使う色はミニマルに・配色はあいまいに
キレイな印象をつくり出す、トーンの似た白とベージュのグラデーション。はっきりしない配色を上手に仕上げる「奥行き」をもたらす、質感と色みの選びを考察。ベージュの強みを生かして作る、役立つテクニックをまとめてご紹介。
【CONTENTS】
①「長いベージュ」を上からかぶせる
②白もベージュも「流れよくまじめ」
③質感で差をつける「白+白っぽいベージュ」
④「小さく」ベージュを使う
【PATTERN-①】
「長いベージュ」を上からかぶせる
白系の上下やルーズなボトムの上に、ロング丈のトップスやアウターをレイヤード。あえてもう1枚、似た形を重ねることでIラインが強調され、ゆるやかな色みの中にも張り合いが。
+LONG KNIT TOP
濃いベージュが甘い白を陰影づけ
フラットなベージュ系のロングトップスを重ね、ティアードスカートのボリュームをダウン。配色に落ち着きがあるおかげで、繊細な甘さの白スカートも日常になじむ。
+SATIN COAT
ツヤっぽいベージュの重ね着でむしろ軽く
タンクトップとリネンパンツの涼しい上下に、同系色のサテンコートをON。すべるような光沢が落ち感を演出し、単調になりやすい薄色のワントーンにも緩急が。
+SHIRT ONE-PIECE
シャツワンピの装飾で視線を引き上げ
ポケットやベルトの小細工が効いたシャツワンピなら、淡いベージュどうしでも強弱のついた仕上がりに。スリットからのぞく編みの粗いレースボトムが抜けを演出。