コートをダメにしない「些細な習慣」
いちばん外側に身につけるアイテムだからこそ、いつもキレイな状態を保ちたいコート。そのために洋服ケアのプロや、ファッション関係者がやっている些細な習慣とは? ちょっとした工夫だけで全くコートの「もち」が変わってくる。アイテムを使わずとも、じゅうぶんコートのためになるお手入れを今日から早速とり入れて! ※商品クレジットのないものはすべて本人私物です。
1.それぞれの素材が持つ「特性に見合ったケア」
コートに多く使われるウール・レザー・ファーやダウン。代表的な素材別の簡単ケアをリストアップ。
「撥水性を保つための専用ケア」
「NIKWAX」のスキーウエア用撥水剤を入れて、洗濯機の手洗いコースへ(戸塚さん) 水をかけて撥水加工が機能しているか定期的にチェックを。機能していない場合はクリーニング店へ(谷村さん)
2.プロに頼るならココがおすすめ
汚れや色素の沈着など、なるべく早い段階でプロの手を借りるのがいちばん。
「クリーニング&保管サービス」
昨年初めて利用したクリーニングパンダはすでにリピート決定。おうちに届いたキットにコートをつめて送るだけでメンテナンスしてくれるうえ、最長12カ月まで保管もできる宅配サービス(高橋さん)
3.コートをいたわるクローゼットの環境づくり
いちばん長い時間を過ごすクローゼットは、コートにとって居心地のいい空間に整えてあげることが大切。
「長期間着ないときは裏返しに」
衣がえのタイミングやしばらく着ていないコートは裏返した状態で保管するようにしています。摩擦から守るだけでなく、変色の防止にも(岩田さん)
(次ページ>)素材別ケアやクローゼット収納のひと工夫など
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【取材した方々】
・フレディ レック/鈴木 新さん
ランドリーメーカー「フレディ レック」の商品企画担当。ジュニア洗濯ソムリエの資格と知識を生かして、洗濯用品や洋服のケアグッズを開発している。
・白洋舍/谷村一美さん
1906年創業の老舗クリーニング店「白洋舎」にてクリーニング事業部に所属。店舗展開に加え、自社スタッフによる顧客宅への集配サービスが特徴。
・Shinzone プレス/戸塚友理さん
デニムに合う上品なカジュアルを提案する「Shinzone」にて、プレスという立場でさまざまな衣服と向き合ってきたファッション通。
・BEAMS プレス/高橋 咲さん
2016年に「BEAMS」へ入社。ショップ店員として現場に立つ中で得た知見と、プレスとして社内外の人と交流を深める中で生まれる斬新な発想が光る。
・GISELe STAFF
エディター/小林 文さん
スタイリスト/岩田槙子さん