【3】「短いからこそ成立する」ショートヘアのアレンジ
ショートだからといって、ヘアアレンジをあきらめてはもったいない。長くないからこそのシルエットやアクセサリーとの相性など、ショートヘアだからこそ上手くいくアレンジ術をご紹介します。
やさしいニットに重厚なカチューシャ

あいまいカラーのやさしいニットと真逆をいく、主張のあるレザー小物や赤リップ。なめらかな光沢とぽってりとした厚みによりレベルアップを図れるカチューシャも赤い唇も上品なパリジェンヌを想起させて。
ふわふわニットにジュエリーの質感

あたたかみのあるニットに気負わないラフなハーフアップ、そして重厚なヘアアクセ。重×軽のバランスが退屈を回避して、「何か違う」の呼び水になる。
無造作ヘアにレトロなカチューシャを

ボリューミィなカチューシャを1つ足すだけで、シンプルな装いもクラシックに見えて、一気に感度が上がる。ベロアやサテンなどニュアンスのある質感を選べば、より女性らしい仕上がりに。
首まわりの重みを削ぐようなタイトアレンジ

巻くアイテムと巻き方、双方にひねりを効かせたレザーコードのアレンジ。時間もテクニックも不要で、足さずして満たされるスタイリングの好例。ワイヤー入りなら、自在に形が変えられる。
「力感のなさを装う」ラフなまとめ髪

無造作なアップスタイルを適当にヘアゴムでまとめたようなゆるさ。春っぽい明るい色は、アクセでとり入れるくらいが冬の装いに浮きすぎずちょうどいいアクセントに。ネオンカラーのヘアゴムは、100円ショップやドラッグストアなど身近なショップで手に入る。
長さを加えるようにレトロなスカーフ

いつもの1つ結びはそのままに、飾りの長さだけで目先を変える手法。髪の長さという制限にとらわれずに「ゆれるテール」を確保。シンプルなスタイリングが女っぽく振れて、かつトライしやすい。スカーフは落ち感にこだわってセレクトを。
【4】「ハイネックとヘアアクセで」手間なく目を引く実例集
ふと気になって目で追ってしまう、美しい後ろ姿。多くを語らないバックスタイルなのに惹きつけられる理由は、自分では直接見ることができないところまで行き届いているから。首元が高めのニットやアウターとアクセサリーが織りなす絵になる後ろ姿、6つのレシピ。
まじめな服でも力まない無造作なまとめ髪

結び目のゴムが見えないように毛先を巻きつけた、ヘアのニュアンスがもはや飾り。手を抜くべきところは抜く、緩急のバランスを心得た「デキる女」を後ろ姿から想像。
大人がやるから新しい「適当なおだんご」とミニヘアピン

幼く見えることを懸念して敬遠しがちな、ひとクセ効いたヘアピンの重ねづけ。どこかレトロな見た目のケーブルニットで、あえて子どもっぽさをねらえば中途半端に見えず、意外なギャップをつくれる。
正面からは見えない「背中にたらす前提で」黒リボン

確実に甘さを呼び込めるリボンモチーフは、後ろ姿でならとり入れやすい。シックな黒×べロアのリボンを1つ結びの低めの位置につけることで、黒ニットの高いネックラインとなじんでさりげなく主張。
耳元から首元までの絶妙な重なり合い

コートに入れ込んだタイトなヘア、あごが埋もれるくらいしっかり立てたえり、そこからのぞく白いピアス。3つの要素が緻密に計算されたうえで成り立つレイヤードバランス。
首でも髪でもなく「スカーフをシュシュに巻く」

おだんごにただシュシュをかぶせるだけでは退屈だから。さらに同素材のスカーフを結んで長めにたらし、服の一部のように活用。緑がかったニットの色を拾って、さりげなく色みをそろえたこともポイント。
バレッタ1つで首元をすっきり見せつつ、自然な抜けを

幅広のバレッタでさっとまとめるだけで、ゴムには出せない絶妙なゆるさが出現。手をかけずともこなれて見える。