センスのいい人のお部屋拝見! 生活感を見せない「見せたくなる収納」テクニック


毎日過ごす場所だからこそ、心地よくいられることはもちろん自分好みのムードで部屋づくりを楽しみたい。お気に入りを「見せる」・生活感を「見せない」2つの視点に着目して、オリジナルの空間をつくるためのアイディアをのぞき見。



「飾るように収納して」満たされる空間へ

見ているだけで気分が高揚するものは、使わないときも目に入るだけで満たされるからいつでも日常の中に配置したい。用途以上の意味を持つお気に入りをインテリアの一部としてとらえて収納。



収納はクリエイティブに楽しみたい

「見せる収納」であっても、美しさをそこなわずに完結させるのがマイルール。いちばんのお気に入りは、複数のポケットやフックがそなわった壁かけ収納「Vitra」utensilo2。文房具や小顔ローラ、腕時計などを収納しています。フォルムにアート性があり、どんなものを入れてもデザインっぽくオシャレに演出してくれるので細々したものをまとめています。(anyumaさん・主婦)@anyuma_no_ie




余白もデザインしながら組みかえる

洋書は置いているだけで雰囲気が出るので、平置きして収納するデザイン性の高いブックシェルフを使って見せるインテリアとしてとり入れています。1冊1冊に色やデザインの特徴があるので、並びかえるだけで雰囲気ががらりと変わって、模様がえするように楽しんでいます。「見せる」を前提にしているのでインテリアアイテムを購入するときも妥協はなし。(senさん・美容師)@sen.style




かわいいパッケージだけを集めて

キッチンまわりには生活感のある家電類は持たない主義。少し不便でも、狭い部屋をもっと素敵にできないか工夫しています。もともと海外旅行が好きで調味料や調理器具などは海外製の見た目がかわいいものを集め、スタジオのようなイメージで並べています。気分によって配置を変えたり、少しずつ消費しながら雑貨感覚で選ぶのが楽しみのひとつ。(mamiさん・メディアクリエイター)@ru_mam




見せたいものだけをディスプレイ

狭小住宅のため、限られた収納で「見せる」ことを心がけています。鏡裏に収納スペースを設置しすっきりとさせている洗面所。鏡と洗面ボウルだけのムダのないスペースなので、コンタクトレンズやタオルなど、生活感が出るものは鏡の裏や天板の下の収納へ。逆にパロサントや小さめの鏡など見栄えするアイテムは高さのバランスなど計算して並べています。(Akiko Kiyamaさん・音楽家)@au.au.au.




おもちゃ箱の中身のようなワクワク感

「PLAYFUL ONE ROOM」をコンセプトに、雑貨屋さんをイメージ。IKEAの棚を2つ並べてテレビ台がわりにし、雑貨やアパレルアイテムを配置しています。アイアン素材なので、カラフルなアイテムを引き立て適度に無骨さもあるので部屋の雰囲気にマッチ。シーズンに合わせて季節感をとり入れたりして、自分だけのセレクトショップのように。(takahashiさん・BIRTHDAYBAR PR)@btkbhs




色を効かせないように積み上げる

自宅を仕事場としても使っているため、騒がしくない居心地のよい空間をめざしています。本好きが高じて、部屋にはたくさんの本があるので、スペースをとらず大量に収納できるブックタワーを活用。観葉植物を複数置いてグリーンを部屋のアクセントカラーにしているため、その雰囲気をくずさないように、色が入ってきやすい背表紙は見せないように。(runさん・デザイナー)@_______r_2905




靴箱をあえて「キッチン棚として活用」

「エスプレッソマシンを置いている白い棚は、実はシューズボックスとして販売されているもの。サイズや仕様がちょうどいいので、わが家ではキッチン棚として愛用しています。木目調とルーバー扉が、部屋の雰囲気をやわらかくしてくれるのがお気に入り」(rikaさん・広告代理店)




アンティークの食器類を「飾るように収納」

「ナチュラルな雰囲気を基調に、古いものをとり入れた素材感のある空間づくりを心がけています。木製のガラス棚には、ネットオークションなどで少しずつ集めているフランスのアンティークプレートやグラスなど、大切なものをディスプレイするように保管」(yuiさん・会社員)




「ステンレスアイテム」で生活感を抑制

「キッチン用品はIKEAの“HYLLIS”というシェルフにまとめてオープン収納に。台所も部屋全体のグレイッシュなトーンに統一し、生活感が出にくいステンレスアイテムでまとめています。見せる部分と隠す部分を分けて、メリハリをつけることを意識」(miyuaさん・会社員)




色もサイズ感もベストなシェルフ

「お気に入りのインテリア雑貨を、ガラスのキャビネットにディスプレイ。気分に応じて並べかえて楽しんでいます。いまはピンク、グリーン、イエローとカラー別に配置。ターコイズブルーの色みもサイズ感も絶妙な棚は、IKEAのルードスタというアイテム」(まいさん・インスタグラマー)




参考にしたい「観葉植物の飾り方」

あたたかみのある部屋のナチュラルなムードを助長したり、無機質な内装のシャープさをおさえたり。オシャレな人はインテリアの一部として「緑」をうまく使っている。ファッション・インテリア好きのオシャレな人たちのお部屋から、植物と共存した「見心地のいい空間づくり」のアイディアを収集。



ケーキスタンドを棚として活用

「気分転換になる香りものはキャビネットの上にひとまとめ。彩りのための植物は、ヴィンテージショップで購入したケーキスタンドの上に置いています。そうすればコスメの陳列とまざらず、すっきり。さらに深めの木箱の中に入れることでオブジェっぽく仕上げています」(藤沢麻衣さん・フリーランスPR)




花が映える飾り棚を作製

「ディスプレイする棚が欲しくて、ワインの木箱を重ねDIYにチャレンジ。花や植物を飾りたかったので、わざとずらして階段風にしました。花を置くといっそう立体的に見えるのが魅力。好きな本を一緒に飾れば、空間に変化が生まれるのでオススメです」(細沼ちえさん・スタイリスト)




ショップ袋で鉢を隠す

「誕生日にもらった観葉植物。“Arnold Circus Stool”のスツールに合わせ白い袋をかぶせています。ビニールだからこそ出るカジュアルさも好きで、気分次第で袋のブランドを変えられる手軽さも魅力。捨てるのが惜しかったショッパーの使いみちが広がりました」(ayaさん・ネイリスト)




異国情緒あふれる緑で非現実を味わう

「仕事場にある“サイカス・レヴォルタ”という植物。購入した当初は30cmくらいの背丈だったのにこの3年で鳥の翼みたいに大きく育ちました。うねりの効いた葉なので置くだけでジャングルっぽさが感じられます。細い葉の集合体だからビッグサイズでも悪目立ちしない」(yurikaさん・デザイナー)




植木鉢をバケツに置きかえ

「お花屋さんがドイツ製のブリキバケツにお花を入れて届けてくれたのがかわいいなと思い、自宅でもとり入れています。僕の家はシンプルな家具が多いので、ベーシックな鉢だとまとまりすぎてしまう。鉢にバケツを使うだけでハズシになるので重宝しています」(塩澤延之さん・ヘアメイク)




「運気が下がらない部屋」の作り方

パワースポットと言われる場所はそこにいて安心できたり、厳かな気分になったり、心地よさを感じられたりするもの。たとえば正月の初詣なども「気分をリフレッシュする」=開運にもつながるきっかけになる行動。ということで「インテリアと運気の関係」のお話。


【ぷりあでぃす玲奈】
ゲッターズ飯田さんの一番弟子。五星三心占いと自身のモデル経験から得た知識を活かした美容占いや開運ファッションを得意とする。



ラグは「場所を区切る」大切な役割もあります

結論から申し上げますと「空間を区切ることは気の流れを整えるにも有用」です。私の部屋は、玄関、キッチン、洗面所、お風呂場の入り口、ベッドの下など、ラグを多用しています。これは足元が心地よいというのもありますが「その場所の目的をより明確にしたい」ので空間を区切るためにしています。ここはリラックスする場所、料理をする場所、一歩入れば(出れば)頭が切り替わりやすくなり、自然と生活にメリハリが出てくるものです。




鏡について

鏡に関して私が心掛けている点は、毎日磨くことです。ドレッサーに座る際、まず拭いてから鏡を見るようにしています。またコスメ類についている鏡も、お粉がつきやすいのでマメに拭くようにしています。ちなみに金運アップしてとの思いを込めて、玄関に入って右側に鏡を置いています(笑)。ぜひみなさんもご自宅の鏡の位置をチェックしてみてください!




食器について

土の気は金運をつかさどるとされています。食器の整理をすることで金運がアップ。また食器棚も、金運をつかさどりますので、不要な食器でいっぱいの食器棚では、気の流れが滞り、金運が低下してしまいます。


食器は陶器や木製の天然素材が風水的には良しとされていて、私も陶器のものを主に使っています。せっかく自分の体と運気を作るものなので、少し手間はかかりますが、まず食べる前に自分が見て楽しいように盛り付けをしたり、和洋中その料理に合ったお皿を選んだりするのがベスト。




場所ごとに香りもチェンジしてみて下さい

香りは癒し効果やスイッチを入れる効果もあり、こちらも何気なく、ではなくこだわってみることをおすすめします。私は自宅で場所ごとに香りも変えています。玄関、クローゼット、トイレ、リビング、寝室とすべて違う香りに。帰宅したときに一番癒されるように「玄関に自分が一番好きないい香りを」。エキゾチックなオリエンタル系の香りにしているのですが、この香りを嗅ぐと「帰ってきたー!」と思えてすごく癒されます。似た感じで、身に着ける香水も仕事やプライベートでは香りを変えていて、スイッチを入りやすく、そして切りやすくしています。




「東に音の鳴るもの」を置いてみてください

東側は風水のルールでいうと、「川」や「水」があるといいといわれています。川は水が流れて音がしますよね。だから、おうちの中でいったら、たとえばオーディオやテレビなど、音が鳴るもの、出るものを東に置くといいでしょう。スマホの充電も東側でするのがおすすめです。




成長の方位「東」にブルー系を

新生活や模様替えをするときに。東側は「成長」や「発展」を象徴するところと言われており、仕事運に大きく関係してくる方位。色でいうと青やグリーンなど、すくすく伸びるイメージの色味がおすすめです。柄でいえば、川や成長をイメージできる縦に伸びるストライプならなお◎です。




トイレに紙製品を出しっぱなしはNGです

トイレットペーパーを買ってきて、ついそのままの状態で置きっぱなしにしてしまうことってありますよね。でも、トイレは悪い気がたまりやすく、かつ、水の気が強い場所なので、見えない状態で収納するのがベストです。布を掛けたり、ボックスに入れるなど、工夫をしてみてください。また、本やマンガを置いている方も見かけますが、同じく紙製品なので、これもNGなので見直すようにしましょう。




試してみてください「主導権を握りたいなら北側に座る」

余談になりますが、北側は男性、南側は女性を象徴する場所とされています。食卓で、女性が北側、男性が南側に座ることが定着して食事をしていると、女性が主導権を握るいわゆる“かかあ天下”の家庭になりやすいといわれているんですね。「私が主導権を握りたい!」と思っている既婚女性やパートナーと暮らしている方は、試してみるのも楽しいと思いますよ。




観葉植物を置くとよい場所とは?

お部屋の中でどこに置くのがよいですかという質問もよくいただきます。私もこの3つの場所に観葉植物を置いています。


①テレビの近く。テレビは電波を発している場所なので、気が乱れやすいんです。そばに置くと、気の流れが安定しやすくなるのでオススメです。 ②コンロとシンクの間。コンロの火の気と、シンクの水の気がちょうどぶつかるところ。間にひとつ生きているものを置くことで、その気のぶつかり合いがなくなるといわれています。 ③お部屋の角や隅。気の流れがそこで停滞しやすくなってしまう場所なので、生きているものを置くことにより、気が対流しやすくなるのでよいでしょう。