毎日過ごす場所だからこそ、心地よくいられることはもちろん自分好みのムードで部屋づくりを楽しみたい。お気に入りを「見せる」・生活感を「見せない」2つの視点に着目して、オリジナルの空間をつくるためのアイディアをのぞき見。
「飾るように収納して」満たされる空間へ
見ているだけで気分が高揚するものは、使わないときも目に入るだけで満たされるからいつでも日常の中に配置したい。用途以上の意味を持つお気に入りをインテリアの一部としてとらえて収納。
気分で移動させて空間作りを楽しむ
「洋服収納が少なく、クローゼット内にニットをたたんで置くスペースがなかったためラックとシェルフを並べてショップ風に収納。洋服を選びやすく、季節によって並ぶ洋服が変わるのも好きで、1年を通して「見せる」インテリアに。洋服に合わせて壁面のディスプレイを変えながら空間づくりを楽しんでいます」(minamiさん・ANNE HOUSEHOLD GOODSデザイナー) @mnmii___
出番の多い1軍を集結
「メゾネットで少し変わった間取りの部屋なので、大きな家具は置かずキャットウォークも兼ねる収納棚を利用して、香水やアクセサリーなど使う頻度の高いものを収納。偶然にも階段下のスペースにぴったり! 毎日使うアイテムをすぐにとれて、お気に入りがいつも目に入るので気分も上がります。猫もかなり気に入っている様子で、よくここでくつろいでいます」(hitomiさん・PR)@__hitocchi
選びとりやすいシチュエーションで
「職業柄、アクセサリー企画を担当するたび増えていくお気に入りの数々。高価なジュエリーは、付属の箱に入れて保管していたのですが、今はジュエリーボックスにまとめて収納。玄関先に置いてコーディネートに合わせて選ぶのが出かけるときのルーティーンに。ざっくり収納しても集まっているだけでかわいくてずっと眺めていたいとっておきの空間です」(塚田綾子さん・スタイリスト)@ayakotsukada
パッと見て選べる収納兼インテリア
「形・サイズ違いのトレイを組み合わせた、見せる収納。ネックレスと小さなリングの配置を決めて、どこになにがあるかを一目で把握できる収納が私流」(RIM.ARK ディレクター/デザイナー・中村真里さん)
「見せ方」にもこだわりを
「シューズボックスがない部屋なので、縦型に置けるシューズラックを購入し思いきってディスプレイ収納に。よく履く靴を置いてコーディネートが組みやすいように。ラック横にもブーツやサンダル、バッグなどを巾着や箱に入れて無造作に積み上げていますが、モノトーンにまとめているのですっきり見え。収納のなさをプラスにとらえてむしろインテリアっぽく」(chika kitamiさん・会社員)@chikalata
1軍の靴を「インテリア的に見せる収納」
「ステンレスのシューズラックに、メインで使う靴を見せる収納。ふだんあまりはかない靴は箱に入れて保管しています。靴自体モノトーンが多いので、自然と統一感のある見た目に。アートを飾ることで、よりインテリアとしてとけ込ませることができます」(永倉遥さん・iruryディレクター)
グラデーション配色で並べて整頓された印象に
クローゼットを開けたときにもすっきりして見えるように、グラデーションに並べています。全体のまとまりを出すために、ハンガーはIKEAの木製のもので統一。色順に並んでいることで、服も選びやすく気に入っています。着る頻度の低いニットは、見た目もかわいいフェローズのバンカーズボックスに入れて保管。(菅野有希子さん/プロップスタイリスト)
モノが多いことを逆手にとって
コンパクトな部屋に2人で住んでいて、お互い服が好きなので物量も多め。物が多いことを逆手にとって、あえて見せる収納にしています。ゴチャゴチャさせないように、いかに圧迫感なく見せられるかを意識。大好きなスニーカーは、入っていた箱までいとしいので、処分せずに棚に積み上げてストック。増えていくのが目に見えてわかって充足感があります。(misaさん・販売員)@_33028m
厚みによってシェルフと布バッグを使い分け
「ボリュームのあるものは、HAYで購入した大きな布バッグにIN。ニットを着ない時季には布バッグもたたんで保管できるので、場所をとらずに済むのが気に入っています。シーズンオフにはクローゼットの上の棚に移動」sakiさん・会社員(@3ki_____m)
お気に入りのラックで「洋服を見せる収納」
「ハンガーラックはDULTONを愛用。本来はランドリーカートですが、海外風の無骨なデザインが好きで洋服ラックとして使っています。クローゼットもありますが、このラックを使いたいがためにあえて見せる収納を採用。ポスターも白黒が好みです」(yukaさん・フリーランス)
ブランドごとにラベルづけ
「無印良品で購入したソフトケースに大きく畳んだデニムを立てて収納しています。これではパッと見たとき、デニムの詳細がわからないのでブランドと形を記載したクリップを作成。服選びの時短にもつながりました」(インフルエンサー 3kiyさん)
収納できる量しか持たないのがルール
クローゼットを増やすと圧迫感があるので、見せる収納にして抜け感のあるインテリアに。収納できる枚数だけ服を持ち、それ以上になると断捨離をすると決めています。(黒石奈央子さん・Ameri vintage CEO/ディレクター)@blackstone705
【18人のお部屋・収納を全公開】
≫【全45選をもっと見る】見た目と実用性を兼ねた「見せる収納」テクニック