スタイリストのアイディア 「今ある服とこれからの服」シャツ・デニム・ニットの差し替えリスト【5選】

着方を変えたり、発想を切りかえたりすることで得られる「新たな1着」のような気分を味わえる満足感。日々新鮮かつ膨大なスタイリングを生み出す、スタイリスト・樋口かほりさんによる今着ている服の生かし方、これから先に新投入したい服選びのアイディアをご紹介。


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☑STYLING THEME
足すというより「さしかえるように」


色を変えるだけ、サイズを変えるだけなど、ベーシックの延長で考えられるささいな変化。着慣れた服をまだ見ぬ姿へアップグレードを。



001.
パールの相棒を白シャツから「赤シャツへ」
シャツとパールの普遍性に甘えて、シャツを鮮やかな赤にスイッチ。正統派の白だとかえって気疲れすることも。赤なら適度な遊びもあり、カジュアルダウンも引き寄せる結果に。

赤シャツのユーモアにつられたラフなスエットの遊び心

赤スリットシャツ 38,500円/ハーヴェルスタジオ(アルアバイル) 肩にかけたスエット 20,900円/RHC(RHC ロンハーマン) 白リネンパンツ 25,300円/ロク(ロク 渋谷キャットストリート) パールピアス 22,000円/HATTON LABS(ディプトリクス) パールネックレス 25,300円/カドー(Shinzone ルミネ新宿店) 小粒パールでも十分存在感を発揮する、赤シャツとのコントラスト。

002.
軽快なニットを「はおり」から「巻き」へ
季節を問わず、あると心強いライトなニット。巻いたり、包んだり。カーディガン以上に操作しやすいストールで採用を。顔まわりがさみしいときにも重宝。

ニットの重みと引きかえにショートパンツを試せる好機

Tシャツ 9,350円/ジャーナル スタンダード(ジャーナル スタンダード 自由が丘店) ショートパンツ 16,500円/ガリャルダガランテ(ガリャルダガランテ 表参道店)  ストール 19,600円/ラウンジレイ(レイ) ピアス 7,700円/アビステ アンクレット 37,400円(7/1から価格変更予定)/little emblem(e.m. 青山店) バッグ 13,200円/MADE IN MADA(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) サンダル 12,100円/ティーキーズ(RHC ロンハーマン)

003.
ロールアップを見越して「デニムをBIGに」
余ったすそを2つ折りすることで生まれるボリューム。余ったウエストをキュッと結ぶことで得られるニュアンス。サイズのズレが、単純なカジュアルの気分転換に直結。

重なりが飾りとなる「きちんと折り込まない」ロールアップ

白Tシャツ 6,380円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) デニムパンツ 14,300円/Levi’s®(リーバイ・ストラウス ジャパン) イヤリング 9,720円/アビステ ベルト 8,800円/TORY LEATHER(メイデン・カンパニー) ソックス 1,650円/ブルー フォレ(ロンハーマン) サンダル 66,000円/GIA BORGHINI(クルーズ ショールーム) ウエストを寄せてタックをセルフメイク。

004.
タンク以上を求めて「重ねないベストへ」
タンクトップだとカジュアルすぎるけれど、それぐらいの適当感も求めたいときにちょうどいい「素肌にベスト」の選択。「見せてもいいインナー」とのレイヤードを試すのもあり。

フレアスカートでもハンサムでいられる鋭いネックライン

白リネンベスト 24,200円/ロク(ロク 渋谷キャットストリート) 中に着た黒スイムウエア 13,200円/Lepidos、サンダル 42,900円/MIISTA(ともにジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)  共布ベルトつき黒ジャンパースカート 30,800円/ダブルスタンダードクロージング(フィルム) サングラス 27,500円/BLANC やさしいイメージのリネン。重ねないことで強くまとえる発見が。

005.
ベルトの位置を「ウエストからヘアへ移行」
トップスの付属の共布ベルトを、ヘアに飾った自由なアレンジ。ヘアアクセにはない長さだからインパクトがありつつ、セットならではの統一感も生まれる。

ヘアに飾るだけでよそ行きに変わる予定とベルトの適材適所

共布ベルト(ヘアアクセとして使用)つき白オフショルトップス 7,590円、バッグ 19,990円/ともにZARA(ザラ カスタマーサービス) 黒ワイドパンツ 42,900円/ATON(ATON AOYAMA) サンダル 57,200円/PELLICO(ebure GINZA SIX 店) キレイに結ばず、あえて長くたらしたままにすることで、リボンのようにガーリーに転ばず、むしろ強さを感じさせる結果に。ちょっと勇気のいるアレンジは、まずはシックなモノトーンで試すのが得策。

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