参考にしたいオシャレな人が「好きで集めているもの」にこそ、ムードをつくるヒントが隠されていそう。そこで、彼女たちを形づくる”好き”を紐解くため、愛してやまないアイテムの数々とともにルールやニッチなこだわりをインタビュー。それぞれの集める理由や方法を深掘ると、ファッションスタイルにもつながる考え方が見えてきた。
【SPECIAL MEMBERS】
モデル兼デザイナー・井手祐来さん(@yukikokubu)、オーストラリア在住・Mariさん(@_marikoz)、会社員・nanamiさん(@a_code7)、スタイリスト・玉木さん、販売員・MAIさん(@maai0528)、ゼネラルマネージャー・郡山みなみさん(@ko373_linc)、会社員・YUKOさん(@sunatch0304)、スタイリスト・船戸さん、ショップオーナー・MAYAさん(@mymy_sr03)、主婦・manaさん(@hmnr.s)、フォトグラファー・磯部昭子さん(@akikoisobe)、ヘアスタイリスト・maoさん(@wit_mao)、フラワースタイリスト・守屋百合香さん、RIM.ARK PR・草野桜子さん(@sakurako_kusano)、会社員・miyuaさん(@.miyua)、会社員・kuさん(@olive_10383)、スタイリスト・塚田さん、会社員・まいさん(@tokyogirl_decor)、アパレル販売員・仁藤はるかさん(@nito_haruka)、ディベロッパー・minaさん(@mina_h0818_)、主婦・吉居麻衣さん(@maiyo29)、エディター・小林 文さん(@kobayashi_bun)
幅広く対応できるよう「ロープライスのものをサイズ違いで」
「数年前に店頭で見つけ、何の気なしに買ったGUのスウェットがあまりに使い勝手がいいので、毎年買い足しては秋冬のスタメンとして大活躍しています。肉厚な生地、シンプルなデザイン、絶妙なカラー……と自分がスウェットに求める条件をすべてクリアした逸品。その日の気分や目指したいシルエットにあわせて使い分けられるように、気に入ったデザインのものはサイズ違いやカラー違いで購入しています」(モデル兼デザイナー・井手祐来さん)@yukikokubu
「ブラウンから幅を広げて気分転換」
「流行に便乗して購入したカラーマスカラが今や定番に。変化が欲しいときの印象操作にうってつけ。その日の予定や服、気分に合わせてニュアンスの違いを楽しんでいます。全体の統一感や服になじむことが選ぶときのポイントでブラウン系の暖色カラーを中心に収集」(オーストラリア在住・Mariさん)@_marikoz
「同じ色の中でも選ばれたこの青」
「ここ数年、ブルーによく目がとまり、気がつくとたくさん集まっていました。服も小物もライトブルーやロイヤルブルーといった色よりパキッとした彩度の高いものに惹かれます。単調になりがちな冬の装いにも一点投入するだけでアクセントに。」(会社員・nanamiさん)@a_code7
「1点ものの特別感」
「ピンバッジにハマり中。ヴィンテージショップをめぐってたくさん集めました。夏はタンクトップにつけてアクセントに。これからの時季はデニムジャケットにつけたいと思っています」(スタイリスト・玉木さん)
「黒の中でもマイナーチェンジ」
「どんなスタイリングにも例外なくハマるオールマイティさを頼りにバッグは黒に統一。その日着る服によってバッグをかえたとしても、全体のまとまり感は約束されているからコーディネートが組みやすい。同じ黒の中でもデザインや形の違いでイメージが変わり、その微妙な変化を楽しんでいます。」(販売員・MAIさん)@maai0528
「育てがいと集めがい」
「夫の仕事の関係で、わが家には植物がたくさん。毎日のお手入れの中で、成長を感じられると心がなごやかになり、安らぎを与えてくれます。空間に合わせてポットをかえたりインテリア感覚で楽しんでいます。この子の隣にあの子を置きたいな〜と想像するうちにどんどん増えていきました。」(ゼネラルマネージャー・郡山みなみさん)@ko373_linc
「納得のカラバリ買い」
「キャッチーな配色にひとめボレして集め始めた「MAISON SPECIAL」のレースブラ。身につけているときだけでなく、クローゼットを開くたび気分が高まりまさに眼福。見た目以上に、つけ心地がとてもいいのでベーシックな色も買い足しました。暖かくなったらシアートップスとレイヤードしたい。」(会社員・YUKOさん)@sunatch0304
「好きな色をコレクション」
「ブランド問わず、パープルを収集。ペディキュアで楽しむことが多いです。ハンドネイルはナチュラル派なので、塗るときは色づきが薄く、はがれやむらが気にならないラメやシアータイプを」(スタイリスト・船戸さん)
「小さな部分はテーマを決めて」
「靴下も服と同じ熱量でコーディネートするのが自分的ルール。見える面積が少ないからこそ遊べるので、ついラブリーなものばかり買ってしまいます。なかでも、「靴下屋」のものはデザインが豊富なうえ、高品質で長もちするので定期的にチェック。とくにハート柄には心躍ります。」(ショップオーナー・MAYAさん)@mymy_sr03
「好きが高じてシリーズ持ち」
「“adidas”のスニーカーにハマっていて、とくにsambaシリーズはスタイリングに合わせやすく、どんな服にもなじむので多色買いしています。スポーティなのにカジュアルになりすぎずほどよく引き締めてくれるところがお気に入り。コラボも複数出ているので、まだまだ集める予定。」(主婦・manaさん)@hmnr.s
「オブジェとしてリップを収集」
「化粧品売り場に行くとコスメの色や質感よりもパッケージをチェックしているほど、コスメのプロダクトフェチです。とくに、リップグロスのパッケージはこの小さいサイズの中にまだまだ無限の可能性を秘めていて新しい素材や形のものを見ると手にとらずにはいられません」(フォトグラファー・磯部昭子さん)@akikoisobe
「美脚見えする韓国デニムが好き」
「韓国の女の子たちのデニムスタイルが大好き。美脚に見える形が多いので、渡韓したらデニム探しがお決まり。弘大を中心に理想の1本に出会うまでお店をめぐります。」(ヘアスタイリスト・maoさん)@wit_mao
「飽きの来ないかわいさ」
「コンパクトな見た目の黒小物が好きで、財布や時計、カメラもみんな小さめ。ミニバッグはアイウエアブランド“BLANC”のもの。正面のポケットがサングラス入れになっているんです」(スタイリスト・船戸さん)
「オシャレのモチベーションを上げる空間づくり」
ボルゴ デレ トヴァーリエ フリルナプキン 各 2,970円/ASAHEI 「見せたくないところを隠しながら、空間に彩りを与えてくれるリネンナプキン。イタリアブランドならではのカラーやリネンの質感が絶妙で何色も買ってしまいました」(フラワースタイリスト・守屋百合香さん)
「カーテンがわりにサボテンを並列」
「食卓の上に棚を置き、多種多様のサボテンを窓に沿うように飾っています。日がよくあたるところだから植物には最適!と思い、この場所に並べましたが、外からの目隠しとしても力を発揮。サボテンは高さがあるのに細身だから、見た目もすっきり。」(RIM.ARK PR・草野桜子さん)@sakurako_kusano
「壁紙にあわせたアイテム選びを重視」
「グレーの壁紙に合わせて、グレイッシュなモノトーンカラーで「モルタル調の壁」に全体の雰囲気を統一しています。ライトも部屋のトーンになじむシルバーに。ベッドカバーは無印良品とIKEAのもので、猫も一緒に寝ているのでなるべく毛がつきにくいサラッとした素材を選択」(会社員・miyuaさん)@.miyua
「着がえるように塗りかえたい」
「“rihka”は、新たなプロダクトが発売されるたび、その世界観に魅了され、ついつい集めたくなってしまいます。とくにネイルポリッシュは絶妙なくすみカラーやシアー感、つやめきがまさにパーフェクトでふと立ち止まってうっとりと爪を眺めてしまうほど。コーディネートの一部としてとけ込みます」(会社員・kuさん)@olive_10383
「気分に合わせて色選び」
「荷物が少ないタイプで、いつもバッグが小さいため、飲み物はそのまま持ち歩くことも。見せてもかわいい“ハイドロフラスク”のボトルを、その日の気分に合わせて使っています」(スタイリスト・塚田さん)
「配色が絶妙な北欧ブランド」をこまめにチェック
「寝具もやっぱりカラフルなものを選びがち。ストライプやパイピングデザインに惹かれたベッドカバーと枕カバーは、H&M HOMEで購入。スウェーデンブランドらしいポップな配色のアイテムがそろっているので、こまめにサイトをチェックしています」(会社員・まいさん)@tokyogirl_decor
「ルーティン化する色と柄」
「お祝いとしてプレゼントしてもらった“TEKLA”のタオルがすっかり気に入り、自分でも買い足し続け、着々と集まってきています。重ねて置いたときのバランスを意識して配色や柄をあえてバラバラに収集。気分次第で“今日はコレ!”と決めて均等なサイクルで使うのがマイルール。」(アパレル販売員・仁藤はるかさん)@nito_haruka
「器と思い出はワンセット」
「器の奥深さにほれ込み、休日に合羽橋道具街などのお店を見て歩いたり旅先での記念として購入しているうちに食器棚に入りきらない量に。より理想を追い求め、自分で作るようになってからはキッチンの下の棚まで器であふれ返っています。料理によって使い分けるのが楽しい。」(ディベロッパー・minaさん)@mina_h0818_
「実験感覚で効果を模索」
「髪のダメージが気になり、どうにかしたい一心であれこれ試していく中でたどり着いた「OLAPLEX」。髪の悩みによって選べ、その時々の状態に効果があるものを購入していくうちに増えていきました。週1のケアで効果が絶大なので全幅の信頼を置き、今やラインづかい。いろんな組み合わせを試し中」(主婦・吉居麻衣さん)@maiyo29
「家族分の“好き”を壁に集約」
「壁一面の大きな本棚には、仕事に使うデザイン本や雑誌、夫の漫画や料理本、息子の絵本……など家族全員分のありとあらゆる本たちが収納されています。ただ収納するだけでなく、ポスターや花瓶、かごなどをディスプレイしてインテリアの一部としてリビングの顔となっています。」(エディター・小林 文さん)@kobayashi_bun