1枚で・羽織りで。今季はTシャツにならぶオシャレの軸として活躍する、コーディネートに何かと都合がいい白のビッグシャツ。ときにカジュアルに、ときに女っぽく。自身もシャツ好きという人気スタイリスト・樋口かほりさんによる常識にとらわれないシャツの着こなしアイディアをご紹介。
【樋口かほりさん】
表紙や特集を担当する人気のGISELeスタイリスト。トレンドに流されないシンプルな服を基調としながら、新しさを感じさせるシルエット選びが得意。大人に適した甘さのさじ加減も絶妙。
「たるみのあるシャツ」がオシャレに好都合

「まず選び方。パリッとした質感も、もちろん良いのですが、そでや肩が落ちるような柔らかな素材とビッグシルエットはいい関係。ビッグシルエット+とろみ素材の組み合わせでできる、そでのたるみや肩が落ちる「たるみ」はほかにない、独特のシルエットを演出してくれます。まじめなイメージの白シャツこそ大胆に着くずしを」(樋口さん)
まじめなシャツをふまじめにまとう


「自由度の高い着方こそ大人びた配色で。タンクトップとリネンパンツという力の抜けた上下に、オーバーサイズの白シャツをラフに重ねる。素材やシルエットではラクしても、風格のある3色を選ぶことでねらいどおりの奥行きが完成」(樋口さん)
軽い白シャツこそ「着方で重みを出す」

ロールアップで生まれるフォルムの重み。「着るだけでさまになる」白シャツは「着方を楽しめる」のも長所。すそをひねったり、そでをまくったりと、表情を変えやすいのもビッグシャツの魅力。計算された着方があって、はじめて絵になる」(樋口さん)
人気スタイリストに聞いた「白のビッグシャツでなぜ可愛い?」
≫【全32スタイルの一覧へ】 「選び方・使い方・着回し方」 オシャレが上手くなるテクニック