リラックスと品の良さがわかるコレクションルック10

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6.
キレイな形をきちんと着るだけ
「旬のルーズな服もいいけれど、こういうコンパクトな上下も魅力的。シャツにフレアスカートとON仕様のきちっとした形は、ただ着るだけでキレイなバランスに。ハズしを加えず、正統に着ると女性らしさが手に入ります」

FENDIのルックのように、落ち着いた色の組み合わせでよりレディな仕上がりに。コンサバになりすぎないよう、シャツのボタンを上までとめたりロングブーツを選んだり。肌を極力おおうアレンジがオシャレだと思います。

7.
なんとなく締まる直線的なバッグ
「服のシルエットは基本的に縦長なのに対し、横長のバッグを合わせたアンバランスさが高感度。角のあるバッグをアクセントにしたことでゆるいシルエットにメリハリが生まれ、さらに知的な雰囲気も演出できる」

縦長のバッグが多い中で個性的にも見えるけれど、角ばった形にきちんと感が漂うから、ある意味丸形バッグよりも合わせやすい。グレーやキャメルなど、定番色なら失敗知らず。バッグと服を違う色にして、差をつけるとベター。

8.
凝ったデザインは2つ以上
「派手なデザインが1つだと、それだけが浮いて見えてしまうことも。大きなボウタイにパワーショルダー、ボリュームスリーブなど、目立つ要素をいくつも盛ることで、調和がとれてかえってバランスがよくなります」

BALENCIAGAの1着は、凝った上半身のデザインに対して、下半身はムダをそぎ落としたミニっていうところもポイントだと思います。ミニ丈でもシャツ素材だから幼く見えず、大人っぽさを保てるところがお気に入り。

9.
縦ラインが引き立つ上半身のボリューム
「体が泳ぐBIGトップス+ショーパンや逆三角形のラインを描くワンピのように、上半身にボリュームを持たせれば、腰から下は細く見えると思うんです。大げさな形だから、ネイビーや黒など締まって見える暗色がよさそう」

GISELeでショーパンを使うときも、タイトなトップスはあまり合わせない。〈右〉のルックのようにずるっとしたトップスを合わせて、ミニボトムに視線が集中しないようにするのが最近の気分です。

10.
難しい1枚系には目立つゴールドを
「シンプルな1枚系ほどシルエットそのものに目がいくため、難しく見えたりやぼったく見えたりする可能性も。服のシルエットと同じくらいクセのあるアクセを飾ったら、視線が分散されることでバランスがとりやすくなる」

シンプルを“もたせる”ためや、鎖骨がのぞくネックラインを寂しく見せないために、インパクティブなゴールドアクセが効果的。ゴツゴツとした質感のバングルもJIL SANDERのもの。たった1つで見え方が変わる。