AGEって何? 「5年後に手遅れにならないために」知っておきたい症状


近年老化の最大の原因として注目されている「糖化」。その影響は非常に深刻な糖化のメカニズムから、それを防ぐための具体的な対策方法までを詳しく解説。「糖化=老化」今から習慣にすべき後になって後悔しない「食生活の見直し」を!




AGEってなに?

AGE(Advanced Glycation End-products)は、タンパク質や脂質が糖と結びついて化学反応を起こし、劣化した結果生じる物質。いわゆる「糖化」の最終産物であり、体内や食品中に存在。


このAGEは老化やさまざまな疾患と関係が深いとされているやっかいな物質。例えばホットケーキを焼くとき、ホットケーキの表面が褐色に変わるのと同じように、体内でもタンパク質や細胞が焦げていく。これが「体が焦げる」と表現されるゆえん。


そして「糖化」とは、体内で過剰に摂取された糖(グルコースやフルクトース)と、タンパク質や脂肪が結びついて「AGE(終末糖化産物)」という物質を生成する現象のこと。


このAGEが体内に蓄積されることが、老化の進行を「大きく加速させる」原因に。簡単に言えば、AGEが体内の細胞や組織にダメージを与え、老化現象を引き起こすのです。




糖化が引き起こす症状とは?

糖化が進行すると、目に見える老化症状に加えて、深刻な病気を引き起こす原因に。まず、肌への影響から解説。

肌のたるみ・シワを加速させる

糖化が進行すると、肌を支えるコラーゲンがAGEによって攻撃され、ダメージを受けます。コラーゲンは肌の弾力やハリを保つ重要な役割を果たしていますが、糖化によりその機能が低下します。これにより、知らないうちに肌の弾力が失われ、たるみやシワが目立つようになってしまうという、気づいたときには手遅れ…という状態に。


AGEを多く含む食品を摂取していると…

AGEは体内で自然に発生しますが、食事から摂取することでも糖化が進行します。特に、糖分や脂肪、タンパク質を高温で調理すると、AGEが大量発生。例えば、揚げ物や焼き物、フライドポテトなどはAGEがとても多く含まれているため、注意が必要。美味しいものこそ我慢が必要…なのです。


紫外線やタバコ

紫外線やタバコもAGEの発生を促進してしまう要因。紫外線は肌にダメージを与え、AGEの蓄積を助長するため、日焼け止めや帽子、サングラスを使って紫外線を避けることは最重要。日中だけでなく、室内でも自然光が入る日当たりのいい場所は日焼け止めが必須です。また、タバコはAGEの生成だけでなく、肌や髪にとっても非常に有害というのはご存じどおりです。



糖化の進行を防ぎ劇的に若返る方法は?
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