新傾向は? スタイリストに聞いた「普通だけど可愛い」秋からのデニムとコーディネートの作り方


秋冬アイテムをひととおり見た、スタイリストたちの力を借りてワードローブづくりの参考になるトピックスをお届け。コーディネートルームで繰り広げられた何気ない雑談を掘り下げて、リアルに使えるトレンドをピックアップ。


【STYLIST MEMBERS】
(樋口かほりさん) 「大人に似合うカジュアル」をモットーにしたコーディネートが毎号人気。ベーシックでありながら、そのシルエット選びが絶妙と話題。ちょうどいい大人の甘さのさじ加減にも技が光る。 (岩田槙子さん)女性らしさが引き立つシルエットや服選びに定評あり。 (船戸唯さん)メンズライクなムードを、女性らしくとり入れた装いを提案。



「ルーズなデニム」を正統派に着る


デニムは引き続きワイドシルエットが主役。ポイントは「着方」。王道ジャケットとの合わせなど、直球カジュアルなアイテムほど「きちんと着る」ことが今っぽさにつながる。



岩田さん) 展示会を回る中で、多くのブランドが「トラッド」をテーマに掲げているのが印象的でした。ただし、いつもと違うのは、正統派な着こなしにどこか「ハズし」の要素をとり入れていること。


樋口さん) コレクションでもチェック柄やレオパード柄を多く見かけて、少しなつかしいムードを感じました。一方で、デニム一つとっても、王道のテーラードジャケットにずるっとしたワイドパンツを合わせる意外な組み合わせが多くておもしろいなと。とくに〈写真右から2番目〉の究極にシンプルなシルエットの黒コートを、デニムでハズすアンバランスさに惹かれました(樋口さん)


船戸さん) アイテム単体はベーシックでよくあるデザインでも、「組み合わせ」で遊ぶのが今季のキーワードの一つといえそうです。



スタイリストが買いかえた最優秀デニムは?
≫【全12アイテムの一覧へ】 「ラクに穿けるのにスタイル良く見えるから」 色も形も穿き心地も「とくにいい」デニムパンツ