」新しいテクニック
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