「買う前に見る」デニム選び5つの正解|デニムを知り尽くしたプロによる的確なアドバイス

Q3.
サイズ選びの正解は?


A. 腰まわりのフィット感が重要に
「最近はストレッチ素材が主流ですが、それ以外のデニムなら腰まわりがピッタリと合っているものを選んで。ウエストが合っていればおのずと脚のラインもキレイに出ると思います。ウエストやレングスのチェックに加え、試着時に注意してほしいのが骨盤です。ここが窮屈だと1日はいていられません」



Q4.
あらためてヴィンテージデニムの魅力とは?


A. 独特の味わいが楽しめるインディゴの色落ち
「ヴィンテージデニムの一番の魅力は、インディゴの色落ちです。年代の古さによってその価値は変わりますが、自分で色を落とす楽しみや、その時代にはかれていたからこそできた色落ちが最大のよさです。色が落ちて味わいが増したヴィンテージデニムは、ハイブランドの服を合わせても決してかすみません!」



Q5.
初めてヴィンテージデニムを買うなら?


A. 理想のサイズ感や色合いの相談から
「ウエスト30インチ以下の女性サイズなら、通常のメンズサイズの半額くらい(25,000〜40,000円程度)の価格で購入できます。まずは1970年代あたりの色落ちしたリーバイス、501・505などがスタンダードでオススメ。ヴィンテージデニムへの知識が深いプロに、サイズ感や好みの色落ちぐあいを相談するのが近道だと思います」

AND MORE!
ヴィンテージデニムの「豆知識」


・同じ古着でも1978年を境に違いが?!
「デニムにおいてのレギュラー古着とヴィンテージとの違いは生地感や色落ちのよさ、そして希少性にあります。そのボーダーラインとされるのが1978年。リーバイスの名作501のXX以前のデニムがヴィンテージと呼ばれています」

・価値の高いヴィンテージデニムって?
「ヴィンテージ界でもっとも熱いとされるのがデッドストック。発売当時のまま、新品の状態で発見されたヴィンテージの称号です。フラッシャー(ヒップポケットについた紙のラベル)が残った状態で、未着用のものを指します」



【ADVISER】
ヴィンテージデニムアドバイザー
藤原裕さん (@yuttan1977)
古着コレクターからも愛される、アメリカンヴィンテージショップ「BerBerJin」(ベルベルジン)のディレクター。ヴィンテージデニムの魅力を熱く、丁寧に解説するYouTubeチャンネルも必見。WEB storeサイトはこちら