お気に入りの1足とずっとつきあっていくためには、きちんとしたメンテナンスをしているか否かが大きな分かれ道に。おろしたての見た目を保つお手入れ方法を専門家が徹底解説!
【靴のトラブル回避と対処法】
濡れたり、ニオイがとれなかったり、すり傷が気になったり…気持ちよく履くためのトラブル回避&トラブル後のケアを専門家たちが指南。
1「突然の雨でびしゃびしゃ」
▶新聞紙で水気をとる→陰干しを
・吸水性のある新聞紙を丸めて靴の中に入れ、水分をとってください。このときドライヤーや直射日光で急激に乾かすと、本来必要な油分や水分まで奪ってしまうので絶対にNG。
・その後、風通しのいい日陰で時間をかけて乾かしましょう。雨で靴クリームなどは流れてしまっています。乾いたら栄養補給のため、ふだんのお手入れがマスト。(小高さん)
スニーカーケア フレッシュインサート 1,430円/コロンブス 日に干すことで、吸水力が回復し、繰り返し使えるスニーカー用乾燥剤。湿気に加え、においまでもとり除ける。
2「つま先や先端にすり傷が!」
▶修正ペン的に補修クリームを使用
・小さな傷であれば革と同色の靴クリームを使うことで、目立ちにくくすることが可能。
・それでも気になる場合は補色に特化したクリームが便利です。絵の具のように水でといて塗り、色を足していけば、こすれて色が変わった部分も気にせずはけます(石津さん)
サフィール レノベイティングカラー補修チューブ 1,430円/ルボウ ツヤ革に使える補色&傷の補修クリーム。47色あるので異なる色とまぜ、思いどおりの色を作り出せる。
3「形くずれやシワが気になる」
▶水洗い後シューキーパーで調整
・実は水洗いが有効。革はぬれて乾く際に形状記憶をするという特性があります。それを利用し、水で洗い、乾く前に形の合うシューキーパーを入れて、乾燥させてみて。そうすることで、美しい形をとり戻せる場合も(小坂さん)
4「靴の中のイヤなにおいがとれない」
▶シューツリーで湿気をとって
・においの主な原因はジメジメとした環境から増える雑菌。そのため殺菌や除湿効果を発揮する、木製のシューキーパーを靴に入れるだけでも効果があります。脱臭しつつ形も整えられるのでメリットだらけです(石津さん)
M.MOWBRAY デオドラントパウダー 1,980円/R&D 靴の中にふりかけると細菌やウイルスを分解する消臭パウダー。てっとり早くにおいをとりたい人にオススメ(小坂さん)