01 どこかに“本物”を
「ふだんラクな格好が多いので、30を過ぎたころから小物はいいものを持つよう心がけるようになりました。バッグに存在感があるなら、服は力を抜く。黒タートルを“わざわざ”重ねるのは小さなこだわり。パーカ１枚よりも“考えて着ている感”を表現できます」
コート 65,000円＋税／ユナイテッドアローズ（ユナイテッドアローズ 新宿店） グレーパーカ 11,500円＋税／MIXTA（メイデン・カンパニー） 黒ニット 23,000円＋税、パンツ 23,000円＋税／ともにENFÖLD サングラス 11,800円＋税／ルミルミ（スピック＆スパン 吉祥寺店） ストール 10,500円＋税／TODAYFUL（LIFE’s 代官山店） エルメス のバッグ／スタイリスト私物
“Kelly”story…
30才手前に、ずっとあこがれだった黒×ゴールドのケリーを購入。デニムに合わせるなど、あえて雑にとり入れたかったので、使い込まれたヴィンテージを選びました。同じ理由でバーキンもヴィンテージで発見。カジュアルに映える唯一無二の存在感です。
02 スカートをはくきっかけをくれる
「若いときは“強い”というイメージで、抵抗があったレオパード柄とレザーのスカート。ハイブランドと一緒で、年齢を重ねることで似合ってくる２つだと思います。ただ、やっぱり主張が強い。シャツなど、強さを増長するトップスは避けたいところ。ボーイッシュにハズすなど、存在感を打ち消す組み合わせで、より身近なものに感じられるはず」
〈左〉ライニングつきミリタリージャケット 58,000円＋税／DIESEL（DIESEL JAPAN） ロ ングTシャツ 1,900円＋税／ヘインズ（ヘインズブランズ ジャパン） 黒レザースカート 15,400円＋税／ビューティ&ユース（ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通 り店） サングラス 19,000円＋税／A.D.S.R（. 4K） タイツ／スタイリスト私物 〈右〉スエットトップス 9,500円＋税／RIM.ARK、バッグに入れたデニムジャケット 14,800円 ＋税／MOUSSY（ともにバロックジャパンリミテッド） スカート 46,000円＋税／TAN （4K） サングラス 4,000円＋税／TODAYFUL（LIFE’s 代官山店） バッグ 16,000円＋ 税（オーダー価格）／CEDAR KEY CANVAS（メイデン・カンパニー） ブーツ 34,000円 ＋税／ガリャルダガランテ（ガリャルダガランテ 表参道店）
03 新しい服で古着っぽく
「大人になるにつれ、難しくなるのは古着。理由は素材感とシルエット。若いときと違って、派手なメイクなどでごまかしが効かないぶん、古くさく見えることも。そこで失敗しないのは“今”の服で考えるなつかしいスタイル。あせた色、風合い、味わいのある柄を吟味」
オフ白ニット 13,800円＋税／MOUSS Y（バロックジャパンリミテッド） スエッ トパンツ 20,800円＋税／ホリデイ ス カーフ 3,800円＋税／レイ ビームス（レ イ ビームス 原宿） バッグ 40,000円＋ 税／クスコ（フレームワーク ルミネ北千 住店） パンプス 27,000円＋税／FAB IO RUSCONI（MIDWEST）
04 スエットの日はラクしない
「スエットなど、メンズにも共通する服がメインの日こそ手を抜かないことがモットー。手っ取り早く変化をつけたいなら、アクセに頼るのが得策。ただ、きゃしゃなアクセだとカジュアルには映えず、やや不向き。ボリュームのあるシルバー、あせたゴールドならラフな格好とバランスがとれるアクセントとしてマッチします」
ジャケット 79,000円＋税、パンツ 65,000円＋税／ともにエム マーティン（シップス アトレ恵比寿店） スエットトップス 20,000円＋税 ／ワイルド ドンキー（ジャーナル スタンダード レリューム 表参道店） 黒カットソー 16,000円＋税／スタニングルアー（スタニングルアー 青山店） 眼鏡 26,000円＋税／Ray-Ban（ミラリ ジャパン） ゴールドリング（右手薬指） 15,000円＋税、シルバーリング（左手・薬指） 17,000円＋税／ともにシンパシー オブ ソウル、ゴールドモチーフリング（右手人さし指） 10,000円＋税／ローラ ロンバルディ（以上プリ ファー シップス NEWoMan新宿店） ストーンリング（左手人さし指） 41,000円＋税／ゴッソンズ パリ（シップス アトレ恵比寿店）
ニットでメンズっぽく＝簡単
「“どこかに女っぽさ”が大人のカジュアルの基本だと思いますが、正直全部ラクしたいときもある。それなら、ラフすぎない無地のニット軸で考えるのが簡単。ポイントは“カジュアルすぎない男の子”をお手本にすること。ひかえめな色、太すぎないシルエット、ラクな足元。メンズにとってはごくふつうのカジュアルも、女性が着ることでクセが生まれます」
ブラウンニット 42,000円＋税／ANDERSEN-ANDERSEN（メイデン・カンパニー） 中に着たロングTシャツ 3,800円＋税／ヘインズ（ヘインズブランズ ジャパン） パンツ 19,000円＋税／THE SHINZONE（シンゾーン ルミネ1新宿店） サングラス 18,000円 ＋税／A.D.S.R（. 4K） ウエストポーチ 6,500円＋税／KELTY（アリガインターナショナ ル） スニーカー 9,500円＋税／コンバース（コンバースインフォメーションセンター）
06 黒タートルと白スニーカーの力
「どちらも冬のカジュアルにとって都合がいい。スエットにタートルをはさむだけで、シュッとした印象が生まれるし、ラクな足元でも白にするだけで冬にありがちなボリューム感を刷新できる。ファーコートなど、特別感のある服をカジュアルに見せたいときにも効果的です」
ブラウンフェイクファーコート 59,000円＋税／FLORENT ジャケット 26,000円＋税、 パンツ 18,000円＋税／ともにUNITED TOKYO（ユナイテッド トウキョウ 新丸ビル店） 黒タートルニット 14,000円＋税／EN ROUTE（アンルート 二子玉川） ベルト 2,300円 ＋税／フリークス ストア（フリークス ストア渋谷） スニーカー 11,000円＋税／コンバー ス（コンバースインフォメーションセンター）
07 冬のデニムはこう着たい
「いろんな素材を合わせたり、甘さのある服が多く出まわったりする季節だから、個人的には夏より冬に着るデニムのほうが楽しい。“毎日のように着たいから、飽きたくない”という、不思議な気持ちになるのもデニムぐらい。自分を飽きさせないためのバリエをご紹介」
「 後ろにこだわる 」
手に持ったデニムジャケット 55,000円 ＋税／CRY. グレーニット 18,000円＋ 税／イエナ（メゾン イエナ） 中に着た Tシャツ 6,600円＋税／ロンハーマン デニムパンツ 18,000円＋税／ブランニ ューオールド（シップス 渋谷店） ショー トブーツ 8,900円＋税／RANDA
「 派手に着たい 」
レオパード柄フェイクファーコート 40,0 00円＋税／ジャーナル スタンダード レ サージュ、フリルブラウス 24,000円＋ 税／NC.2（ともにジャーナル スタンダ ード レサージュ 青山店） インディゴデ ニムパンツ 31,000円＋税／THE SHI NZONE（シンゾーン ルミネ1新宿店） ショートブーツ 66,000円＋税／TOGA PULLA（MIDWEST）
「 思いきった柄と 」
黒ロングコート 86,000円＋税／サワ タ カイ（シップス 渋谷店） 花柄シャツ 6, 990円（税込み）／ZARA（ザラ・ジャパ ン） 黒カットオフデニムパンツ 24,800 円＋税／ホリデイ スニーカー 5,800円 ＋税／コンバース（コンバースインフォメ ーションセンター）
「 定番を更新 」
ジャケット 225,000円＋税／クリスタセ ヤ（ビオトープ） ボーダーカットソー 7, 000円＋税／mici（ROSE BUD） カッ トオフデニムパンツ 14,800円＋税／ボ ナム（ボナム 表参道店） メッシュタイツ 700円＋税／靴下屋（タビオ） パンプ ス 29,000円＋税／CRY.
Photography_Yoshitaka Mizuno(zecca) Styling_Kaori Higuchi(KIND) Hair&Make-up_Mai Ozawa(mod’s hair) Model_Sonya Composition&Text_Chiharu Ando