春までどう着る? 普通のコートが簡単にオシャレ見えするテクニック


ワードローブの軸となるコートは、着方や小物の使い方次第でまだまだ新たな可能性を見いだせる。海外のファッショニスタたちをアイディアの数々を拝借し、いつものコートの装いをアップデート。



「インナーだけで」印象操作

ベーシックなコートで気分転換をはかるカギは、中に仕込む「インナー」にアリ。いつもと違うテイストのトップスも、着慣れたコートとなら試しやすい。




01
「赤の細リブ」でフレンチムード

高発色の赤のニットを投入してレトロな趣を加算。女性らしい赤と相まって、ベージュコートをいっそうエレガントな雰囲気に。太めのレザーベルトが、あいまいな配色の境界線を強化。




02
迫力を生む「肉厚フーディ」

顔まわりにメリハリをつくる厚手パーカ。フーディのサイズ感との対比によって、顔が小さく見える効果も。首まわりがボリューミィなぶん、ヘアはタイトにしてもたつきを回避。




03
「ツヤめくニット」を仕込み女っぽく

無骨なトレンチに輝きを放つラメニット。大胆なクルーネックが隙を生み、センシュアルな印象に。耳元には、ニットの輝きに共鳴する、大ぶりなゴールドピアスを添えて。




04
シックにまとまる「ラガーシャツ」

ワークテイストのトレンチに、幅太ボーダーのラガーシャツがトラッド感を助長。正統派なムードが漂う一方で、ざっくりと開いた首元にはゴールドアクセを沿わせて色っぽく。




05
「ボウタイリボン」で抜かりない後ろ姿

大ぶりなリボンを背中にたらして、バックスタイルまで完成された女性像を表現。正面で結ぶことが多いボウタイブラウスのリボンを、あえて後ろで結んでみることでまた新鮮に。




06
「ハーフジップ」でモードに昇華

さりげなくエッジがきくハーフジップ。黒のレザーと組み合わせてとことん辛口に。ジップを完全に上まで締め切って首元をおおい、強気な赤リップとタフに装って。




07
「同色チェック」でアクセント

クラシカルなチェック柄は、大人っぽく落ち着くビターがベスト。アウターの色みと、チェックの中に使われている色を拾うことで、統一感が生まれる。




08
「カレッジロゴ」で遊びをプラス

コートの隙間からのぞく、レトロなロゴがアクセントに。まじめを貫けるネイビーがベースだから、トレンチに合うちょうどいい遊びに着地。バッグのチェーンで品格を維持。




09
リズムが変わる「端正な白シャツ」

ボリュームのあるダウンジャケットに、パリッとした白シャツを仕込んでコンサバな要素をひとさじ。手先までおおった黒と、白シャツ・肌のコントラストがモードにシフト。