今月のテーマは…「デニムには何がある?」
「デニムを着がえる」「デニムに合うで決めていい」「デニムがもっと好きになる」。幾度となく、お届けしてきたデニム特集。
今回あらためて気づかされたのはデニムがあらゆる「きっかけ」をくれる存在であるということ。時代を超えても、ライフスタイルが変わってもなお愛されるゆえん。「欲しい」になじみ、理想的なバランスをつくる。きゃしゃ感を想像させる形、組み合わせるモノと互いのよさを高め合い、「こうなりたい」にも近づける、小細工はいらないけど、小細工も通用する…。
数あるアイテムの中でもデニムでしか、なしえないことは多いのではないでしょうか?
その類を見ない包容力に頼ってさまざまな希望をデニムに託せば、それをかなえる「きっかけ」を与えてくれる。工夫しがいのある自由さ、使い方をも問わない服。
デニムが与えてくれる多くのことをひとつひとつ、一緒にひもときながら、これからの楽しいオシャレ計画を開始!
もくじ
「新しさを受け入れる余裕」
どんな流行も確実に受け止め、それ自体が新しさをまとってもやりすぎにならない。そんなデニムは、いつだって私たちを裏切らない。理屈抜きで惹かれた見た目、更新された定番、直感で好きな色、「こうなりたい」の願望。「デニムに合うかどうか」のフィルターをかければ、本当に必要なものだけが見えてくる。春らしく、なんて季節を言い訳に服を選ぶなんて意味がない。遠回りせず、「欲しい」を整理できる、デニム発想の計画をスタート。
「くびれからが脚」
はくだけでキレイなシルエットが期待できる「ハイウエスト」が定着。スタイリッシュで難易度が高いアイテムも、親近感のあるデニムなら日常にもとり入れやすい。なつかしさや女らしさ、品のよさなど、スタイルアップだけではないあらゆる可能性を秘めた新しいハイウエストの魅力を、スタイリングとともに徹底解剖!
「デニムと真逆」=ちょうどいい説
カジュアルボトムの代名詞「デニム」を引き立てるコツは、正反対のテイストMIXにアリ。ラフすぎず、キレイめすぎずのこなれた最良バランスを、パラドックス的手法で追求します。
むしろ細く見える「ゆったり感」
タイトなシルエットを追求することだけが、シャープな体に見せるための手段ではない。余白を感じさせるゆるさや、足首との対比で目にとまる余裕のあるすそのほうが、かえってきゃしゃ感を想像させることもある。さらに脚の動作によって独特の表情が生まれる唯一無二の素材=デニムだから味わえる、「ゆったりデニムでいいこと」へアプローチ。
「昔っぽい」が今っぽい
「なつかしさ」のブームは色だけでなく、アイテムや組み合わせにも波及。ちょっとやぼったくもあり、あどけない。そんなレトロな流行の持ち味を生かす役=デニムをかけ合わせた新たなスタイリングの選択肢をご紹介。
「白黒デニム」でモノトーン
ブルーデニムや、シンプルな白黒ボトムだけでは出せない味わい深さ。新たなアイテムの投入で変わる「モノトーン」と「デニム」、ゆるぎない軸のかけ合わせで仕上げた品格あるシンプルカジュアルを提案します。
デニムありきで「こうなりたい」
オシャレを楽しむうえにおいて、めざしたいイメージやふくらむ妄想はつきもの。たとえばそれがデニムなら、自分がなりたいとイメージする人はいったい何を選んでどう着こなすのか。「こんなふうに着たい」「こう思われたい」をデニムありきで考える、理想的なオシャレとは?
スタンダード→「カラーデニム」が新しい!
カラフルな色をまとったアイテムが全盛の今季、その流れはデニムにも波及。ストレート&スキニーのなじみのある形を軸に、機能性にもこだわったカラーデニムを厳選!
「互いのよさを高め合う」デニムと新柄
これから出番の多くなるプリントアイテムこそ、自分の好きにしたがって選びたい!ちょっとくらい派手? でもデニムが上手に受け止めてくれる。またデニム自体も、新たな柄のパワーでいつもと違う表情に。そんな双方の「いいところ」のみが作用する最愛の組み合わせを「4つの旬柄」でリニューアル!
「幅の広がる」Gジャンの使い方
パンツと同様、デニム好きにとって欠かせないGジャン。カジュアルなアイテムと思いきや、テイストの垣根を越えて大きく進化をとげていることが判明。海外スナップを参考に、今までとはひと味違う選びと着方をナビゲート!
同じデニムで違う顔
シーンレスに活用でき、シーズンもジェンダーも問わない。デニム=何にでも合うというのはもはや常識。そんな振れ幅の広さを頼りに、今っぽさを兼ねそなえた定番デニムを使ったスタイリングと、メイクでできる着分けテクを伝授。新たな流行を組み合わせた新鮮な着こなしを要チェック。
「飽きたくないから似た性質」
とりあえずデニムを手にとってしまう日々の「息抜き的存在」となるボトムをコレクト。
気楽で、オールシーズン使えて、どんなトップスとも合わせやすい。そんなデニムの性格との共通点をヒントにリサーチ。
Gパンが欲しい=「新しいトップス」のタイミング
よくはくお気に入りにも鮮度が必要。そして新しいGパンを手に入れたらそれに合わせるトップスも欲張りたくなる。今の「着たい!」が先へと続く。デニムに合うからこそ、特別に合うもの。そんな理由で選ばれた、新顔の精鋭たちが勢ぞろい!
ワンパターンに「+1」の変化
「ずっと着たいから飽きたくない」という、いつもそばにあるデニムだからこそ感じる独特の思いが発想源。靴だけ変える、色だけ変える、デニム自体を少しだけ変える。「いつもと同じ」の延長線上にある変化を加えて、またデニムが好きになる。
「デニムの意外な選択肢」
季節や流行に左右されず、多くの人から愛される存在。そんなデニムをより幅広いシーンで楽しむべく、ジーンズ以外のデニムを集めました。デニム好きには新鮮、あまり着ない人には簡単な一見それとはわからない目新しいセレクトを披露します。
新しい黒は「甘め」から
デニムと黒。着こなしを簡単にセンスよく引き上げてくれる組み合わせに必要なのは、無難ではない新しい黒。その黒も、今季は甘さを含んだデザインが主流になる気配。まさにデニムとの合わせにも好都合な「甘い黒」から新たなワードローブづくりを計画!
GISELe3月号は1月27日発売!
今回ご紹介した他にも、ワンパターンに加える「新しい小物」特集などなど、今すぐ役立つ情報が満載!全国の書店やコンビニでGISELe最新号をゲットしてくださいね!