思いっきり泣きたいときに観る3選
次は、自分自身もストレスを感じたり心のもやもやを処理できないときにおすすめな「泣ける」映画リスト。人間ドラマから、家族愛、ラブストーリーまで、バラエティ様々でご紹介。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(1992)
人と人との心の底からのふれあいに涙
気難しい盲目の退役軍人と、アルバイトで彼を世話することになった心やさしい苦学生の交流を描いたヒューマンドラマ。退役軍人役である名優アル・パチーノが、アカデミー賞主演男優賞7回目のノミネートにして、ついに受賞した記念すべき作品。
「じんわりと感動の涙を誘う作品ですが、アル・パチーノの最後のスピーチには涙が止まりません。」(Lilas/HARDY NOIRプレス・田井美也子さん)
『フェアウェル』(2019)
万国共通の複雑で普遍的な家族愛に涙
中国系アメリカ人のルル・ワン監督が実体験に基づき描いた物語。中国に暮らす祖母ががんで余命わずかとわかり、ウソの結婚式を口実に久々に親戚一同が顔をそろえることに。祖母に告知すべきか否か。スリリングだが愛にあふれた数日間が始まる。HuluやPrime Videoで鑑賞可能。
「米国で育つ文化の違いや家族のすれ違いなど、自分の経験とも重なるところがあり、映画館で涙しました。」(DIESELプレス・井上沙理さん)
『A GHOST STORY
ア・ゴースト・ストーリー』(2017)
なんともはかないラブストーリーに涙
交通事故死した夫が、田舎の一軒家に残された妻を見守り続けるファンタジードラマ。幽霊となった夫がシーツをかぶったまま、現世をさまよい続ける姿が哀しく切ない。顔が見えない幽霊まで、夫役のケイシー・アフレックが演じているのもミソ。
「幽霊のたたずまいから、人間の存在や夫婦の愛のはかなさ、尊さを感じ、深い感動を味わえます。」(映画館 Stranger代表・岡村忠征さん)
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