「かえって女っぽさが引き立つ」黒ニットとは? 1枚でバランス上手になれる理由【3選】

夏は白T、冬は黒ニット。ボトムもシーンも問わないから、ニットの中でもなくてはならない絶対的な存在。それだけに選択肢も多く、理想にたどりつくのに時間を要するのも事実。それぞれの黒ニットにまつわる力に着目し、明確な理由で新たな1着を手にしたい。


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「かえって女っぽい」男っぽい黒ニット

ケーブル編みやポロなど、風格のあるメンズライクな黒ニットを着るときは「そのままにしないこと」がルール。ヒールを選んだり、ミニボトムを始めたり。逆にメンズライクなニット以外は思い切りキレイにまとめても、カジュアルとキレイのバランスが上手にとれるから、女っぽさの引き出しを増やすきっかけにも。



「由緒正しいケーブルニット」

ニットというより「セーター」と呼びたくなる、シグネチャーのポニーがあしらわれたケーブル編み。その正しさに引けをとらない、磨き上げられたパンプスを。メンズニットに意外性をもたらす、華奢なヒールが賢明。

世界中のメンズをとりこにする王道を投入


インテリジェンスなメンズを連想させる、アイコニックなポロの刺しゅうが光るケーブルニット。白シャツをレイヤードすることで、さらに品格を高めたい。スタイリングのベースはトラッドを貫くことで、レディな小物が引き立つ。モダンなヒールを添えて古きよきニットの枠を超えて。

黒ニット(メンズ) 25,300円/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン) 白シャツ 24,200円/GITMAN VINTAGE(グーニー PR) チノパンツ 20,900円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) バッグ 13,200円/ぺルケ(アンビリオン) 黒パンプス 52,800円/ペリーコ(デミルクス ビームス 新宿)



「タックINしてニットポロを」

あえてやぼったさを狙って選ぶこともあるレトロなポロ。冬は素材のぬくもりと相まってもたつくことも念頭においてなるべく切れ味よく着こなすのが大人のたしなみ。デコルテをのぞかせて、すそはIN。徹底的にゆるみをカット。

ボーイッシュなニットと引きかえにコンサバな黒小物を


見た目はメンズライク、着ると抜かりなく美シルエットを得意とするシンゾーン。「すぎないメンズっぽさ」を求めるなら、ニットに限らずヒントが満載。ヒールパンプスやバニティバッグといった、大人の女性の特権ともいえる黒小物をさらにデコレーション。

黒ポロニット 27,500円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) ベルトつきパンツ 16,500円/ARMY TWILL(グーニー PR) 黒バッグ 16,500円、黒パンプス 15,400円/ともにダイアナ(ダイアナ 銀座本店)



「ミニにかぶせてスエット風ニット」

ミニボトムや細身ボトムの「気になる部分」をうまく隠してくれるオーバーサイズの黒。ポインテッドトゥのタイトなブーツを添えて、丸みのあるシルエットに緊張感を。

白Tをはさんで「着方もメンズ」を参考に


N.Y.の老舗ニットファクトリー、家族経営のニット製品メーカーならではの上質なニット。工場の施設にさまざまなアイテムを生産できる高度な編み機を所有しているため、仕上げも100%社内生産のこだわりが実現。ニットもボトムも厚みを持たせることで、「冬でもミニ」に前向きになれる。

黒クルーネックニット 19,800円/Binghamton Knitting(グーニーPR) 中に着た白ロングスリーブTシャツ 17,600円/ATON(ATON AOYAMA) ブラウンコーデュロイショートパンツ 25,300円/RH ヴィンテージ(ロンハーマン) 黒ショートブーツ 10,890円/RANDA



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