厳しい寒さをともに乗り切るダウン。そう多くは持てないからこそ、納得のいく1着を吟味したい。そこで判断基準となるのは、プロ目線からの確かな口コミ。防寒性、見た目のよさ、着回し力など。裏づけをもとに厳選された精鋭を一挙公開!
「どんな服にも似合う」着なくならないための着眼点
圧倒的なぬくもりが得られる一方で、アウトドア感のある見た目を苦手に感じる人も多いはず。そんな懸念点を払拭し、手持ちの服ともなじむポイントを、スタイリスト・船戸 唯さんのコメントとともに解説。
(スタイリスト・船戸唯さん)
カジュアルなのに品よく、キレイめなのに親しみやすい、絶妙なさじ加減のコーディネートで支持を集める。
Sea Room lynn
「愛嬌をもたらす柄とボリューム」

「飾り気がありつつ、モノトーン&柄が大きすぎないからデニムにもキレイめなボトムにも合わせやすい。すっきりとした短め丈で大人っぽさも。」(スタイリスト・船戸さん)
ステッチレスのさらりとした生地感で、アウトドア感なく着られるダウン。すそのドロストを絞ると、ころんとしたフォルムが強調され印象操作も容易い。そでをはずせばベストに変化。
L.L.Bean
「黒に差がつくコーデュロイ」

「ダウンの気どらない雰囲気はそのままに、シャリッとしたナイロンとはまた違う、落ち着いた雰囲気のコーデュロイ。普遍的な無地の黒が新鮮に。」(スタイリスト・船戸さん)
アーカイブからインスパイアしたクラシックなデザインと先進のダウンテック™ダウンの機能性を融合した、老舗アウトドアブランドの実力派。洗濯機で洗える扱いやすさもポイント。
UNIQLO
「グレーとブルーの間をとった色」

「目新しさはあるのに発色自体は大人しいくぐもった色みは、落ち着いた雰囲気で着やすそう。フードのないスタンドカラーでよりスマートな雰囲気に。」(スタイリスト・船戸さん)
軽くあたたかい750フィルパワー以上のプレミアムダウンを詰め込んだ1着。「パウダーソフト」と名付けられた、さらさら&もっちり質感の表生地は小雨程度なら難なく弾く撥水加工つき。
SLY
「バランス上手なショート丈」

「脚長効果をねらえるだけでなく、ワイドパンツやフレアスカートなど、ゆったりとしたボトムとでもメリハリがつけやすい。膨張しらずな1着です。」(スタイリスト・船戸さん)
クロップト丈で着られる軽量パファージャケット。大きなフードを取りはずし、短丈のスタンドカラージャケットとしても使える2WAY仕様。
MUJI Labo
「凹凸がないから辛口に装える」

「ステッチによる凹凸がないだけでカジュアル度は軽減。高さのあるネックラインや、適度なハリ、だぼつきのないシルエットでいっそうハンサムに。」(スタイリスト・船戸さん)
高水準な750フィルパワーの羽毛を使用。3層構造の生地がダウンの吹き出しを軽減。パーツによってダウン量を調整することで、あたたかさを保ったまま着ぶくれして見えないキレイなシルエットを実現。
Ungrid
「穏やかなピスタチオカラー」

「首からお尻まですっぽりと包み込める丸みとふくらみ。さらにこの無骨に見えないやさしいグリーンが新鮮。ダウンでも重く見えず、リアルに購入。」(船戸さん)
ボリューミィなシルエットながら、中綿で軽やか。首元とポケットの内側にはフリース素材を使用しさらに着心地よく。スムースなナイロン生地で品のいい見た目に。
Spick&Span
「濃厚ブラウンがクラシック」

「黒ほど無骨に見えず、どこか女性らしいエレガントな雰囲気。クラシックなムードもまとえて、カジュアルにまとめても品格のある仕上がりに。」(スタイリスト・船戸さん)
正方形に区切られたダウンポケットにより膨張感を軽減。潤いを感じる表生地のシャリっとした質感が、野暮ったさなくブラウンアウターを使える秘訣。撥水機能つき。
TODAYFUL
「気どらないワッシャー加工」

「ナチュラルなシワを生むワッシャー加工でラフな印象に。なつかしい渋色のギンガムチェックと相まってボリュームのあるダウンが親しみやすく。」(スタイリスト・船戸さん)
着るとぷっくりとしたボリューム感かつコンパクトなシルエット。落ち着いた色・柄のおかげで、幼さなく大人の可愛らしさで装える。冷気をシャットアウトできる、首元をしっかりカバーするスタンドネック。
MOUSSY
「のぞくボアがアクセント」

「えりの裏側と前立ての裏側部分がボアに。フロントをぴっちりと閉めても、表情が生まれてのっぺり感を回避。さわやかなブルーも印象的です。」(スタイリスト・船戸さん)
自然と抜けが生まれるアイスブルーベースのおかげで着込んでもバランスがいいまま。えりを倒してキャメルボアを見せるとよりエレガント。そで口は伸縮性のあるゴムに。
REMI RELIEF×HER.
「モードに装えるコクーン型」

「ひざまで届くすそすぼまりの贅沢なロング丈とアシンメトリーのフロントデザインが効いた一筋縄ではいかない黒。羽織るだけで洒落た装いへ。」(スタイリスト・船戸さん)
まるで寝袋に包まれるような防寒性に関わらず、広がらないすそのおかげで着ると意外にもすっきり。ややゆとりをもたせたネックが、寒く見えないボリューム感と余裕のあるたたずまいを両立。すそ側からも開閉できるWファスナー仕様。
upper hights
「真っ白よりも着やすいベージュ」

「落ち着いたトーンにより、明るいカラーを緊張感なくまとうことが可能。合わせる色を選ばず使えるからワードローブの即戦力として活躍。」(スタイリスト・船戸さん)
明度の高い色みに加え、つやめくナイロンがいっそうの軽やかさを演出。撥水性能をもつ生地には特殊加工がほどこされ、上品なしっとり感とラフなドライ感が両立するちょうどいいあんばいに。
A LEATHER
「風格が増す本格的な黒レザー」

「あえて軽さは求めず、色も素材も重厚にしてスタイリングに箔をつけるのもひとつの手。着るほどになじむカウレザーなら育てる楽しみも味わえます。」(船戸さん)
大判の国産牛革を国内でなめしやわらかく仕上げた上質素材。700フィルパワーを誇る河田フェザーのリサイクルダウンを使用。裏地にはフライトジャケットにも使われる高強度のナイロンツイルを搭載した本格派。
「ダウンでキレイめ」が完成する実例集
アウトドア感が出てしまいがちなスポーティなダウン。無理に着こまずとも防寒性の高さは申し分ないから、残るはキレイに見える選びや合わせ。アイテム自体のシルエット、その形を生かした組み合わせで、ダウンを都会的に装うコーディネート実例をラインアップ。
ショート丈=すそを絞れる首元高め

前をしっかり閉めて、アウターというよりトップスのように着てみる。フードもすそもしぼって丸みを持たせ、タイトスカートとのメリハリを。スポーティ感が気になるならば、ターバンやツヤありブーツでレトロに盛り上げる着方もあり。
ハンパな丈=同じ色の1枚系とともに

ダウンコートのメンズっぽさは、白で統一すれば上品なくずし役として作用。ハンパな丈感のコートは、同色のワンピースと合わせるとかえってウエスト位置が目立たず、縦に長い印象だけを残せる。
ロング丈=やさしく見えて大人っぽい「ベージュ・ブラウン」

重たさが気になるロング丈は、縫い目のないシームレスデザインで極力すっきり見える選びを。コートのようにウエストを絞れるコードつきなら、スマートにウエスト―マークもかなう。
澄ました顔で暖をとれる「シャツタイプ」

ダウンながらキレのいいシャツのデザイン性とベロアワンピースの落ち感で膨張見えを回避。密着度の高いブラウンタートルも仕込んで、色でもあたたかさを補えば完璧。
パステルカラーでドレスダウン
黒のワンピースに、さらに黒コートは強すぎるから。あえて真逆のぷっくり丸いシルエットの白みがかったパステルブルーを選択。ダウンの可愛げが功を奏し、ドレッシーな質感がやわらいでちょうどいいあんばいに。超軽量生地ながら丈夫で破れにくいという、可愛い見た目をいい意味で裏切る本格派。
ひかえめフレアの「ドレスのような黒」

一見ダウンとは反対に位置する、ドレッシーなレザースカートとも波長が合う、長くふくらむ黒のインパクト。中はほぼ隠れるから、合わせる服に悩んだときも羽織るだけでエレガントなルックスが成立。
本格ダウンとつり合いがとれる「ドレッシーなスカート」

迫力のあるダウンジャケットに、ドレッシーなキラキラをぶつけてお互いの主張を中和。シルエットを整えるように華奢なヒールブーツを添えることで、ダウンでもだぼっと見えないレディな仕上がり。
ダウンらしからぬスマートさ

ロングコートというよりシャツワンピース感覚で軽やかに着られる、長い丈のダウンコート。えりやそで口にはダウンを入れずコンパクトに仕立てることでアウター感が薄まり、室内でも羽織ったままでいられるスマートさに。すその両サイドにある深いスリットのおかげで、足さばきも良好。
思い切りのいい愛らしさ

着るだけでシンプルな服も盛り上がる総柄のダウンコート。ベースカラーのネイビーとなじみのいいライトグリーンの小花柄。小さく散らばっていることで派手になりすぎず、すぎない華やかさを獲得できる。スタイルを気にせず着られる、ふっくらボリューミィなシルエット。
トップス感覚で「カラーダウン」

寒いからダウン、というだけでなくオシャレしたいからダウン。そんな目的に応えてくれるのが、カラーニットを選ぶように気楽にまとえるショート丈。薄づきのパープルも、軽快なショート丈なら合わせるボトムで悩むこともなく、トップス気分でまとうことも可能。
飾れる柄スカートが活躍

白ダウンの前を閉めて、トップス風に着方をアレンジ。コンパクトかつスポーティな白に華を添えるドット×フレアスカート。全身を白黒でまとめれば、柄の主張もすぎない女性らしさに落ち着く。
黒のダウンをシックに着るなら「レザー風の風合い」を

エコレザーによるつやめきで、ふつう以上のカジュアルに更新。細身のパンツやヒールなど「ダウン以外はキレイめ」でモダンに。あえてパンプスに白ソックスを添えて、足元はお行儀よく。
いつもの黒に重ねるだけ

プレーンな黒にはおるだけでさまになるロング丈のビッグダウンコート。ラフな風合いだから淡いピンクで全体を包み込んでも、ひかえめなかわいげに落ち着く。
コンパクトだからワンピースにも浮かない

よくあるフードつきのダウンだと、ドレスに重ねてはちぐはぐになる恐れも。ダウンだけが浮かないようショートブーツも黒でリンク。ざっくり編みのマフラーは、なごませ役として採用。
スラックスと合わせてジャケットライクに

きちんと見えるスラックスと合わせて、ジャケットのようにさらっとハンサム。丈の短さを生かしたタックインで、着ぶくれしがちなダウンでも簡単に脚長バランスを構築。
ダウンの立体感で暗い配色にメリハリづけ

グレー×ブラウンの渋いダークトーンに、コクのあるブルーで深みを上乗せ。ダウンのボリューム感が功を奏し、ダークトーンで統一しても単調にならない。服に重量感があるため、足元はスリムな黒ブーツでほっそりと。
色はやんちゃに「形はエレガント」

ブルゾン&ロゴトップスの直球でスポーティな重ね着を、中に着た黒のリブニットで大人っぽく。サテンスカートでわかりやすく甘さを加えれば、上半身のストリート感をほどよく打ち消せる。
「そではなくして」飾るようにダウンベスト
コートの中にも仕込めて、ベーシックなトップスやワンピースの飾りとしても生きるダウンベスト。キレイな服のアクセントとして使える、素材感や色の選び方を実例とともにご紹介。
ワンピースの単調さを払拭

黒ニットワンピ―ス(WEB限定) 17,600円/SLOBE IENA(SLOBE IENA 自由が丘店) ダウンベスト 33,000円/SIERRA DESIGNS(アリガインターナショナル) ダウンコート 57,200円/WILD THINGS(インス) ブーツ 31,90 0円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
長そでのダウンコートに、そでも丈も短いダウンベストをレイヤード。同色だから以外にもなじむ、デザインのようになりすましたボリュームでぬくもりと洒落感を両得。マットなコートとシャイニーなベストの質感の微差がもたつきを抑制。2種類のダウンの存在感には、体の線を細くイメージさせるうれしい視覚効果も。
羽織るだけで着くずしも上手くいく

ワンピースなどくずしがいのある、キレイな服を手軽に・あったかくドレスダウンできるダウンベストは、黒と白などカラバリがあると便利。
黒好きに似合う「真っ白のダウンベスト」

タイトなニットとフレアスカートの好感度の高い黒に、立体感をもたらす白ダウン。ときにカジュアルすぎるダウンも、白っぽいベージュとのモノトーン軸なら洗練された印象。
「トップスに同化させて」ALLイエロー

デザイントップスのように見える、ニットとダウンのワントーン。スポーティなテイストならカラフルなアイテムもとり入れやすい。
「コートに同化させて」モノトーン

ツヤとボリュームをしのばせて見慣れたチェスターに遊び心を。コート全般がオーバーシルエットが旬の今「その中に仕込む」ダウンベストがちょうどいい。ダウンといえばのノースフェイスで使える黒なら間違いなし。
ふっくらしたベージュで親しみやすく

上下白にも浮かず、品を残しながらカジュアルダウンできるベージュのダウンベスト。黒ほどコントラストがつきすぎず、色んな色によくなじむ万能アイテム。
