雨で濡れたシューズ「肝心なのは帰宅後のケア」汚れた靴がよみがえる「手間のかからない」お手入れアイテム


プロに聞いた「キレイを保つ・磨く」ケアアイテム

濡れたり、ニオイがとれなかったり、すり傷が気になったり…気持ちよく履くためのトラブル回避&トラブル後のケアを専門家たちが指南。



【コロンブス 小高公次さん】
皮革関連業態に100年の長きにわたり、靴仕上げ剤・靴クリームを提供してきたコロンブスの企画部に所属。靴磨きの講師として幅広く活躍。

【R&D 小坂遼太郎さん】
シューケア商品の専門商社として40年以上業界をけん引してきたR&Dの営業企画部に所属。ヨーロッパ伝統のシューケアアイテムを熟知。

【ルボウ 石津麿美さん】
フランスの高級シューケアブランドSAPHIRをとり扱うルボウの営業部に所属。高価な靴にも安心して使える製品やケアに精通している。



毎日の汗や急な雨の「湿り気対策」

スニーカーケア フレッシュインサート 1,430円/コロンブス 日に干すことで、吸水力が回復し、繰り返し使えるスニーカー用乾燥剤。湿気に加え、においまでもとり除ける。

「吸水性のある新聞紙を丸めて靴の中に入れ、水分をとってください。このときドライヤーや直射日光で急激に乾かすと、本来アッパーに必要な油分や水分まで奪ってしまうので絶対にNG。その後、風通しのいい日陰で時間をかけて乾かしましょう。革靴の場合、雨で靴クリームなどは流れてしまっています。乾いたら栄養補給のため、ふだんのお手入れがマスト。」(小高さん)

「においの主な原因はジメジメとした環境から増える雑菌。そのため殺菌や除湿効果を発揮する、木製のシューキーパーを靴に入れるだけでも効果があります。脱臭しつつ形も整えられるのでメリットだらけです。」(石津さん)



汚れで失った機能性も元通りに

〈左から〉スニーカー洗浄用ブラシ No.05 1,980円、スニーカークリーナー No.09 120mL 1,980円/ともにマーキープレイヤー 〈左〉毛の表面に施したゴムの特殊加工により、汚れをしっかり吸着するスニーカー用ブラシ。〈右〉防水性や透湿性に優れたテクニカルスニーカーに特化した洗浄剤。汚れが原因で低下した機能性もこれで洗えば回復。


靴の中のイヤなニオイを消臭

M.MOWBRAY デオドラントパウダー 1,980円/R&D 靴の中にふりかけると細菌やウイルスを分解する消臭パウダー。てっとり早くにおいをとりたい人にオススメ(小坂さん)



擦れた汚れには「さっと使える消しゴムタイプ」が便利

ユーティリティ イレイサー 880円/KicksWrap 黒側は、起毛素材に使える研磨剤入り。白側はレザーなどに対応。



脱いだ時に見える「インソールのケアも入念に」

シャンプーダイレクト 100mL 1,400円+税/コロニル(エス・アイザックス商会) インソールについた指跡汚れの原因は主に汗や皮脂。洗浄力が強く、そのまま使えるブラシつきのクリーナーでこまめに洗浄。



ケアした後は必ず防水スプレーを

アメダス420 420mL 2,200円/コロンブス 防水・撥油・防汚効果を持つ、衣類にも使用可能な防水スプレー。「水をはじくことに目がいきがちな防水スプレーですが、ホコリや油分を含んだ汚れからも保護してくれます。雨にぬれたあとは効果が弱まるので、しっかり吹きかけて」(小高さん)



シュークロークの吸湿・脱臭を一手に担える

フレッシェン 1個 1,210円/soil 日本国内でとれた良質な珪藻土のみを使用。かわいらしいフォルムでインテリアとしても使える。 「調湿性の高い珪藻土、高い脱臭力を持つリサイクルアッシュ、炭で作られた吸湿脱臭剤。湿気とにおいにダブルで効果を発揮します。手のひらサイズで場所をとらないので、靴箱など狭い所での使用にぴったり」(編集部 S・T)



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