上手な人ほど知っている「デニムで普通だけどキレイ」コーディネート実例集


季節も時代も問わずオシャレする楽しさをくれるデニムは特別な日常着。そんなデニムを主役にした、コーディネートプランを作成。



「オシャレしたい日」のデニムコーディネート

面倒だから「まあデニムでいっか」ではない、オシャレしたい日にこそデニムを穿きたくなるような、コーディネートを上手にまとめる実例集をご用意。見返して、明日から早速試せる「かわいい・キレイ・カッコいい」の作り方を31の実例でご紹介。



首元に小さなフリル

【首元に小さなフリル】 ジャケット&フリルネックの緊張感を淡色デニムでほぐすように。デニムも、ブラウスやジャケットと色みを合わせた「白っぽいブルー」でキレイな表情を維持できる。

ジャケット+デニムの定番コーディネートを、小ぶりなフリルネックでほんのり甘く。デニムも、ブラウスやジャケットと色みを合わせた白っぽいブルーで、ワントーン風に仕上げればキレイな表情。「ジャケットはゆるめ・デニムは細め」のシルエットの対比でバランスよく。




デニムがほころぶ「ベビーピンク」

組み合わせ的にはごく普通だけど、愛嬌のある姿に直結する「タックINしてロールUP」。色自体に甘さを含んだピンクには多くを求めず、シンプルがいい。たとえばユニセックスなTシャツで。そのぶんデニムはレトロを意識。それだけでシンプルなのに「かわいい人」を印象づけられる。




「着たい」をデニムに託す

【「着たい」をデニムに託す】 デニムに合う、で選びたいトップスも「甘め方向」が気分。その中でも目をつけたいのが「女っぽさ」。かわいい=女っぽさという解釈で選ぶトップスは、紳士的なパンツや正統派なビッグジャケットなど、これから登場してくる新たな旬アイテムとも好相性。

デニムに合う、で選びたいトップスも春夏はとくに「甘め方向」が気分。その中でも目をつけたいのが「女っぽさ」。かわいい=女っぽさという解釈で選ぶトップスは、デニムとの合わせにはもちろんのこと、紳士的なパンツや正統派なビッグジャケットなどメンズライクな服とも好相性。




重ねて透けるレース

「透け感」は今シーズンのトレンドキーワード。重ねて透ける、総レースのブラウスは、スタンドカラーでクラシカルな印象に。上品なレース素材の美しさを身近なものにする、黒デニムを合わせたモノトーンで大人っぽく白レースを攻略。




白Tがよみがえるタイトなオーバーオール

シックなジャケットと、ボーイッシュなオーバーオールの橋渡しにもなる、親しみのある白Tシャツ。デニムは濃紺を選び、白+ネイビーの好配色でバランスよく。ピンクや赤、イエローなどヴィヴィッドカラーのパンプスも違和感なくまとまる組み合わせ。




装飾を品よく仕立てるなつかしい色

【装飾を品よく仕立てるなつかしい色】 しなやかな質感にタックをほどこした奥行きのあるハイネック。ゆとりのあるシルエットと、オレンジブラウンが相まって上品でクラシカルな面持ちに。

しなやかな質感にタックをほどこした奥行きのあるハイネックは、色褪せたブルーデニムと相愛。ゆとりのあるシルエットと、オレンジブラウンが相まって、上品でクラシカルな面持ちに。




ノースリーブはボトルネックを

【ノースリーブはボトルネックを】 ラフに見えがちなノースリ×デニムの組み合わせも、つまり気味の首もとなら品よく見え、すっきりしたノースリーブとのバランスも良好。ブルーデニムと相性のいい色み=ネイビーの選択で洗練度もアップ。

ごくシンプルだけどキレイに見える、ハイネックやボトルネックのノースリ+デニムの組み合わせ。黒よりも軽く見えて、引き締まって見えるネイビーなら、ブルーデニムとはもちろんのこと、白やベージュボトムをはじめキレイな色のボトムとも好相性。




アクセいらずの「目を引く発色」でドレスアップ

ナイトアウトにもぴったりなオレンジ。伸縮性のある上質なリブによるコンパクトなシルエットも相まってブルーデニムを甘く、カッコよく。派手な色こそ「INできるコンパクト」でひかえめに。




「流れのいい素材感で」辛口な白

白で投入したい「やわらかく流れるような質感」のアイテム。背筋の伸びる白のテーラードジャケットもカーディガンのようにリラックスした見た目に。タンクトップとあせ色デニムにはおって、辛口かつ女らしい理想の仕上がり。




シックな色で・ゆるめなリゾート柄のシャツ

【「シックな色で」リゾート柄】 細身デニムの緊張感を和らげる、メンズライクなリゾートシャツ。テーパードのおすすめは、ヒップまわりとすその細さに差がつきすぎない形。ヒップからすそまで徐々に細く、まっすぐ落ちていくようなラインを選択。

細身デニムの緊張感を和らげる、メンズライクなリゾートシャツ。テーパードシルエットの中でもおすすめは、ヒップまわりとすその細さに差がつきすぎない形。ヒップからすそまで徐々に細く、まっすぐ落ちていくようなラインを選択すれば、脚も短く見えず、合わせる靴の幅も広がる。




キレイを邪魔しない白っぽい水色

【キレイを邪魔しない白っぽい水色】 頼れるのは好感度につながる「ほどよいゆるみ」をもたらしてくれるデニム。フェミニンな白ワンピースをドレスダウンするデニムも、白に近いブルーのあいまいなトーンで爽快に。

頼れるのは好感度につながる「ほどよいゆるみ」をもたらしてくれるデニム。フェミニンな白ワンピースをドレスダウンするデニムも、白に近いブルーのあいまいなトーンで爽快に。淡い配色に対して1点、手に持った黒キャップをアレンジすればワンピや白っぽいトーンの甘さを上手く引き締めてくれる。




+タンクトップは色にも素材にもぬくもりを

タンクトップの肌感はそのままに、ふんわりとしたやさしい質感のシャギーニットにチェンジ。明確にかわいい色は、失敗しない「デニムでカジュアルダウン」の法則にしたがうのが賢明。




「ゆるい白デニム」にコンパクトなトップスを

白では特に気になるヒップラインや、脚が太く見えてしまいがちな膨張感を解決してくれる「腰位置高めで・余裕のあるシルエット」。白の力みを抜いてくれる、バックベルトや大きめポケットをほどこした、ペインター風のデザインにも注目。白デニムにおける「美脚」は細さよりも長さを求めて。




ブルーデニムとヴィンテージ柄ドレス

シックな配色のまま心浮き立つ、街に似合う開放的なレイヤード。ブルーデニムと白いTシャツ、のように思い浮かぶ組み合わせが多いブルーデニム。その1つとしてとり入れたいのが、ヴィンテージライクな花柄のワンピース。冷静さを保てるモノトーンベースと、デニムを重ねるひと手間。その2つを押さえれば、ガーリーなドレスも味わい深く昇華する。




白と濃紺のコントラストで聡明なカジュアルに

白と濃紺のコントラストによって 辛口で聡明なカジュアルに▶  清潔感のあるこの2色は、ともすると「無難にさわやか」に終わってしまうことも。黒に近いダークネイビーなら、モノトーンさながらのシャープな印象。クロップド丈&ややフレアになったシルエットのデニムに、合わせるアイテム自体もジャケットでキリッと。

清潔感のあるこの2色は、ともすると「無難にさわやか」に終わってしまうことも。黒に近いダークネイビーなら、モノトーンさながらのシャープな印象。クロップド丈&ややフレアになったシルエットのデニムに、合わせるアイテム自体もジャケットでキリッと。




レトロな赤とレトロな色とデザインのデニム

色落ちブルーやインディゴと赤が好相性なのは定石。もう1つレパートリーとして、こっくりとしたネイビー・ほんのりフレアなハイウエストデニム・ややすそがフレアになったデニムで、シンプルだけど古き良き時代を感じさせる上品なデニムスタイルに。




「なるようになる」のもデニムのいいところ

【なるようになる】 シンプルな白とデニムという、究極に引いた組み合わせから、小物やアクセ、はおりなど、その時々の、気分と好みで盛っていくという楽しさ。説明不要の、そんなデニムの調整力に頼って「わがまま」な足し算を楽しんで。

シンプルな白とデニムという、究極に引いた組み合わせから、小物やアクセ、はおりなど、その時々の、気分と好みで盛っていくという楽しさ。説明不要の、そんなデニムの調整力に頼って「わがまま」な足し算を楽しんで。




華のある黒トップス

【華のある黒トップス】 ボリュームスリーブやフリルブラウスなど、どこか女っぽさが漂うトップスと合わせて甘辛スタイリング。スタンダードな色褪せブルーのデニムがトップスの主張をほどよくおさえ、気張った感じのなさを演出。

ボリュームスリーブやフリルブラウスなど、女っぽさが漂うトップスは「潔くデコルテが見えるデザイン」で抜け感を出すのが、甘くなりすぎず、すっきり見えるポイント。スタンダードな色褪せブルーのデニムがトップスの主張をほどよくおさえ、気張った感じのなさを演出。




赤と引き換えに他は極力シンプルを徹底

タックINして、肩にかけたスエットをおおって、赤の面積を微調整。プレーンな赤に軽さを生むために、デニムはムラのある色落ちしたブルーがベター。ピアスで女っぽさを引き上げ。




紺ブレ・デニム・かわいい白

デニムとジャケットを白でドレスアップ。紺ブレも柔らかく、ゆとりのあるシルエットにアップデート。ネイビーを基調とした品行方正な配色を軸にすれば、甘いブラウスも、エッジイなメタリックパンプスも甘くも強くもならない、均整のとれた仕上がりに。




黒のIラインの力みをゆるめる色褪せたデニム

黒のIラインの力みをゆるめる あせた黒のニュアンス▶  ヒザ位置を上げて見せることでスタイルよく見える、ゆるやかなセミフレアは、肌の出るサンダルやヒールのないシューズにも好バランス。

ヒザ位置を上げて見せることでスタイルよく見える、ゆるやかなセミフレアは、肌の出るサンダルやヒールのないシューズにも好バランス。ノースリーブをタックインして腰位置を高く見せつつ、全体をIシルエットでまとめれば、より脚も長く細く見える。




ハイウエストにトップスINして上から短めジャケット

デニムのくびれたハイウエストを生かして、腰から上はできるだけミニマルに。ショート丈のトップスを合わせて、腰から下を長く見せればよりスタイルのいい仕上がりに。股上を深めにとったハイライズなら、穿くだけで自然と脚長バランスを演出できる。




「かわいいノースリ」とブルーデニム

使い勝手より高揚感。そんな、着るだけで気分を上げてくれるトップスこそ夏オシャレの醍醐味。どんな甘さも受け止めてくれるブルーデニムの相棒に、キャッチーなデザインのブラウスを起用。シャープなノースリーブも相まって、可愛いとキレイが同居するシンプルで好感度の高い装いに。




白とベージュ配色で「普通でかわいい」カジュアル

時代を超えた王道の組み合わせも 白が主軸のニュアンスカラーで軽妙に▶  重さが削がれ、やさしさを物語る半面、ときに体型に影響するあいまいなトーンも折り目正しいベーシックアイテムなら意図せずメリハリが。白とベージュ、強弱がつく色の微差にも着目。

時代を超えた王道の組み合わせも、白が主軸のニュアンスカラーで軽妙に。重さが削がれ、やさしさを物語る半面、ときに体型に影響するあいまいなトーンも折り目正しいベーシックアイテムなら意図せずメリハリが。白とベージュ、強弱がつく色の微差にも着目。




ダンディなジャケット仕上げ

スキニーではない黒デニムは「真っ黒ではなくやや色落ちしたようなスミ黒」がベスト。女らしさを加えるなら足首の出る丈感と、ヒップにほどよくゆとりを持たせたハイウエストをチョイス。Tシャツ+デニムの何でもない普通の組み合わせも、ゆったりとしたジャケットを羽織った「シルエット」でシンプルだけど今っぽい表情に。




濃紺デニムでコクが増すマンゴーのような色

濃紺デニムでコクが増す マンゴーのようなカラーニット▶  日差しをたっぷり浴びた果実のようにジューシーな色こそ、あえてプレーンなトップスでそれとなくスタート。デニムをネイビーととらえた配色で上品な仕上がり。

日差しをたっぷり浴びた果実のようにジューシーな色こそ、あえてプレーンなトップスでスタート。デニムをネイビーととらえ、パキッっとしたコントラスト配色で上品な仕上がり。靴はイエローを薄めたような同系色のベージュを選び、バランスよく。




狙いはしなやかなブラウスと直線的なデニムのコントラスト

細かでさりげないフリルネックに、自然なプリーツが入ったフレアなそで先に対して、全体のシルエットはすっきりとしたIライン。着膨れして見えがちなレースやフリルのトップスは、そんな「部分的にボリューム感」のあるデザインがおすすめ。




短めトップスとスレンダーなロングジャケット

トップスは短く・アウターは長く。丈感にコントラストをつけてTシャツ・デニム・ジャケットのスタンダードなアイテムどうしの鉄板コーディネートにひと工夫。ジャケットはコンパクトなシルエットがお好みなら「丈は長め」を選ぶことが、今っぽく見せるポイント。




ほんのり色づくピンクでTシャツ&デニムを旬顔に

多種多様な服と相性がいいTシャツは、配色も着方の幅を広げるのも簡単。キレイな色も自然に・カジュアルにとり入れやすいのも魅力のひとつ。飾りは色だけ。デニムやフレアスカートなど見慣れたボトムにちょっと遊びを足したいときに最適。




スラックス風のレトロなブルーデニム

タンクやキャミ、首回りの開いた肌感のあるトップスと2枚ひと組でまといたい「羽織るブラウス」を合わせて。透け感をともなったエアリーな質感に、レトロな色合いのデニムがお似合い。股上深めのハイウエストなら、ヒップまわりも締めつけずにスタイルよく仕上がる。




白トップスとパール。デニムを引き上げる白のリンク

ソックスではなくあえてストッキングを仕込んだ女っぽさも、ダメージデニムとならいいギャップに。合わせた白のスエットでさえ品よく、好感度高く映す「パールピアス一粒の威力」を再確認。足元にもゴールドパンプスを差してさりげなくドレスアップ。