オシャレに見えても「生活感は見せない」センスのいい人の収納テクニック


毎日過ごす場所だからこそ、心地よくいられることはもちろん自分好みのムードで部屋づくりを楽しみたい。オシャレに「「見せて」生活感を「見せない」2つの視点に着目して、オリジナルの空間をつくるためのアイディアをのぞき見。



【1】「隠してオシャレに見せる」収納のテクニック

インテリアの雰囲気をくずさないためにも、あえて「隠す」という選択も。ツールを統一するなど、見せないなりにも自分独自の基準を持つと、決まった秩序の中で部屋づくりも好転。



「見せるか隠すかは自分のものさしで」

常に好きなものに囲まれていたい、という想いから自分基準で洗練されていると思うアイテムは見せ、それ以外は隠すというマイルールに沿った部屋づくりを。見せるか隠すかを迷ったら隠すと意外にうまくいったり。隠しながら、デザインが美しいシェルフを探しようやくたどりついたのがusm haller。炊飯器や電子レンジなどの家電もこの中に収納しています。(miihiさん・エンジニア)@miihi_3




「2WAYで気分転換」

ディスプレイ次第でがらりと部屋の雰囲気が変わるインテリアが好き。お気に入りの3段ワゴンは見せる面によって印象が変わります。キャンドルやパロサント、好きなお店のショッパーを並べてレイアウトを楽しむ側面と収納式のトレイで中身を見せない側面で使い分け。海外のコスメを購入したときの配送ボックスは“MADE IN LA”の文字がいいアクセントに。(Rinaさん・会社員)@lazyrinaroom




「ディスプレイ+収納の一体型シェルフ」

見せないことで情報量を抑え、広々とリラックスできる空間をめざしています。バンカーズボックスを整然と並べるのが好きで、隠しつつもインテリア家具のように見せたくて、ボックスを横に並べ、ホームセンターで購入したカフェ材をのせてDIY。ボックスを引き出せるよう、キューブ型の枠も使用し、中には布団カバーなどを収納しています。(tsubasaさん・アートディレクター)@tsubasa_zzzz




「シンデレラフィットなBOX収納」

統一感を重視し収納すらインテリアの一部として考えています。部屋の隅に天井まで届く大きめのシェルフを設置して収納スペースに。シェルフに置くだけだと散らかって見えてしまうので、無印良品のボックスを多用し、細かく分別して収納。エリアごとに同じ大きさ、材質のボックスで統一することによって、ホテルライクな一角になって満足しています。(mocoさん・会社員)@moco_co_jp




「小さなものを収納してオブジェ化」

デザイン性のある収納アイテムが好きで、集めていくうちに必然的に「見せない」インテリアが定着。細々したものや、趣味の道具はHAYのストレージボックスで保管しています。カラフルな色調でインテリアとして部屋のさし色に。7色持っているので、その時々の気分で色の組み合わせを変えたりして楽しんでいます。まだまだ増やしていく予定。(Rihoさん・主婦)@flgj




「生活感を見せないという意味で」

築古の部屋をスタイリッシュな雰囲気にしたくて原状回復できるDIYをしています。押し入れがお気に入りのものをディスプレイできるスペースにならないかと考え、扉をとり払いカーテンをとりつけてDIY。好きなものだけを集めたお気に入りの作業スペースに。隠す目的の押し入れの概念を変えて、ムードを自在に変えられる空間が気に入っています。(nehoriさん・会社員)@nehori__47




「ミニマリストの最終形」

熊本地震を経験したことをきっかけに、生活に意外と必要のないものの多さに気がつき、物を極力持たない主義に。それに伴い部屋の中も隠せるものは隠してギャラリーのようなムードをめざしています。布団も持たず、寝袋を活用。毎朝起きたらクローゼットの中に片づけて使うときだけ出しています。見せないことで心もすっきりします。(apartment301さん・インフルエンサー)@apartment_m301




【2】「オシャレに見せて機能的に収納」テクニック

見ているだけで気分が高揚するものは、使わないときも目に入るだけで満たされるからいつでも日常の中に配置したい。用途以上の意味を持つお気に入りをインテリアの一部としてとらえて収納。



クリアケースならひと目でわかる

「ポーチに入りきらない化粧品は、無印良品のアクリルケースやヴィンテージグラスの「透明」なものに入れて収納。ごちゃごちゃひっかきまわさずとも一目でどこにあるか把握できるので、キレイな状態を維持しやすい」(曽根加南子さん・フリーPR)




「趣のある空き箱や空き瓶」を有効活用

「木製のオープンラックを2台並べた食器棚には、陶器やガラスなど好きな質感の食器を並べて使い勝手よく。素材感があり雰囲気が出るりんご箱を食器棚に重ねて、さらに収納スペースにしています。ポメリーマスタードの空き瓶はカトラリーの収納に活用」(yuiさん)




モノが多いことを逆手にとって

コンパクトな部屋に2人で住んでいて、お互い服が好きなので物量も多め。物が多いことを逆手にとって、あえて見せる収納にしています。ゴチャゴチャさせないように、いかに圧迫感なく見せられるかを意識。大好きなスニーカーは、入っていた箱までいとしいので、処分せずに棚に積み上げてストック。増えていくのが目に見えてわかって充足感があります。(misaさん・販売員)@_33028m




湿気を防ぐアクリルケース

「アクセはシルバー素材のものが多いので、黒ずみを防ぐために、むき出しのまま放置することは避けています。上にはその日に使うアクセとお気に入りの香水をオン」(KNOWHOW プレス・山崎槙子さん)




パッと見て選べる収納兼インテリア

「形・サイズ違いのトレイを組み合わせた、見せる収納。ネックレスと小さなリングの配置を決めて、どこになにがあるかを一目で把握できる収納が私流」(RIM.ARK ディレクター/デザイナー・中村真里さん)




DIYも駆使して「ホテルのような部屋」を実現

「ランドリールームの鏡は備えつけ。ホテルライクな雰囲気を盛り上げたく、ベルメゾンで見つけた壁かけ式のウッドボックスをとりつけて、コスメやスキンケアアイテムをディスプレイ。小さな穴を開けるだけで設置できるので賃貸でも安心。背が白くて壁になじむところも好ポイント」(mizu hashimotoさん)




出番の多い1軍を集結

「メゾネットで少し変わった間取りの部屋なので、大きな家具は置かずキャットウォークも兼ねる収納棚を利用して、香水やアクセサリーなど使う頻度の高いものを収納。偶然にも階段下のスペースにぴったり! 毎日使うアイテムをすぐにとれて、お気に入りがいつも目に入るので気分も上がります。猫もかなり気に入っている様子で、よくここでくつろいでいます」(hitomiさん・PR)@__hitocchi




装丁が魅力的な洋書を目隠しに

「趣味の蔵書に加え、仕事柄写真集も多いので、ステキに収納できるようにレイアウトを工夫しています。装丁が魅力的な洋書は、リビングの棚の目隠しに。漫画は飾るよりもしまうことをルールとして、屋根裏部屋に置いています」(菊地史さん:フォトグラファー)




IKEAのバケツにデニムをIN

「白いバケツとブルーデニムのコントラストが気に入っている、お部屋の一角。彼と一緒に住んでいるので、見えるところがなるべくかわいくなりすぎないように注意して、「見せる収納」を楽しんでいます」(鈴木早紀さん・SHIPSプレス)




1軍の靴を「インテリア的に見せる収納」

「ステンレスのシューズラックに、メインで使う靴を見せる収納。ふだんあまりはかない靴は箱に入れて保管しています。靴自体モノトーンが多いので、自然と統一感のある見た目に。アートを飾ることで、よりインテリアとしてとけ込ませることができます」(永倉遥さん・iruryディレクター)