GISELeスタイリストが「最新ルック」から盗みたい18のテクニック

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秋冬の傾向を把握したGISELeスタイリストたちに、注目しているアイテムや着方についてヒアリング。新しい季節を迎える直前に、おさえておきたいキーワードの予習をスタート。

とり入れたい「あの組み合わせ」と「こんな着方」


膨大なルックの中から、スタイリストたちも試したいと感じたテクニックをピックアップ。日々のコーディネートの参考になる、合わせ技や着方について解説してもらいました。

「甘いスカートを辛口レザーでハズす」

レザートップスにプリーツスカートっていう、真逆のテイストを合わせるスタイリング。2つを同時にとり入れることで、互いの強さ/甘さが薄れてほどよいバランスに。(樋口さん)

「ストール的にニットを巻く」

今シーズン、顔まわりに奥行きをつくるのがキーになってくると思います。同素材のニットを首にキュッと結んで、つまった首元を演出すると一気に今年っぽくなる。(渡邉さん)

「潔いVネックを使ってレイヤード」

タートルネックのワンピの上から、ルーズなニットを重ねた気だるいバランスがかわいい。深いVネックのトップスを重ねると、ゆるい形どうしでももたつかない。(石関さん)

「デニム×リッチなチョコブラウン」

チョコブラウンと組み合わせることで、ブルーデニムがリュクスに見違える。大ぶりなサングラスやピアス、先のとがったパンプスなど、キレイめな小物づかいもいい。(岩田さん)

「スカートとブーツで肌を隠す」

以前から好きですが、ひざ下スカート×ロングブーツをつなぐバランスも今シーズンらしい。スカートは、歩いても脚が見えないくらいの丈選びがポイントです。(樋口さん)

「スカーフにギークな眼鏡」

MICHAEL KORSのように、クラシックなスカーフで着飾った日は、存在感のある眼鏡でハズすのがオススメ。最近ダブルブリッジの眼鏡やサングラスをよく見ます。(高木さん)

「ニットにレザーのアクセント」

ハイネックにレザースカーフ、パールネックレスを重ねた首元のレイヤードが新鮮。ソフトなニットに合わせたおかげで、レザースカーフもハードになりすぎない。(出口さん)

「ボウタイはちゃんと結ばない」

かたくリボン結びをしがちなボウタイブラウスも、今季は結び方を変えて「おりこうさん」なイメージを脱却したい。ラフに巻いてたらす感じが力を抜けてかわいい。(高木さん)

「シャツのボタンを閉じてタックIN」

シャツのボタンを上までとめたり、パンツにタックINしたり。着くずさずにきちんと着るのが最近の傾向。品のいい紳士みたいな着方で、今風のレトロ感が生まれます。(渡邉さん)

「コートの上からベルトを巻く」

異素材のベルトでロングコートをウエストマークすれば、バランスUPにつながるほか、ドレスコートみたいに見えて印象も変わる。ベルトとコートを同系色にすると簡単。(高木さん)

「全アイテムをトラッドに」

ラガーシャツ、チェックパンツ、かっちりとしたレザーバッグと、全身トラッドで貫いたETROのルックがかわいい。色を多く使いながら、まとまりがあってステキ。(石関さん)

「ブルーデニムに“本物”の小物」

カジュアルなデニムに品のいい小物をちりばめた、CELINEのコーディネートに惹かれました。さりげないながら細ベルトがあるのとないのとでは、洗練度が全然違う。(渡邉さん)

「つややかなサテンとスニーカー」

なめらかなサテンのスカートを合わせ、スニーカーのカジュアル度をおさえた感じがいいなと思いました。同系色でなじませたら、よりいっそうレディな雰囲気に。(出口さん)

「シャツの下に肉厚なタートル」

昨年も人気だったシャツの下にタートルを仕込むテク。今年は中に着るニットのボリュームがUPした気が。ネック部をくしゅくしゅさせて奥行きをつくるとオシャレ。(石関さん)

「光沢ブラウスにタイトなヘア」

ブラウスを着る日、今までは抜けを意識してふわっとした髪が多かったけれど、ぴったりまとめてエレガントに仕上げるのもいい。淑女なムードの赤リップも効いている。(岩田さん)

「大人なコートにボーイッシュ小物」

キレイめなコートにキャップっていう、ひと昔前のテイストMIXのような合わせが今またかわいい。服とトーンが同じなら、ハズしの小物もちぐはぐに見えません。(樋口さん)

「似たアウターを2枚重ね」

ジャケットONジャケットと、同アイテムを重ねることでレイヤードに厚みが出てシャレて見える。インナー扱いすることで、主役級のはおりも真冬まで活用できそう。(岩田さん)

「ごく少量の黒をさす」

黒い服に色を効かせることが多かったですが、明るいトーンの中に黒の小物やインナーをとり入れるのも新鮮。首元から黒が少しのぞくだけでニットが締まる。(出口さん)


YASUKO ISHIZEKI
創刊からGISELeを支え続ける敏腕スタイリスト。キレイめ×カジュアルなど、異なるテイストを掛け合わせるスタイリングが得意。


KEIKO WATANABE
大人の気品や女性らしさをちりばめたスタイリングへの支持が高い。リアルにとり入れやすい着こなし提案も人気の理由。


KAORI HIGUCHI
GISELeの表紙のスタイリングを毎号担当。大人に似合うことをモットーに、提案するカジュアルなコーディネートにはファンが多数。


MAKIKO IWATA
多くの企画を担当する看板スタイリストのひとり。キレイめ&シンプルを得意とし、旬アイテムを上品にとり入れて紹介してくれる。


NATSUKO DEGUCHI
メンズライクなカジュアルが定番。GISELeでは、靴やバッグなどの小物企画を担当することも多く、毎回新鮮な組み合わせ方が評判。


CHISATO TAKAGI
ヴィンテージ服やメンズアイテムをとり入れたコーディネートが人気。キャッチィな色柄やプレイフルな小物づかいにも注目が集まる。