スタイルよく見せられる今春の正解アイテムとは？｜人気スタイリストが証言する「選ばれる理由」Part１

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素材やシルエットが勝負のベーシック服は、こだわりを持ってセレクトすることが肝心。リアリティのある提案で支持される二人への取材から見えてきた、「最強のシンプル服」とは？　まずは、スタイルアップできるアイテム選びから。

KAORI HIGUCHI
表紙のスタイリングを毎号担当。私服でもデニムを着ることが多く、大人に似合うカジュアルや品のいいメンズっぽさの提案が得意。

MAKIKO IWATA
毎月数多くの企画を抱える人気スタイリスト。旬を押さえながらも、女性らしさやエレガントさの漂うアイテムの選定に定評アリ。

STYLE UP
「理想= 体をキレイに見せてくれるもの」

薄着の季節は、スタイルよく見せられるデザインにもこだわりたいところ。とり入れるだけで見た目の印象を変えられる素材や形について、プロ二人に解説してもらいました。

樋口さん：デニムは基本、服とのバランスがとりやすいハイウエストを選びます。「シンゾーン」のハイウエストデニム[1]は、形がとってもキレイ。女性がはいても重すぎない絶妙な色落ちぐあいもポイントです。
岩田さん：抜けが欲しいなら、白デニム[2]もオススメ。白いボトムに抵抗があるという人も多いですが、お尻のラインをひろいにくいかたいデニム生地なら、安心感があるはず。
樋口さん：ゆるめのデニムをはくなら、きゃしゃな靴がマスト。ぺたんこでも、ポインテッドトゥ[3]を選べばシャープな印象がかないますよ。
岩田さん：甲が浅めっていうのも重要。抜け感が出てすっきり見える。「ツル」のパンプス[4]は、サイドに素肌がのぞく切れ込みが入っていて、足をキレイに見せてくれる。
樋口さん：私が選んだスカート[5]も、「ツル」のもの。プリーツスカートって、体に沿うような生地感が多いけど、ここのは違う。アコーディオンプリーツというかための素材を採用しているおかげで、常に美しいシルエットをキープできる。
岩田さん：Iラインの究極ともいえるタイトスカートは、ともするとコンサバに見えることも。構築的なデザインでおなじみの「エンフォルド」に行けば、スタイルUPに加えてモードな1着[6]が見つかるはず。
編集部：コートを脱いで、薄着になる季節ももうすぐ。きゃしゃ見えがかなうトップスが知りたいです。
樋口さん：ゆるく前が開いているシャツかな。ちょっと鎖骨が見える感じの。[7]のシャツはてろっとした素材感に動きがあるのもいい。
岩田さん：[8]のボーダートップスもオススメ。カジュアルなんだけど、ボートネックだから首まわりがほっそり見える。
樋口さん：てっとり早くワンピをとり入れるのもアリだよね。ストンと落ちるシルエットが細見えにつながる。[9]のワンピは、ウエストリボンがついていて、ボディラインに緩急をつけられます。
岩田さん：アメスリっぽい形がかわいい[10]のワンピ。二の腕がすっきり見えそう。
編集部：服以外ですっきり見せたいとき、いい方法はありますか？
樋口さん：引き締め力のある小物を使うとか。たとえば最近よく見るカクカクしたバッグ[11]のように、角のある小物を効かせることで、シルエットにメリハリがつくと思います。
岩田さん：私はこの春、白が気になってる。たとえば、ベルトを白[12]にかえるだけで、なんだかブルーデニムが軽く見えるし、とにかく新鮮。